三ッ峠山

三ッ峠山 1,785.2m

 山行情報

山行日       2005年5月10日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/御坂山地

アクセス/出発地  車/河口湖駐車場 三ッ峠入口バス停~あじさいハイキングコース入口

行程詳細      河口湖無料駐車場(5:50-6:15)→ 遊覧船・ロープウェイ入口バス停(6:19-6:22)→ (富士急行バス)→
          
三ッ峠入口バス停(6:34)→ 三ッ峠登山口(7:42)→ 御坂登山道入口(7:58-8:05)→ 御巣鷹山山頂(9:20-9:55)→
          開運山山頂(10:10-10:40)→ 展望所(10:55-11:10)→ 木無山山頂(11:15-11:20)→ 展望岩場(11:30-12:30)→
          送電線鉄塔(13:30-13:45)→ 霜山山頂(14:05)→ 天上山山頂(14:53-15:03)→ 河口湖無料駐車場(15:45)

所要時間      行動時間:6時間18分 休憩時間:3時間 バス移動時間:12分 合計:9時間30分


 山行記録

5:50 河口湖無料駐車場に駐車する。

平日でこの時間ではさすがにほとんど車はないが、それでも釣り人の車を見かける。
メモ帳とペンを忘れたことに気付き急いで近くのコンビニで購入。バスまでには時間があるのでユックリと準備にかかる。

6:15 河口湖無料駐車場を出発。

6:19 遊覧船・ロープウェイ入口バス停に到着。

6:22 遊覧船・ロープウェイ入口バス停乗車。

乗車客は1人、途中でも高校生だろうか1人乗り込んできたが登山者はいない。

6:34 三ッ峠入口バス停下車。

車道を横断し右の御坂道に入る。バスに乗る頃は空は雲に覆われていたが、陽が昇るにつれて青空が広がってきた。やがて瑞々しい新緑に混じって散り始めた山桜が目に付くようになる。

7:42 三ッ峠登山口に到着。

車が1台駐車していて1人の男性が準備中だった。ここまで数台の車が上がってきたはずなのに何処へ?
一応案内板を確認して分岐を左に入る。まだ舗装路が続くが、上部では笹道をショートカットする。

7:58 御坂登山道入口に到着。小休止。

さっきの謎が解けた。ここの方が駐車スペースが広いのである。ここにはトイレがあり、バス停からも1時間30分程度と休憩するにもちょうどよい。林道にはゲートがあり、登山道は右に続いている。

8:05 御坂登山道入口を出発。

ゲート横の三ッ峠登山道に入るが、最初はところどころにコンクリートの舗装が残っている。山桜の目立つ雑木林の中をジグザグに上って行く。
ベンチの先から登山道の左右にも踏み跡のある場所も見られるが、上部ですぐに合流する。次第に浮き石や轍がうねった道が続くようになる。
三ッ峠山荘への分岐を右に見送り、さらに富士見山荘手前の三ッ峠山頂への分岐も右に見送り、御巣鷹山方面に向かう。バイケイソウの群生が目立つ分岐を左の清八笹子方面(宝方面)に向かう。前方が開け電波塔の目立つ御巣鷹山が正面に、左には南アルプス、上るにつれ富士山も望めるようになる。途中宝方面の分岐を右に見送り山頂に至る。

9:20 御巣鷹山山頂に到着。小休止。

施設の回りを一周してみたが山頂を示すものは何もなく、北側の展望が望めるくらいだ。手前は清八山、本社ヶ丸で、遙か遠くに見えるのは金峰山や甲武信ヶ岳だろうか。

9:55 御巣鷹山山頂を出発。

往路を戻り分岐を左へ進む。NTT、FM富士、NHKの施設を過ぎると富士見山荘から開運山に至る急登の途中に出る。右に折れるとすぐ開運山山頂だ。

開運山山頂

10:10 開運山山頂に到着(写真)。小休止。

見慣れた景観が待っていたが、富士山の雪はまばらで美しさは今一かも知れない。

10:40 開運山山頂を出発。

地肌が露出し木の階段の続く急坂を下り富士見山荘の前を過ぎる。その先の分岐を左に進み、三ッ峠駅方面への下りを左に見送り、四季楽園の前を通り抜けると広い展望所に出る。その先の三ッ峠山荘前を抜け分岐を左に進むとベンチのある展望所がある。

10:55 展望所に到着。小休止。

開運山からの富士山の良いが、ここからも木無山から続く稜線が程よくオーバラップしてなかなか良い。この先の崖に岩場が突き出た部分があって、ロッククライミングの練習なのだろうハーケンが幾つも打ち込まれている。

11:10 展望所を出発。

笹の広がる平坦路を進むとすぐに分岐に出る。

11:15 木無山山頂に到着。小休止。

一面の御花畑を想像していたが、期待は裏切られてしまった。立ち入り禁止はいいとしても、花など何処にも咲いてなくて一面笹原なのである。また山頂とは言ってもただの分岐でしかない。

11:20 木無山山頂を出発。

一度は先に進んだが休憩できるような場所がなさそうなため先ほどの休憩場所まで戻る。

11:30 展望岩場に到着。昼食。

陽射しがもろに当たるが、眺めは抜群。

12:30 展望岩場を出発。

木無山分岐を左に進む。登山道らしい笹混じりの下り道が続くが、次第に浮き石混じりの急下りとなってくる。
雑木林の中ゆるやかに下った後、上り返して1582のピークに立つ。新緑の中満開のトウゴクミツバツツジが目立つ下りが続き、天上山まで1時間15分の道標を過ぎる。

13:30 送電線鉄塔に到着。小休止。

富士山方面は鉄塔がジャマになるが河口湖や西湖まで望める展望は良いし、フデリンドウやタチツボスミレ、スミレサイシン、ツルキンバイなどの野草が花を咲かせている。

13:45 送電線鉄塔を出発。

すぐ先で右は河口湖美術館方面、左は富士吉田市上暮地方面との登山道と交差する。ゆるやかに下って分岐を左に上ると霜山に至るが、分岐には道標がないため気に止めずに道なりに行くと通り過ぎてしまう。

14:05 霜山山頂に到着。

小さな木の道標があるだけで山頂らしくない。先の下りでイカリソウを見つける。しばらく下り鬱蒼とした保安林に入るとピーク(新倉山か?)を巻くように平坦路になり、山頂と思われる辺りに建造物が見える。
雑木林に変わり、湖畔下山道の道標を見送るとすぐに林道に飛び出す。林道を横切り雑木林を進むと分岐に出るが、カチカチ山ロープウェイの道標は微妙な方向を向いている。地形図で確認し左に上り、1151のピークを経て天上山に至る。

14:53 天上山山頂に到着。小休止。

山頂は展望はないが、ベンチと小御嶽神社を祀る祠がある。

15:03 天上山山頂を出発。

一気に下ると先ほどの分岐からの道と合わさり、すぐに廃屋のある開けた場所に出る。富士山の展望が良い。その先にカチカチ山展望台があり、観光客が眺望を楽しんでいる。その下にあるロープウェイの横からツツジが満開の階段をジグザグに下る。
あじさいハイキングコースとなっているが、下りはまだしも上りは相当きつそうだ。休憩舎を右に見て車道に出たら右に進む。ホテル水明荘の前の道を下り国道に出る。

15:45 駐車場に到着。


 感想

平日とは言え人気の山だからもっと登山者が多いのかと思ったが、出会ったのは数人。木無山からの下りでは誰にも会わなかった。
木無山周辺はお花畑と言うことらしいが、笹が一面を覆うだけでとてもそんなふうには見えなかった。
前回は表登山道を歩いたが、その時の苦しさに比べてかなり楽な山行だった。三ッ峠入口から山頂までの上りも、そんなに汗をかかずに上ってしまった。
今度は雪の有るときに来てみたいものだ。