毛無山〜天子山地〜

毛無山 〜 天子山地 〜 1,964m

 山行情報

山行日       2004年12月18日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海 天子山地

アクセス/出発地  車/毛無山登山者臨時駐車場 毛無山入口から往復

行程詳細      毛無山登山者用臨時駐車場(6:52-7:10)→ 毛無山入口(7:29)→ 地蔵峠・毛無山分岐(7:41)→
          不動の滝見晴台(8:06-8:16)→ 五合目(8:54-9:04)→ 富士山展望台(10:00-10:10)→
          地蔵峠・毛無山尾根出合(10:14)→ 南アルプス展望台(10:20-10:30)→ 毛無山山頂(10:37-10:57)→
          大見岳山頂(11:15)→ 毛無山山頂(11:36-12:46)→ 地蔵峠・毛無山尾根出合(12:52)→ 第二地蔵峠(13:35)→
          地蔵峠(13:42)→ 地蔵峠・毛無山尾根出合(14:47)→ 地蔵峠・毛無山分岐(14:57)→ 毛無山入口(15:07)→
          毛無山登山者用臨時駐車場(15:30)

所要時間      行動時間:6時間10分 休憩時間:2時間10分 合計:8時間20分


 山行記録

6:52 毛無山登山者用臨時駐車場に到着。

やや雲の掛かる富士山の右の裾野から太陽が上がってきた。

7:10 毛無山登山者用臨時駐車場を出発。

真っすぐな道路を麓に向かい、右にトイレのあるT字路を左に進むとゲートに行き着く。

7:29 毛無山入口に到着。

ゲートの左に駐車場があるが、ガイドブックでは有料となっている。
入口を入るとすぐに麓宮があり、登山の無事を祈願する。砂利道を進むと左から道が合流し、さらに左の登山ルートに入り、ペンキマークのある岩がゴロゴロする涸れ沢を渡る。木の根や岩が露出した道を登ると地蔵峠・毛無山分岐で、左に地蔵峠方面のルートを分け毛無山登山道に入る。
毛無山一合目の道標を過ぎ、少し先のはさみ石から急な岩場を登り、左の切れ落ちた尾根上をたどる。次第にジグザグの急登となり、二合目を過ぎるとベンチのある見晴台に着く。

8:06 不動の滝見晴台に到着。小休止。

切れ落ちた谷の向かい側に二段の滝が見える。かなり距離がある。

8:16 不動の滝見晴台を出発。

木の根や岩が露出したジグザグの急登に短い岩場を交えて登る。

8:54 五合目に到着。小休止。

マツダランプの看板と手作りの道標があり、背後には木立の合間に富士山を見る。

9:04 五合目を出発。

引き続き急登が続く。六合目辺りでは両端が切れ落ちたヤセ尾根になるが、その後広い尾根をジグザグに登る。七合目の先で短い岩場を通過した後、再び岩の露出した道が続き、巨岩を右に回り込むと富士山展望台の道標を見る。

10:00 富士山展望台に到着。撮影。

巨岩の上に狭い展望台がある。富士山全容を中央に、左に道志山塊、右に愛鷹山塊、さらに右に安倍東山稜の大パノラマが広がる。

10:10 富士山展望台を出発。

九合目の先の地蔵峠・毛無山尾根出合で左に地蔵峠・下部温泉への道を分けると、すぐ右先に南アルプス展望台の大岩がある。

10:20 南アルプス展望台に到着。撮影。

大岩の上に立つと南アルプスと八ヶ岳の大パノラマが広がる。その間にわずかに霞んで見えるのが北アルプスだろうか?

10:30 南アルプス展望台を出発。

ゆるやかに稜線をたどれば山頂はすぐだ。

毛無山山頂

10:37 毛無山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂は広く、富士山展望台同様に富士山の展望が広がる。

10:57 毛無山山頂を出発。

時間的にかなり余裕があるので大見岳に向かう。右前方に富士山を見ながら草地のなだらかな稜線をたどる。

11:15 大見岳山頂に到着。

大見岳と思われるピークに立つが、雨ヶ岳への道標はあるものの、山頂を示す標識がない。ガッカリしたのと本当に山頂なのかと言う思いを持ちながら引き返す。

11:36 毛無山山頂に到着。昼食。

富士山、愛鷹山塊、田貫湖、天子山塊の大パノラマに、ハンググライダーの空中散歩を見ながら昼食を取る。

12:46 毛無山山頂を出発。

地蔵峠・毛無山尾根出合を直進し、地蔵峠・下部温泉方面に向かう。しばらくはゆるやかな稜線下りが続くが、大きく左へ曲がると急下降となる。途中で富士山の眺めの良い展望台があり、10分ほど撮影する。
次第に露岩や浮き石が目立ち、スリップしないよう注意しながら急下降し、第二地蔵峠に降り立つ。下部への道を右に分け直進し、小さな隠れピークを越える。

13:42 地蔵峠に到着。

左へ下り、一部ロープの張られた急下降からクズ石の道をたどる。水流の音が聞こえ始めると、ほどなく短い岩場をロープに掴まって沢に降り立つ。反対側を上がると再びゆるやかな下りが続き、本沢に入り何度か支沢を横切る。本沢を渡り返しながら下り、何度か涸れ沢を横切る。
標識の立つ比丘尼の滝は規模は小さいものの、水量が豊富な滝で木立の合間に見える。
本沢を渡り返してながらさらに下り、地蔵峠・毛無山分岐からは往路を戻る。

15:07 毛無山入口に到着。

15:30 毛無山登山者用臨時駐車場に到着。


 感想

途中から笠雲が掛かった富士山も見られ最高の山行となった。
往路は途中で頻繁に立ち止まって一息入れるほどの急登が続くが、稜線上に出ればなだらかで歩きやすい。毛無山から大見岳まではところどころ潅木が茂るなだらかな草地が広がり、ノンビリと富士山を見ながら歩ける。毛無山山頂が混んでいるときは、少し大見岳側に進むと展望も良くユッタリと座れる場所がいくらでもある。
地蔵峠からの下山道は概ね沢沿いを歩くため、クズ石がゴロゴロしていたり足元が不安定なところもある。
登山口の駐車場を使えば40分ほど時間を節約できるが、有料なので毛無山登山者用臨時駐車場を利用した。