笠取山 1,953m
◎ 山行情報
山行日 2004年6月26日(土) 曇り
山頂所在地/山域 山梨県・埼玉県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/作場平口駐車場 作場平口から周回
行程詳細 作場平口駐車場(7:18-7:50)→ 一休坂分岐(8:13)→ ヤブ沢峠(8:51-9:00)→ 笠取小屋(9:17)→
雁峠分岐(9:29)→ 雁峠(9:42-10:00)→ 小さな分水嶺(10:11)→ 笠取山山頂(10:39-11:05)→
水干尾根分岐(11:31)→ シラベ尾根分岐(11:44)→ 黒エンジュ分岐(11:55-12:05)→ 馬止(12:45-12:50)→
一休坂分岐(13:42-13:48)→ 作場平口駐車場(14:12)
所要時間 行動時間:5時間8分 休憩時間:1時間14分 合計:6時間22分
◎ 山行記録
7:18 作場平口駐車場に到着。
作場平橋手前右に20台ほどの駐車場があるが、橋を渡ったところにも4〜5台の駐車スペースがある。
そこから少し行ったところが作場平口で、トイレと登山口がある。
7:50 作場平口駐車場を出発。
案内板のある登山口を入り鬱蒼とした樹林の中をゆるやかに登って行く。本谷に架かる橋を渡り10分ほどで一休坂分岐に着く。一休坂を経由して笠取小屋に至る右への分岐を見送り、左に道を取り沢沿いのなだらかな道を進む。
今度はベンチのある一休坂への分岐を右に見送り、木道から細い清流を渡る。沢を離れると少し傾斜が増して、しばらくは山腹をたどり稜線上に飛び出す。
8:51 ヤブ沢峠に到着。小休止。
ベンチがあり小広いが、笹や木立に囲まれ展望はない。
9:00 ヤブ沢峠を出発。
山腹に付いた車一台が通れるほど広い林道のような道が続く。途中からガスがかかり始める。
9:17 笠取小屋に到着。
きれいな小屋が2棟とトイレがあり、小屋の前は広くベンチが置かれている。
直進してトイレの前を進み、丸太の埋め込まれた道をゆるやかに登って行く。左側がなだらかな草原になると前方に分岐の道標が見えてくる。
雁峠(がんとうげ)分岐からは、前方にはこんもりとした小さな分水嶺が見える。左に道を取りなだらかな草原を進み、笹原に変わる頃右に雁峠山荘を見送り間もなくコルに降り立つ。
9:42 雁峠に到着。小休止。
広い草地で左は新地平、直進は雁坂峠方面となる。ベンチが5つと案内板、標柱がある。晴れていれば展望が利きそうだが、残念ながらガスで何も見えない。
10:00 雁峠を出発。
雁峠分岐まで戻って左に折れ、小さな分水嶺に向かう。途中で水干への道から左に外れ、ひと登りで小さな分水嶺に立つ。ベンチや案内板とともに三角錐の石柱があり、各面に荒川、多摩川、富士川と刻まれ、ここに降った雨は各川に流れる分水嶺になっている。
水干方面の道を右に分け直進し小さなピークに立つと、樹林の間を山頂まで草地が一直線に延び、そこにジグザグに登山道がついている。何度も一息入れながら小さなジグザグを急登し、岩場を過ぎると山頂の西側に飛び出す。
笠取山 |
10:39 笠取山山頂に到着(写真)。昼食。
東西に細長い山頂の中央やや東側の岩が露出したところに標柱が建つ。南側は断崖で本来なら展望が良さそうだが、今日はガスで何も見えない。
11:05 笠取山山頂を出発。
シャクナゲの茂る稜線を進み、何箇所か岩場を過ぎた後、アップダウンを繰り返す。ピークから稜線を離れるように急下降し、右に唐松尾山への分岐を見送り水干尾根分岐に出る。直線方向の水干への道を見送り左に下り、コメツガなどの針葉樹の尾根筋から沢沿いへと下る。
T字路状のシラベ尾根分岐を左に進み、山腹を巻くようにゆるやかに下って行き、黒エンジュ尾根に乗る。
11:55 黒エンジュ分岐に到着。小休止。
2つのベンチと案内板がある。
12:05 黒エンジュ分岐を出発。
黒エンジュ尾根を乗り越すように右の笹竹の道に進み、ひたすら派生尾根を下って行く。さらに東側の支尾根を大きくジグザグに下り、伐採地に入ると下に馬止の道標が見えてくる。
12:45 馬止に到着。小休止。
予定ではここをさらに直進し中島川口で林道に出て作場平口へ戻るのだが、時間があるのでここから右に入り一休坂に向かうことにした。
12:50 馬止を出発。
右に進み、山腹を巻くほとんど平坦な道をたどる。
13:42 一休坂に到着。小休止。
ベンチが置かれている。
13:48 一休坂を出発。
左へ5分ほど下り、一休坂分岐からは往路を下る。
14:12 作場平口駐車場に到着。
◎ 感想
雨の山行を体験するため、あえて雨の降りそうなこの日を選んだのだが、残念ながら降り出すことはなかった。
笠取山山頂前後以外はほとんどゆるやかな道なので歩きやすい。また、唯一山頂からの下りで岩場の連続に少し注意するくらいで、危険な場所もない。
今回は寄らなかったが、時間的にも片道5分ほどなので水干は寄ってみると良い。