釈迦ヶ岳、黒岳

釈迦ヶ岳 1,641m 黒岳 1,792.7m

 山行情報

山行日       2004年12月11日(土) 快晴

山頂所在地/山域  山梨県/御坂山地

アクセス/出発地  車/釈迦ヶ岳入口付近路肩から周回

行程詳細      釈迦ヶ岳入口付近路肩(7:35-7:45)→ 釈迦ヶ岳登山口(8:07)→ ジョーリヌキデイラ(稜線分岐)(8:32-8:42)→
          釈迦ヶ岳山頂(9:20-9:55)→ 府駒山山頂(10:20)→ 日向坂峠(どんべえ峠)(10:40-10:45)→
          黒岳山頂(11:45-12:50)→ すずらん峠(13:05)→ 破風山山頂(13:17)→ 富士山展望所(13:32-13:45)→
          新道峠(13:55)→ すずらん群生地分岐(14:29)→ 釈迦ヶ岳入口付近路肩(15:15)

所要時間      行動時間:5時間22分 休憩時間:2時間8分 合計:7時間30分


 山行記録

7:35 釈迦ヶ岳入口付近路肩に到着。

一旦はすずらん群生地近くの駐車場まで行ったが、下山場所を考えて路肩が広くなっている釈迦ヶ岳入口付近に駐車する。

7:45 釈迦ヶ岳入口付近の路肩を出発。

道標に従って脇道に入り、舗装路を登る。前方に屏風岩が見えてくると、舗装路から登山道に変わる。

8:07 釈迦ヶ岳登山口に到着。

屏風岩がすぐ真上に覆い被さるように見えている。クズ岩だらけの道を進めばほとんどまっすぐな急登から、小さくジグザグを切って登る。

8:32 ジョーリヌキデイラ(稜線分岐)に到着。小休止。

ジョーリヌキデイラは正式名称ではないが、地元では古くからこのように呼んでいるようだ。風が吹きぬけ少し肌寒い。

8:42 ジョーリヌキデイラ(稜線分岐)を出発。

右へ稜線をたどり、すぐに左に桧峰神社への分岐を見送る。
途中展望の良い岩場で10分ほど撮影する。屏風岩を眼前にし、八ヶ岳や南アルプスを一望できる。
岩場を進みロープ場を上がり、さらにひと登りすると、先ほど見えていた屏風岩の上部に出る。富士山が見える。さらにロープ場を上がり、登って行くと山頂に飛び出す。

釈迦ヶ岳山頂

9:20 釈迦ヶ岳山頂に到着(写真上)。小休止。

岩場の狭い山頂には方位盤や石碑、石像などがある。展望は抜群で、富士山はもちろんのこと、南アルプス、鳳凰三山、八ヶ岳など360度の大パノラマが広がる。ただし、この時間では富士山を収めようとするとやや逆光気味になる。
休憩中にどんべえ峠方面から夫婦二人組がやって来た。

9:55 釈迦ヶ岳山頂を出発。

ロープの張られた急下降から、なだらかなピークを2つ越える。やはりこちらから登るのがメジャーなのだろうか、途中で何組かのパーティーと出会う。
三角点と標識はあるが山頂らしさのない府駒山を越え、冬枯れの雑木林の中をゆるやかに下る。すずらん畑への分岐を右に見送ると、前方に林道が見えほどなく日向坂峠に降り立つ。

10:40 日向坂峠(どんべえ峠)に到着。小休止。

林道はここで冬季通行止めとなっているためゲートが閉まっている。車が3台駐車中なのは釈迦ヶ岳への登山者のものだろう。

10:45 日向坂峠(どんべえ峠)を出発。

林道を横切り反対側の尾根に取り付く。雑木林の中をゆるやかに登りピークを1つ越え、すずらんの頭(1498ピーク)に立ちゆるやかに下る。
登りに差し掛かると右に上芦川への分岐を見送り、次第に傾斜が増ししばらくは急登が続く。傾斜がゆるみ御坂峠への分岐を左に見送ると、ほどなく黒岳山頂に着く。

黒岳山頂
黒岳展望台からの富士山

11:45 黒岳山頂に到着(写真中)。昼食。

山頂は広いものの潅木に囲まれ展望はないが、南へ延びる道を2〜3分たどれば展望台があり、河口湖越しに富士山全景(写真下)を望む。この時間ここもやや逆光気味になる。
この日は人が多くなかなか良い場所を取るのが難しかった。

12:50 黒岳山頂を出発。

黒岳山頂から左へ進み、冬枯れの雑木林を一気にすずらん峠まで下る。すずらん峠は右に水ガ沢林道、左は大石への道が分かれる。平坦な道をまじえてゆるやかに登り返す。
標識がないと見過ごしてしまいそうななだらかな破風山山頂を越え下って行くと、5分ほどで左に富士山を望む展望場所に着く。

13:32 富士山展望所に到着。撮影。

右裾野が少し足和田山に切られるものの、黒岳の展望台に劣らない展望が得られる。

13:45 富士山展望所を出発。

さらに下りが続き、新道峠に降り立つ。左は大石、直進は大石峠へと続く。
右に下り
丸太止めの階段を急下降すると、5分ほどで水ガ沢林道の終点に降り立つ。地形図やガイドブックに記載されているすぐ先の登山道に入ろうと思ったが、道路脇は断崖になっていてとても降りられそうもないし、それらしい道も見つからない。あきらめて林道を大回りすることにして下ると、20分ほどで右にすずらん峠からの道が合わさるところで左のすずらん群生地への道(道標あり)に入る。道はヒノキ林の中をほぼ北西に続く。

14:29 すずらん群生地分岐に到着。

群生地を右に見送り渓流を渡ると、ほどなく林道に飛び出し左へ進む。

15:15 釈迦ヶ岳入口付近路肩に到着。


 感想

冬枯れの雑木林の中、冬の柔らかい日差しを浴びながらの稜線歩きは気持ちが良い。
釈迦ヶ岳、黒岳とも富士山の展望は抜群だ。
すずらん群生地の近くには広大な駐車場があるが、今回の周回では下山後戻らなければならないため、釈迦ヶ岳入口付近の林道路肩に路駐した。