鍋割山 1,272.4m 塔ノ岳 1,491m
◎ 山行情報
山行日 2004年4月17日(土) 快晴
山頂所在地/山域 神奈川県/丹沢山地
アクセス/出発地 車/三廻部林道・上秦野林道三差路から周回
行程詳細 三廻部林道・上秦野林道三差路(7:30-7:45)→ 二俣(8:15)→ 後沢乗越(9:00-9:10)→ 鍋割山山頂(10:03-10:33)→
小丸(10:53)→ 大丸(11:18)→ 金冷し(11:28)→ 塔ノ岳山頂(11:45-13:00)→ 金冷し(13:15)→
花立ノ頭(13:23)→ 花立山荘(13:35-13:45)→ 小草平(14:14-14:24)→ 二俣(15:12)→
三廻部林道・上秦野林道三差路(15:34)
所要時間 行動時間:5時間34分 休憩時間:2時間15分 合計:7時間49分
◎ 山行記録
7:30 三廻部林道・上秦野林道三差路に到着。
駐車場はいっぱいなので、三廻部林道・上秦野林道三差路まで戻り寄方面へ少し入った路肩に駐車する。幸いこの先はゲートで通行止めなので、邪魔になることはないだろうとの目論見。表丹沢県民の森駐車場までは250m、5分ほどだろうか。
7:45 三廻部林道・上秦野林道三差路を出発。
道標の「鍋割山方面 上秦野林道」に従って、表丹沢県民の森駐車場方面に向かい、ゲートを抜けると未舗装路の林道歩きとなる。勘七橋を渡り2つ目のゲートを抜けて、右へ戻るように曲がり少し行くと、尾関廣先生之事跡の案内板がある。半身の銅像立てられ、ベンチがある。
間もなく前方に駐車中の車が見えてくる。
8:15 二俣に到着。
渋沢から大倉経由で西山林道を通ればここまで入れるようだ。右は下山ルート予定の小草平方面になる。
左の林道に入るとすぐに勘七ノ沢を横切り(こちらにも3台ほど駐車している)車止めを抜けていく。青空に映える新緑を見ながら林道を歩き、すぐに小丸への分岐を右に見送る。しばらく林道を歩き2つ目の沢を横切ると、間もなく登山道に変わる。
3つ目の沢(ミズヒ沢)に架かる木橋を渡り、左の小沢(後沢乗越ノ沢)に入り右の斜面を短く急登し広い尾根に乗る。道はすぐに沢沿のスギの植林帯に入り涸れた沢を横切ると、明るい自然林の中のジグザグを急登し稜線上に飛び出す。
9:00 後沢乗越に到着。小休止。
狭い稜線上のコルで、西側は切り立った沢が落ち込み、南に行くと栗ノ木洞になる。
9:10 後沢乗越を出発。
右のところどころにある満開の山桜を見ながら尾根上の道を登るが、途中短いが3回ほど平坦地があり一息つける。最後に山頂手前のピークを越え、掘れた階段状の道をひと登りで広い山頂に飛び出す。
鍋割山山頂 |
10:03 鍋割山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂はなだらかな広い草地で、ソーラーパネルの設置された鍋割山荘と横にはキレイなトイレがある。植生保護のロープが張られているが、ベンチが多数ありゆっくりと休憩ができ、展望も良い。多くの登山者が食べている鍋焼きうどんが山荘の名物だ。
10:33 鍋割山山頂を出発。
ゆるやかに下りからなだらかなピークを越え、丸太止めの階段を登り小丸に着く。小丸からは穏やかな尾根道が続き、やや登り返すと右に二俣へ下る道が分岐する小丸分岐に着く。木道の設置された道を辿り、コバイケイソウの群生を見ながら進むと、大倉尾根の道と合わさ金冷シに出る。ここからは幅広い丸太止めの階段をひと登りする。
塔ノ岳山頂 |
11:45 塔ノ岳山頂に到着(写真下)。昼食。
すでに多くの登山者が思い思いに休憩を取っている。山頂は広く中央に方位盤や石碑、標柱があり、南側にはそれらを囲むようにベンチ代わりの角材を何重にも置かれ、北側には2階建ての立派な尊仏山荘がある。
展望は南側に東から西にかけて広がり、塔ノ岳に至る表尾根、箱根の山々、愛鷹連山、富士山、南アルプス、道志の山々、西丹沢の山々などが見られる。残念ながら今日は霞が掛かり富士山など遠景は得られない。
13:00 塔ノ岳山頂を出発。
金冷シまで戻り、左に道を取り細い岩だらけの尾根を登り切ると、広い開けた花立ノ頭に立つ。展望が良く表尾根や眼下には秦野の市街地が広がる。
浮石の目立つ丸太止めの階段を下って行くと間もなく山荘が見えてくる。
13:35 花立山荘に到着。小休止。
ここも多くの人が休憩を取っている。山荘の前が広く、展望も良い。
13:45 花立山荘を出発。
両側に鹿除けの柵が続く浮石だらけの道をひたすら下り、いったんゆるむと右側にヒノキ林が続く。茅場平で左に戸沢への分岐を見送ると、きつくなった傾斜をジグザグに下って行く。
14:14 小草平に到着。小休止。
堀山の家があり左は主尾根を下り大倉に至る。
14:24 小草平を出発。
ほとんどの登山者は大倉方面に下るため、まったく人気のない登山道に入る。スギの植林の中をひたすら尾根通しに下るが、木の根が露出していたり、時折踏み跡が不明瞭になり目印のテープを探しながら進む。
途中ベンチのある場所で一息入れさらに尾根道を下ると、小さな沢を横切り勘七ノ沢に入る。10分ほど右岸沿いに下っていくと、朝見送った二俣の右の分岐入口に着く。
15:12 二俣に到着。
往路を戻る。
15:34 三廻部林道・上秦野林道三差路に到着。
◎ 感想
鍋割山、塔ノ岳とも人気の山で登山者は多いが、山頂が広いため窮屈さを感じない。特に鍋割山は草地でノビノビとできる。また、展望も良いので、できる限りノンビリとしたいものだ。
特に危険な場所はないが、小草平から二俣は踏み跡がハッキリしない場所が多いため、目印のテープを見逃さないよう十分な注意が必要だ。
表丹沢県民の森駐車場は狭いため、朝は早めに到着したほうが良い。今回は7時30分到着でもう満車だった。