塔ノ岳 1,491m
◎ 山行情報
山行日 2004年6月16日(水) 快晴
山頂所在地/山域 神奈川県/丹沢山地
アクセス/出発地 車/小田急秦野駅駐車場(南口側) ヤビツ峠~大倉尾根登山口
行程詳細 小田急秦野駅駐車場(南口側)(6:38-6:45)→ 秦野駅北口タクシー乗り場(6:50)→ (タクシー)→
ヤビツ峠(7:20-7:30)→ 富士見山荘(7:51)→ ニノ塔山頂(8:55-9:05)→ 三ノ塔山頂(9:20-9:40)→
烏尾山山頂(10:08-10:20)→ 行者ヶ岳山頂(10:38-10:45)→ 書策小屋(11:10)→ 新大日山頂(11:25-11:40)→
塔ノ岳山頂(12:15-13:35)→ 金冷し(13:48)→ 花立山荘(14:02)→ 小草平(14:33-14:38)→
駒止茶屋(14:56)→ 見晴茶屋(15:21-15:26)→ 大倉バス停(16:11-16:22)→ (小田急バス)→
秦野駅バス停(16:42)→ 小田急秦野駅前駐車場(16:47)
所要時間 行動時間:6時間12分 休憩時間:2時間55分 タクシー移動時間:30分 バス移動時間:20分 合計:9時間57分
◎ 山行記録
6:38 小田急秦野駅駐車場(南口側)に到着。
6:45 小田急秦野駅駐車場(南口側)を出発。
6:50 小田急秦野駅北口タクシー乗り場に到着。
4020円。運転手と話しがはずみ、退屈することはなかった。
7:20 ヤビツ峠に到着。
7:30 ヤビツ峠を出発。
車道を歩き富士見橋を渡るとT字路で、右に富士見山荘がある。前の菩提峠への林道に入り少し行くと、右手に登山道入口がある。
杉林の中の丸太止めの階段を登って行くと、10分ほどで林道を横切り、徐々に雑木林に変わる道を登る。しばらく展望のない道を登り続けると、突然周りの開けたガレ場に飛び出し、背後には大山が見られる。
8:55 ニノ塔山頂に到着。小休止。
山頂はそれほど広くないがベンチが6つも設置されている。展望は若干木立が邪魔なところもあるが、悪くはない。
9:05 ニノ塔山頂を出発。
秦野の市街が見渡せるコルへと一気に下り、丸太止めの階段を登り返す。
9:20 三ノ塔山頂に到着。小休止。
避難小屋のある山頂はかなり広く展望も良い。残念ながら霞が掛かり富士山を望むことができないが、これから向かう塔ノ岳への稜線や大倉尾根、大山などが雄大に広がる。
9:40 三ノ塔山頂を出発。
これから向かう烏尾山を左下に見て、北に向かって延びる山頂の端にある地蔵から、危険防止のクサリの張られた階段を急下降する。コルからはゆるやかにひと登りすると三角形の烏尾山荘の前に着く。
10:08 烏尾山山頂に到着。小休止。
山荘の周りにはベンチが多数あり、展望も良い。そよ風に吹かれて5月の日差しを浴びていると、下界の喧騒を忘れさせてくれる。
10:20 烏尾山山頂を出発。
稜線上を5回アップダウンを繰り返し、行者岳直下の急登をひと登りする。
10:38 行者岳山頂に到着。小休止。
狭い山頂からは東から南にかけての展望があり、歩いてきた烏尾山や三ノ塔を一望できる。
10:45 行者岳山頂を出発。
最初のクサリを難なく下り、登り返した先のクサリ場は多少てこずる。崩壊尾根の桟道を渡り、戸沢へと下る分岐のある政次郎ノ頭を過ぎ、丸太止めの階段をひと登りで書策小屋に出る。ゆるやかな稜線から次第に傾斜が増して新大日に着く。
11:25 新大日山頂に到着。小休止。
新大日茶屋のある山頂は狭く、樹林に囲まれ南東側だけ展望が広がる。
11:40 新大日山頂を出発。
雑木林の中を10分ほど進むと木ノ又小屋に着き、すぐ先で木ノ又大日(1396ピーク)に立つ。途中のなだらかなピークを越えるものの概ねおだやかな稜線が続く。塔ノ岳直下をひと登りして山頂南端に着く。
塔ノ岳山頂 |
12:15 塔ノ岳山頂に到着(写真)。昼食。
4月に鍋割山とともに訪れたときに比べたら登山者は数えるほどで、さわやかな風と餌を探しに来た鹿とともにノンビリと過ごす。残念なのはこの日も富士山は霞で見えなかった。
13:35 塔ノ岳山頂を出発。
樹林の中を丸太止めの階段を下る。鍋割山への道が右に分かれる金冷しから細い尾根を辿り、秦野市街を見渡せる花立のピークを越えると、鹿除けの柵が続く浮石の目立つ丸太止めの階段を下って行く。花立山荘を過ぎても両側に鹿除けの柵が続く浮石だらけの道をひたすら下り、いったんゆるむと右側にヒノキ林が続く。
茅場平で左に戸沢への分岐を見送ると、きつくなった傾斜をジグザグに下って行く。
14:33 小草平に到着。小休止。
堀山の家があり右は二俣へと続く。
14:38 小草平を出発。
堀山の家の横を通りゆるやかに下り、なだらかな943ピークを越える。駒止茶屋から階段の急下降が続き、ゆるむとベンチのある平坦な場所に着く。すぐ先の一本松を過ぎるとガレた道から木道と続き、丸太止めの階を急下降する。
15:21 見晴茶屋に到着。小休止。
建物が二つあり茶屋としては大きいが、名前とは違って見晴らしはない。横にトイレあり。
15:26 見晴茶屋を出発。
すぐに雑事場と呼ばれる分岐に着く。共に大倉への下りだが、右は611ピークのある大倉高原を経る。右に道を取り611ピークを右に見て進めば5分ほどで大倉高原山の家に着く。ここからの夜景は日本有数の夜景とあるように、秦野市外を一望できる。
南へ尾根を下り、途中から東へトラバースし大倉への道と合流する。しばらくはトラバース気味に進むが、やがて広い尾根を下り林道を経て大倉尾根登山口に着く。車道を少し行くと大倉バス停があり、左に秦野ビジターセンターのある秦野戸川公園、右に二俣方面への分岐道がある。
16:11 大倉バス停に到着。
16:22 大倉バス停を出発。
神奈川中央バス。
16:42 秦野駅バス停。
16:47 小田急秦野駅駐車場(南口側)に到着。
◎ 感想
登山で初めてタクシーを使い4000円強と痛い出費だったが、ヤビツ峠までの足を考えたら選択肢はないので仕方のないところ。表尾根の変化のあるコースや雄大なパノラマはタクシー料金の元を取って余りある。
さすがに平日は途中で出会う登山者もそうだが、塔ノ岳山頂でも数えるほどでノンビリと過ごせ、休日の喧騒はどこへやらである。
ストックの効用を知ったのが大倉尾根で、一本調子で下る場面ではかなり威力を発揮するように思う。ストックに分散するすることで足に掛かる負担がかなり少ないようで、変化の大きい表尾根を登り大倉尾根の急下降を歩いた割りには翌日の疲労感はそれほどでもなかった。