南木曽岳

南木曽岳 1,679m

 山行情報

山行日       2004年11月20日(土) 快晴

山頂所在地/山域  長野県/中央アルプス

アクセス/出発地  車/南木曽岳登山口駐車場から周回

行程詳細      避難小屋前駐車場(6:35-8:00)→ 南木曽岳登山道入口(8:14)→ 下山道分岐(8:30)→ 金時ノ洞窟(8:32)→
          喉ノ滝(8:42)→ かぶと岩(9:42)→ 南木曽岳山頂(9:58-10:10)→ 見晴台(10:13)→ 避難小屋(10:25)→
          女岩(10:27-11:25)→ 摩利支天大神(11:45-11:55)→ 見晴台(12:05-12:13)→ 下山道分岐(12:54)→
          男滝女滝分岐(13:16)→ 男滝女滝(13:22-13:30)→ 避難小屋前駐車場(13:35)

所要時間      行動時間:3時間59分 休憩時間:1時間36分 合計:5時間35分


 山行記録

6:35 避難小屋前駐車場に到着。

避難小屋の横にはトイレがある。先客が1台あったが、一眠りしているうちに4台ほど到着する。

8:00 避難小屋前駐車場を出発。

すぐのゲートのところにある自然探勝園入口を右に入る。道は整備され、木には説明札が付けられている。
すぐにもとの林道に出て右へ進む。花崗岩の白砂に黄や赤の落ち葉が映え、雰囲気がある。南木曽岳登山道案内板の先に道標があり、ここが登山口になる。

8:14 南木曽岳登山道入口に到着。

林道から左の沢沿いの道に入り、途中橋や笹道を過ぎる。

8:30 下山道分岐に到着。

右の下山道を見送り左に進むと、すぐに金時ノ洞窟の道標があるが、それらしい洞窟は見当たらない。いくつか危なっかしい丸太のハシゴを過ぎ、岩場を行くと喉ノ滝の道標がある。ここも右側の沢から音が聞こえるものの、滝は見えない。次第に傾斜がきつくなるとともに、根っ子だらけで歩き難くなる。しかも日差しが当たりかなり暑い。
クサリの張られた急斜面を過ぎ、長い木の階段(ここは左にクサリで登る旧道もある)を登り切ると、背後に尾越の家並みが見える。その後も長い急登が続きかぶと岩に着く。三角形の巨岩が空に突き出し、周囲にはイワカガミの群生がある。
立ち枯れの木が目立つ尾根をゆるやかに登ると、間もなく南木曽岳山頂に飛び出す。

南木曽岳山頂

9:58 南木曽岳山頂に到着(写真)。小休止。

山頂を示す大きな石碑と三角点がある山頂は狭く、木立に囲まれ展望はない。じっとしていると肌寒い。

10:10 南木曽岳山頂を出発。

すぐ先に南木曽嶽山大神と刻まれた石碑が祀られ、その奥の岩場は中央アルプスを一望できる見晴台になっている。地形図などではこの石碑の場所を南木曽岳山頂としている。なだらかな笹の道をたどり、避難小屋の先で上の原への分岐を左に見送る。

10:27 女岩に到着。昼食。

大きな岩の上から中央アルプスや御嶽山、乗鞍岳などの大パノラマが広がる。

11:25 女岩を出発。

少し下って右に避難小屋への分岐を見送り、アップダウンを繰り返して1675ピークに乗る。南西方面に進みすぐの分岐で下山道を左に見送り、摩利支天大神へ向かう。

11:45 摩利支天大神に到着。小休止。

1675ピークからのなだらかな尾根が切れ落ちる場所に幾つもの巨岩があり、1つに摩利支天大神と刻まれた石碑が置かれている。先端の巨岩からは南西に尾越の家並みが眼下に広がるが、最先端まで行くには相当の勇気が必要だ。また、西にはピークのハッキリしない南木曽岳が見える。

11:55 摩利支天大神を出発。

分岐まで戻り右へ笹道を下る。尾根に乗るとすぐにクサリ場があり、右上には摩利支天大神の岩塊が見えている。見晴台への分岐を右に少し登れば、ここにも絶景が広がる。

12:05 見晴台に到着。小休止。

摩利支天大神展望台とは少し違った角度から尾越の家並みを望む。見上げれば摩利支天大神の切り立った断崖を一望できる。

12:13 見晴台を出発。

分岐の先はクサリの張られた丸太の階段が断続する急下降が続き、下山道分岐から往路を下る。自然探勝園で男滝女滝分岐を左に入り男滝女滝を目指す。

13:22 男滝女滝に到着。小休止。

まず男滝の前に出て女滝に行く。2つともそれほど大きな滝ではないが、それなりに水量はある。

13:30 男滝女滝を出発。

そのまま直進し、突き当りを右に道なりに進む。

13:35 避難小屋前駐車場に到着。


 感想

南木曽岳山頂は展望もなく長居をする気にはならないが、女岩や摩利支天大神は展望もあり、昼食などにはこちらの方が良い。また、イワカガミの群生が見られるので、時期的には開花期が狙い目かも知れない。
随所に丸太のハシゴや階段があるので足元には注意が必要だ。