霧ヶ峰〜車山、蝶々深山〜

霧ヶ峰 〜 車山 1,924.7m 蝶々深山 1,836m

 山行情報

山行日       2004年9月25日(土) 曇り時々晴れ

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/八島ヶ原湿原駐車場 八島湿原入口から周回

行程詳細      八島ヶ原湿原駐車場(8:00-8:20)→ 八島ヶ原湿原(8:24-8:34)→ 物見石(9:40-9:55)→
          蝶々深山山頂(10:15-10:25)→ スカイパノラマ駅(11:12-11:17)→ スカイライナー山麓駅(11:38-11:54)→
          (車山高原展望リフトスカイライナー)→ スカイライナー中腹駅(12:00)→ 車山山頂(12:45-13:45)→
          車山肩(14:14-14:20)→ 沢渡(14:43)→ 八島ヶ原湿原駐車場(15:25)

所要時間      行動時間:4時間57分 休憩時間:2時間2分 リフト移動時間:6分 合計:7時間5分


 山行記録

8:00 八島ヶ原湿原駐車場に到着。

かなり広いが(70〜80台ほどは停められそう)、駐車中の車は2台だけ。もう少し観光客の車がいると思ったが、少し拍子抜け。時期的に少し遅いのか。。。

8:20 八島ヶ原湿原駐車場を出発。

駐車場奥の西側の八島湿原入口と書かれたガードをくぐり、あざみの歌の石碑を見て展望のよい広場に出る。

8:24 八島ヶ原湿原に到着。小休止。

北側になる左から鷲ヶ峰、正面には八島ヶ池と八島ヶ原湿原が広がり、奥には物見岩・蝶々深山・車山の稜線が連なる。

8:34 八島ヶ原湿原を出発。

中央の木道に降りて、朝靄の立ち込める湿原の北側の木道を進む。マツムシソウやアキノキリンソウなどがまばらに咲いているだけで、あとは草紅葉の赤がやけに目立つ。やはり湿原の植物を楽しむには少し遅いようだ。
鎌ヶ池を右に見てキャンプ場に入り、分岐を道標に沿って直進方向の物見岩方面に向かう。公衆トイレを過ぎると、疎林の中の笹原を行くようになり、清流を2ヶ所渡ると徐々に傾斜を増す なだらかで広い尾根を大きくジグザグに登り、岩だらけの尾根道から再びゆるやかな笹原を過ぎると、積み重なった大岩が見えてくる。

9:40 物見岩に到着。小休止。

2m四方ほどの岩の上に半分ほどの大きさの岩が載っている。自然のなせる業なのか、それとも人工的なものなのかはわからない。眼下の八島ヶ原湿原など展望はよい。

9:55 物見岩を出発。

南東に向かい、平坦な笹原からだらだら下りとなり、右に沢渡への分岐を見送るとだらだらの登り返しとなる。

蝶々深山山頂

10:15 蝶々深山山頂に到着(写真上)。小休止。

石ころだらけのだだっ広い山頂にはポツンと標柱が立っているだけで何もない。ただ展望はよさそうだが、ガスが濃く何も見えない。

10:25 蝶々深山山頂を出発。

草原の保護柵に沿って岩が露出した道をゆるやかに下り、車山湿原の西端に降り立つ。周囲は広々とした草原と湿原が広がり、沢渡への木道が湿原沿いに延びている。
ゆるやかな登り返しで車山肩への分岐を右に見送り、車山と1832ピークの稜線を越え、砂利道を少し下ると白樺湖との分岐に行き当たる。本来なら右の車山山頂に向かうところだが、左の白樺湖方面に道を取り、眼下に車山高原スキー場を見ながら下り、15分ほどでレストラン・トップス360°の前に降り立つ。左に車山高原から来るスカイライナー駅、右に車山山頂に向かうスカイパノラマ駅がある。

11:12 スカイパノラマ中腹駅に到着。小休止。

11:17 スカイパノラマ中腹駅を出発。

スカイライナー中腹駅前を通り右にリフト沿いに下る。なだらかな草原の間を砂利道の下りが続き、ところどころに潅木があるだけで見晴らしが良い。
途中の分岐を白樺湖方面に進み、突き当たりを右の車山高原駐車場方面に向かう。

11:38 スカイライナー山麓駅に到着。

観光客で賑わう中、登山スタイルはちょっと違和感がある。

11:54 スカイライナー山麓駅を出発。

車山高原展望リフトスカイライナー。片道500円。

12:00 スカイライナー中腹駅に到着。

レストラン・トップス360°の前を右に入り、往路をたどる。途中左カーブをショートカットして、八島湿原への分岐を見送り車山山頂への道を直進する。
なだらかな砂利道は次第に傾斜が増し、左に分岐を見送ると荒れた状態になる。左にスカイパノラマのリフトが見え整備された石畳となり、後ろを振り返れば白樺湖が眼下に、前方にはレーダードームが見えてくる。

車山山頂

12:45 車山山頂に到着(写真下)。昼食。

レーダードームを中央に東西に広い山頂は、どこにいても展望はよく大パノラマが広がる。今日は雲が多くて十分ではないが、八ヶ岳の山並みを一望できる。
これだけ広いと観光客を含め大勢の人が訪れても混雑することもない。また、山頂は概ね岩と石で占められるが、周囲は草地なので座る場所にも困らない。

13:45 車山山頂を出発。

山頂西端に立つ標柱に従って車山肩方面に下る。なだらかな下りが続くが、石がゴロゴロして歩き難い。

14:14 車山肩に到着。小休止。

広い駐車場とレストランがある。

14:20 車山肩を出発。

レストランの右を上がり、分岐を右のウッドチップの敷かれた道に入り、1817ピークの右を越え、しばらくは石混じりの道を下る。
やがて丸太止めの階段になり降り終えると、沢渡のビーナスラインと八島湿原のキャンプ場を結ぶ林道に降り立つ。右に合流する車山湿原からの道を見て直進すると、ほどなく舗装が途切れススキの原が続く。右カーブのところで左のわき道に入り、旧御射山神社跡、ヒュッテみさやまと過ぎ、道なりに進めば八島ヶ原湿原の南側に出る。後は湿原の南西側の木道をたどり、途中で八島ヶ池への分岐を右に見送れば朝の広場に着く。

15:25 八島ヶ原湿原駐車場に到着。


 感想

時期的には遅くて湿原での花はあまり見られず残念だった。時期的にも6〜8月くらいが一番良いだろう。
コースはどこも整備され危険なところはないが、今回のコース取りは少し長いので車山高原は省いたほうが現実的だろう。
天候さえ良ければ、どの山頂からもすばらしい展望は得られる。