金時山

金時山 1,212.4m

 山行情報

山行日       2004年3月9日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  神奈川県/箱根山

アクセス/出発地  電車/JR御殿場線足柄駅から周回

行程詳細      JR御殿場線足柄駅(7:47-8:10)→ 金時山ハイキングコース入口(8:29)→ ギャツビイゴルフクラブ分岐(8:51)→
          登山道入口(9:10-9:15)→ 猪鼻神社下之宮方分岐(9:45−9:53)→ 新柴分岐(10:43-10:50)→
          金時山山頂(11:30-13:00)→ 新柴分岐(13:22-13:27)→ 猪鼻砦跡(13:36-13:46)→ 足柄峠(14:30-14:40)→
          足柄古道入口(14:57)→ 不動ノ滝(頼光対面の滝)(16:02-16:12)→ JR御殿場線足柄駅(17:05)

所要時間      行動時間:6時間30分 休憩時間:2時間25分 合計:8時間55分


 山行記録

7:47 JR御殿場線足柄駅に到着。

女子高があるらしく、女子高生が大挙して降りた。それ以外は静かな町だ。

8:10 JR御殿場線足柄駅を出発。

駅舎を出て右の踏切を渡る。突き当りを右に進み二股を右の地蔵尊・宝鏡寺方面に下る。すぐに宝鏡寺を見送り踏切を渡ると左へ進み、県道と合流してしばらく行くと「金時山(徒歩近道)」の標識がある。

8:29 金時山ハイキングコース入口に到着。

合わせて「金時山ハイキングコース 徒歩180分」の道標もある。そこを左に入り、円通寺、足柄神社と過ぎ、正面に金時山が見えてくると分岐に着く。

8:51 ギャツビイゴルフクラブ分岐に到着。

左にゴルフ場の建物が見える。右の未舗装路の林道に入り杉林の中を進むと、間もなく金太郎ゆかりの地といわれる祠と石碑のある浅間塚に着く。10分ほどで前方に工事現場が見えてくる。

9:10 登山道入口に到着。小休止。

前方は林道の延長工事だろうか、工事現場になっている。

9:15 登山道入口を出発。

矢印に従って左の登山道に入り、しばらくは霜柱でザクザクの道をゆるやかに登って行く。やがて登山道らしい道となり、雑木林の中を急登を登り切ると林道に出る。林道を横切り尾根に取り付くと、しばらくは左にヒノキ林右が雑木林の尾根上の道をひたすら登って行く。

9:45 猪鼻神社下之宮方分岐に到着。小休止。

右後方からの道との合流地点で、丸太のベンチがあり、少し木立がうるさいが富士山の展望が良い。

9:53 猪鼻神社下之宮方分岐を出発。

しばらくは尾根上の道が続き、高度を上げるにつれて残雪が目立ってくる。自然林に変わるとジグザグの急登となり、リフトをくぐると足柄峠からの道と合流する。

10:43 新柴分岐に到着。小休止。

10:50 新柴分岐を出発。

正面に金時山山頂を見上げて鳥居をくぐり、雪の着いた丸太止めの階段を登る。時折鉄製の階段を交えて続く急登は、雪が踏み固められていて滑りやすい。その横を靴に荒縄を巻いた登山者が、恐る恐る登るこちらを尻目にスイスイと登って行く。急登を登り切ると金時茶屋の前に飛び出す。

篠金時山山頂

11:30 金時山山頂に到着(写真)。昼食。

それほど広くない山頂に2軒の茶屋(金時茶屋、金太郎茶屋)や3つの祠がある。展望は東南から西にかけての展望が素晴らしく、箱根の山々、芦ノ湖、愛鷹山、富士山と大パノラマが広がる。

13:00 金時山山頂を出発。

往路を戻る。登りよりもさらに慎重に足を運ぶ。

13:22 新柴分岐に到着。小休止。

13:27 新柴分岐を出発。

直進し足柄峠に向かう。丸太止めの階段を急下降しゆるやかになると林道に出て、雪解けでぬかるみ気味の道を962ピークに向かってゆるやかに登って行く。

13:36 猪鼻砦跡に到着。小休止。

ここは962ピークで小広い場所にベンチがあり、右に夕日の滝方面の道が分岐する。展望も良く富士山や金時山の全容が見られる。

13:46 猪鼻砦跡を出発。

ゆるやかな下りから15〜6台ほどの駐車スペースのあるゲートを抜ける。ここから金時山を往復する登山者も多い。すぐ先でもう一度夕日の滝方面の分岐を右に見送り、さらに林道金時線の入口を左に見送る。

14:30 足柄峠に到着。小休止。

峠の一段高い場所には足柄城があり、車道を右に少し行くと聖天堂や足柄之関跡がある。

14:40 足柄峠を出発。

車道を左に下り、二組の六地蔵を見て芭蕉の句碑の前にある道標に着く。

14:57 足柄古道入口に到着。

笹竹に覆われた道を下り、すぐに林道を横切る。短い石畳からさらに古道を下っていくと馬頭観音があり、車道に飛び出す。右に下り、赤い欄干(伊勢宇橋)の手前の分岐を右の林道戦返り線に入る。銚子ヶ淵を過ぎて不動ノ滝へ通じる道を右に入る。

16:0 不動ノ滝(頼光対面の滝)に到着。小休止。

この滝で金太郎が初めて源頼光と対面したといわれる。

16:12 不動ノ滝(頼光対面の滝)を出発。

分岐まで戻りすぐ先の嶽之下宮奥宮から住宅街と道なりに進むと、足利駅横の踏み切りに出る。

17:05 JR御殿場線足柄駅に到着。


 感想

今回のルートは何本かあるルートの内で最も長いが、冬枯れの樹林帯や梯子を交えた山頂直下の急登、林道歩きなど変化のある山行が楽しめる。
今日は残念ながら富士山は雲で隠れがちだったが、山頂からの箱根の山々、芦ノ湖愛鷹山などとともに広がる大パノラマは時間を忘れさせる。