鉄砲木ノ頭(明神山)、三国山、大洞山(積雪期)

鉄砲木ノ頭(明神山) 1,290.8m 三国山 1,328m 大洞山 1,383.4m(積雪期)

 山行情報

山行日       2005年2月22日(火) 快晴

山頂所在地/山域  山梨県/丹沢山地

アクセス/出発地  車/山中湖旭日丘駐車場 東電寮入口バス停〜山中湖旭日丘駐車場

行程詳細      山中湖旭日丘駐車場(7:18-7:23)→ 旭日丘バス停(7:25-7:29)→ (富士急行バス)→ 東電寮入口バス停(7:32-7:40)→
          パノラマ台(8:17-8:35)→ 鉄砲木ノ頭(明神山)山頂(9:22-9:55)→ 三国峠(10:14)→ 三国山山頂(10:42-11:42)→
          ズナ坂峠(11:58)→ 楢木山山頂(12:15)→ 大洞山山頂(12:53-13:03)→ アザミ平(13:50-14:00)→
          篭坂峠(14:58)→ 山中湖旭日丘駐車場(15:25)

所要時間      行動時間:5時間39分 休憩時間:2時間23分 合計:8時間02分


 山行記録

7:18 山中湖旭日丘駐車場に到着。

7:23 山中湖旭日丘駐車場を出発。

7:25 旭日丘バス停に到着。

7:29 旭日丘バス停を出発。

「道志小学校」行きに乗る。乗車客は誰もいなくて貸し切り状態だ。

7:32 東電寮入口バス停下車。小休止。

靴ひもを締め直す。氷点下10度の空気の中、雪原越しに見る富士山はとても大きく美しい。

7:40 東電寮入口バスを出発。

道路を渡り脇道に入り、すぐに指導標を左に入る。降雪後誰も通っていないバージンスノーを踏みしめて進み、途中の指導標にそって右に入り、民家の前を通り過ぎる。しばらく広くゆるやかな尾根道を歩くが、ラッセル状態で歩き難い。車道に出て右に進み左にカーブした先にパノラマ台がある。

8:17 パノラマ台に到着。小休止。

駐車場の右にトイレ、左に2組のベンチとテーブルがある。富士山から山中湖、そしてその遙か遠くに南アルプスの山々が見える。

8:35 パノラマ台を出発。

駐車場の奥から続くカヤトの登山道に入る。見上げた先には鉄砲木ノ頭が丸いピークを見せる。
踏み跡は明瞭だが最後の降雪からは踏まれた後が無い。やはり時折膝まで埋もれることがあり、スパッツを着ける。
カヤトの中から富士山を撮影するが、積雪で埋もれていて今一つ雰囲気が出ない。

鉄砲木ノ頭(明神山)山頂

9:22 鉄砲木ノ頭(明神山)に到着(写真上)。小休止。

とにかく広く、ほぼ360度の眺望はパノラマ台以上だ。雪の下は芝生だろうか。ほぼ中央に山中湖諏訪神社奥宮があり、その右奥に山頂を示す指導標がある。撮影しているとスキーを履いた3人のパーティが上ってきた。

9:55 鉄砲木ノ頭(明神山)を出発。

指導標から右のカヤトの間を下る。眼下には三国峠が見えている。しばらく潅木とカヤトの入り交じった登山道をひたすら下る。
山梨県と神奈川県の県境の三国峠に降り立ち反対側の斜面を上り返すと、一転冬枯れの樹林帯が続く。静かだ。
背後には木立の間からは、先ほど下ってきた鉄砲木ノ頭が見えている。

三国山山頂

10:42 三国山山頂に到着(写真中)。昼食。

小広い山頂だが、ブナなどの木立に遮られ展望はほとんどない。小さな簡易ベンチが2台あるが、不思議なのは立派な指導標のほかに個人が立てたと思われる指導標があること。2つあってもね。

11:42 三国山山頂を出発。

冬枯れの樹林帯の中にほとんど平坦な尾根道が続く。

11:58 ズナ坂峠に到着。

地形図やガイドブックではズナ坂峠となっているが、指導標には「づな峠」とある。どちらが正しいのだろう。また、左右に登山道が続いているはずだが、雪原には踏み跡はない。ほとんど平坦な道が続いた後、ゆるやかな上りとなりピークに立つ。
1本の木に「ごんぐのベンチ」と書かれた木片が取り付けられている。失われた自然の回復を願うといった内容なのだが、それはここだけの話ではないだろう。後でわかったのだが、この辺りが楢木山のようだ。指導標のようなものは全くなく気付かずに通り過ぎてしまう。
時折急坂を交えて下った後、上り返す。

大洞山山頂

12:53 大洞山山頂に到着(写真下)。小休止。

今日の山行ではここが最高点なのだが、木立に囲まれ展望はほとんどない。

13:03 大洞山山頂を出発。

下り切ったコルが明神峠のようだが、それを示すものは何もなく知らずに通り過ぎてしまう。上り返し地形図上の1366のピークからは、広い尾根を富士山や愛鷹連山を見ながらゆるやかに下る。植生回復の保護区を過ぎる。

13:50 アザミ平に到着。小休止。

左に畑尾山、角取山方面への登山道が続くが、雪面に踏み跡はない。

14:00 アザミ平を出発。

積雪でV字(U字ではない)になった登山道が続き、対向者が来たらすれ違いもできないほどに狭い。Vの底に足を置かないと深い雪に潜り込み、しかも時折覆いかぶさるように伸びる木の枝が前を遮り歩き難い。
V字の道が終わる頃、左に地形図にはない畑尾山、角取山方面への分岐を見送る。篭坂峠の示す指導標を左に折れ、墓の間を進むと車道に出る。

14:58 篭坂峠に到着。

バスの時間までは30分以上あるため、旭日丘交差点まで歩くことにする。ほぼ2kmで30分ほどだろうか。

15:25 山中湖旭日丘駐車場に到着。


 感想

大洞山へ向かう途中の下りで雪に足を取られ転倒してしまった。ホンの一瞬の間に、左手の指が雪面に着いて逆に反っている感覚が伝わってきた。やばい、折れるかも知れない!脳裏をよぎるが、さいわい何でもなかった。その時は確かに痛みはあったもののストックは握れるし、外観も何の変化もなかった。念のために数分雪で冷やしてもみた。翌日は中指がかなり腫れた。。。初めての本格的な(?)ケガである。
三国山から篭坂峠まではあまり歩かれていなかった。特に大洞山から篭坂峠の間は当日は篭坂峠からの登山者1人の踏み跡しかなかった。