天狗岳

天狗岳 2,646m

 山行情報

山行日       2005年9月3日(土) 快晴

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/唐沢鉱泉駐車場 西尾根登山口から周回

行程詳細      唐沢鉱泉駐車場(7:10-7:50)→ 西尾根登山口(7:52)→ 唐沢鉱泉分岐(8:40-8:45)→ 第一展望台(9:18-9:25)→
          第二展望台(10:06-10:26)→ 西天狗岳山頂(11:01-12:11)→ 東天狗岳山頂(12:27-13:00)→
          黒百合ヒュッテ(14:17-14:27)→ 渋の湯・唐沢鉱泉分岐(15:06-15:11)→ 西尾根登山口(16:05)→
          唐沢鉱泉駐車場(16:07)

所要時間      行動時間:5時間47分 休憩時間:2時間30分 合計:8時間17分


 山行記録

7:10 唐沢鉱泉駐車場に到着。

途中からダート走行になるものの、比較的フラットで全く走行に問題はない。駐車場は12,3台は止められそう。

7:50 唐沢鉱泉駐車場を出発。

ロッジの前を右に入る。直進すると黒百合ヒュッテ経由となる。すぐに「西尾根登山口 しゃくなげ橋」と書かれた標識に従い橋を渡る。
しばらくは鬱蒼とした雑木林の中、苔生した岩がゴロゴロしている登山道を上る。その後も鬱蒼とした雑木林は変わらず、登山道は小さく斜面をジグザグに上り天狗岳から延びる尾根に辿り着く。

8:40 唐沢鉱泉分岐に到着。小休止。

8:45 唐沢鉱泉分岐を出発。

尾根上の登山道はゴロゴロした岩は少ないものの、木の根の張り出しが凄くて足元には注意が必要だ。

9:18 第一展望台に到着。小休止。

道標があるものの、文字がかすれて辛うじて第一展望台と読める。とは言うものの、展望はそれほど良くない。
この日は霞が掛かり見通しは悪いが、天気が良ければ茅野や諏訪の街並みや南アルプスの最北端が望める。

9:25 第一展望台を出発。

やや急登からゆるやかな上りの後、突然前方が開けた岩場に出る。西天狗岳とその奥に根石岳が横たわる。
ハイマツの中ゆるやかに上り、ピークから少し下ると展望が開ける。

10:06 第二展望台に到着。小休止。

初めて先客に出会う。眼前には西天狗岳、右に青い小屋(根石山荘だろう)と根石岳からの稜線が連なる。

10:26 第二展望台を出発。

しばらくは下りが続くが、長めコルの後長い長い岩場が待ち受ける。途中西天狗ノ肩(八合目)の道標を過ぎ、さらに岩場を上り続ける。

西天狗岳山頂
東天狗岳山頂

11:01 西天狗岳山頂に到着(写真上)。昼食。

ハイマツに囲まれた割と広い山頂からは、東天狗岳を始めグルリと展望が望める。時々ガスが掛かるが雨の心配はなさそうだ。ここはすっかりと秋模様で、赤トンボが乱舞する。
引っ切りなしに登山者が訪れるが、込み合うこともなくノンビリと昼食を取る。

12:11 西天狗岳山頂を出発。

眼前の東天狗岳を目差してガレ場を急下りし、長いコルの後急登の上り返しとなる。ガレ場を過ぎると、ハイマツの斜面が広がる岩場となり山頂は近い。

12:27 東天狗岳山頂に到着(写真下)。小休止。

一面岩場の山頂からは360度の展望が望める。西に西天狗岳、東に海ノ口方面、南は根石岳から背後には八ヶ岳の山並みが連なり、北には尖った岩山から山中峠方面へと断崖が続く。残念ながら今日は引っ切りなしにガスが上がってくるためその雄大な景色を十分に堪能することができない。そのせいなのか、西天狗岳ほど登山者はいない。

13:00 東天狗岳山頂を出発。

岩場とガレ場の稜線を下り、中山峠への分岐を右に見送ると稜線から広い尾根を下る。さらにガレ場を下ると、しばらく岩場(溶岩地帯)が続く。
2つ目の池から両天狗岳を堪能し、左へ直角に折れ眼下に見える黒百合ヒュッテへと下る。

14:17 黒百合ヒュッテに到着。小休止。

テント場の先に中山峠への登山道が続く。4、5張りのテントあり。

14:27 黒百合ヒュッテを出発。

少し戻り道標に従って右へ進む。樹林帯の中、苔生した岩が転がる沢筋の道が続く。

15:06 渋の湯・唐沢鉱泉分岐に到着。小休止。

かなり歩いた気がしていたが、地図を見ると下山道の半分も来ていなかった。

15:11 渋の湯・唐沢鉱泉を出発。

沢筋から斜面をトラバース気味に進んだ後、涸れた沢を渡ると丸太の敷かれた道が続く。次第に里山っぽくなり、沢を渡ると林道のような広い道に出て間もなく唐沢鉱泉ロッジ前に出る。

16:07 唐沢鉱泉駐車場に到着。


 感想

とにかく展望が素晴らしい。。。と言いたいのだが、あいにくのガス。それでも一端は満喫できた。
全行程で岩がゴロゴロした道が続き、今までにはなかった山行になった。
下界はまだまだ夏真っ盛りだったが、山頂では赤とんぼが乱舞し初秋を感じさせてくれた。