宝永山

宝永山 2,693m

 山行情報

山行日       2004年10月17日(日) 快晴

山頂所在地/山域  静岡県/富士山

アクセス/出発地  車/新五合目駐車場 富士山表口五合目~五合目宝永入口

行程詳細      新五合目駐車場(10:45-11:15)→ 富士山表口五合目(11:18)→ 新六合目(11:36)→
          宝永第一火口縁(11:48-11:58)→ 宝永第一火口(12:04-12:24)→ 宝永山馬の背(13:20)→
          宝永山山頂(13:30-14:00)→ 宝永第一火口(14:30-15:05)→ 宝永第一火口縁(15:11)→
          山体変動観測装置(15:30-15:50)→ 宝永第二火口縁(16:00)→ 五合目宝永入口(16:28)→
          富士山表口五合目(16:32)→ 新五合目駐車場(16:38)

所要時間      行動時間:3時間28分 休憩時間:1時間55分 合計:5時間23分


 山行記録

10:45 新五合目駐車場に到着。

11:15 新五合目駐車場を出発。

11:18 富士山表口五合目出発。

コンクリートの階段を上がり右に進むと、溶岩帯をジグザグに登る。さすがに軽装の観光客が目立つ。
ブルドーザー道と分岐するあたりで砂礫の道となり、山腹をトラバース気味に進み、小さな尾根を横切ると新六合目の小屋が見えてくる。

11:36 新六合目(雲海荘)に到着。

少し霞がかかっているが、愛鷹山塊が一望できる。ここから上は残雪が多いためすでに通行止めになっている。さらに山腹をトラバースする。

宝永第一火口から宝永山山頂を一望

11:48 宝永第一火口縁に到着。小休止。

多くの観光客が訪れ観光地のよう。天気も良く、展望も良いのだから仕方のないことか。。。宝永第一火口から宝永山山頂を一望できる(写真上)。

11:58 宝永第一火口縁を出発。

左の斜面の岩場を降りると、すぐに火口底へゆるやかに下る砂礫の道が続く。

12:04 宝永第一火口に到着。小休止。

火口の底は赤く盛り上がって火口上部から転がり落ちたと思われる岩があちこちに転がる。ベンチがあるが、大きな岩の上でくつろぐ。さすがにここまで来る観光客は少ないが、それでも多くの人で賑わっている。

12:24 宝永第一火口を出発。

すぐにザクザクの砂礫の急な登りが続き、途中で左への迂回路を見送り、直線的に登って行く。かなりの急登のうえ、崩れやすい砂礫のため踏ん張りがきかず、思うように登れない。言うなれば砂礫地獄か!?

13:20 宝永山馬の背に到着。

かなり風が強く寒いためソフトジャケットを着る。右へ尾根をたどれば、ほどなく宝永山山頂に着く。

宝永山山頂から富士山山頂を望む

13:30 宝永山山頂に到着(写真下)。小休止。

標柱のある山頂からは、富士山山頂を始めに、山中湖や箱根の山々、愛鷹山塊などの雄大なパノラマを一望する。

14:00 宝永山山頂を出発。

分岐まで戻り、途中から迂回路を下る。

14:30 宝永第一火口に到着。昼食。

山頂とは打って変わって、風はほとんどなくノンビリ出来る。

15:05 宝永第一火口を出発。

15:11 宝永第一火口縁に到着。

左に下り宝永第二火口に向かう。駐車場への分岐まではやや急な下りが続く。

15:30 山体変動観測装置に到着。小休止。

第二火口の南西側に位置する尾根上のピークで、直進方向が須山口、左が幕岩や二ッ塚方面になる。左の幕岩や二ッ塚方面に延びる尾根を鞍部まで降りてみる。2つの火口が連なり、一瞬ここが富士山であることを忘れてしまう。

15:50 山体変動観測装置を出発。

第一火口で小規模ながら崩落があり、その迫力にしばし見とれる。

16:00 宝永第二火口縁に到着。

左へ曲がるとダケカンバやアカマツの樹林帯に入り、しばらくは山腹をなだらかにたどり、一方通行の車道の東側に飛び出す。

16:28 五合目宝永入口に到着。

10:45 新五合目駐車場に到着。


 感想

登山者よりは観光客のほうが圧倒的に多く、登山の感覚はあまりないかも知れない。それでも、溶岩や砂礫は富士登山の一端を教えてくれるかも。。。
しかし、宝永山を目指す場合、特に足元はしっかりした準備がないとかなりきびしい、しかも標高は2500mあり平地での運動とはわけが違う。