富士山(須走口)

富士山 3,776m(須走口)

 山行情報

山行日       2004年8月10日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/富士山

アクセス/出発地  車/須走口五合目駐車場 須走口五合目から往復

行程詳細      須走口五合目駐車場(5:00-5:05)→ 須走口五合目(5:10)→ 六合目(6:20-6:25)→ 本六合目(6:52-6:57)→
          七合目(7:40-7:50)→ 本七合目(8:24-8:30)→ 八合目(8:52-8:57)→ 本八合目(9:15-9:30)→
          八合五勺(9:41-9:45)→ 吉田口・須走口頂上(10:2610:36)→ (お鉢巡り)→ 浅間大社奥宮(11:15-11:30)→
          剣ヶ峰(11:43-12:05)→ 吉田口・須走口頂上(12:32-13:00)→ 八合五勺(13:27-13:30)→
          八合目(13:46-13:50)→ 七合目(14:07-14:10)→ 砂払五合目(14:42-14:46)→ 須走口五合目駐車場(15:15)

所要時間      行動時間:7時間51分 休憩時間:2時間19分 合計:10時間10分


 山行記録

5:00 須走口五合目駐車場に到着。

平日にもかかわらず2段ある駐車場は満車のため、100mほど下った路肩に駐車する。

5:05 須走口五合目駐車場を出発。

五合目の小屋手前で日の出を見る。

5:10 須走口五合目に到着。

小富士遊歩道入口を右に見送り車止めを抜けると、古御岳神社の前に出る。ここは左の下山道と、右の上り道との分岐になっている。右に道を取り樹林の中の溶岩帯をゆるやかに登って行くと、やがて森林限界を越えて視界が広がる。目の前には山頂まで遮るものがなく、緑色の潅木や高山植物、赤っぽい溶岩、白く点在する残雪が砂礫の原野を彩る。
ジグザグに登る砂礫の登山道脇にはムラサキモメンヅル、ヤマホタルブクロ、ミヤマキリンソウ、コウモリソウ、フジイタドリ(特に多い)など意外と多くの高山植物が見られるのに驚く。高度を上げていくとやや視界を遮る潅木が目立ち始める。

6:20 六合目に到着。小休止。

背後に潅木が生い茂るこぢんまりとした林館の前で休憩する。

6:25 六合目を出発。

潅木の中を登る。

6:52 本六合目に到着。小休止。

青いトタンが目に鮮やかな瀬戸館の前で休憩する。

6:57 本六合目を出発。

少しガスが掛かり始める。左にはご来光を拝んだ登山者が下山専用道を下って行くのが見える。

7:40 七合目に到着。小休止。

太陽館の前で休憩する。白い犬が2匹出迎えてくれる。

7:50 七合目を出発。

丸太止めの階段を登り、少し上で左から合流する下山道を見送る。この辺りから高山植物も減り、オンタデばかりが目立つようになる。
時々ガスが掛かる中、裾野側に安全ロープが張られたジグザグ道が続き、小屋前で大きな鳥居をくぐる。

8:24 本七合目に到着。小休止。

見晴らし館の前で休憩する。ガスが掛かりかなり視界が遮られる。

8:30 本七合目を出発。

すぐに遭難者慰霊碑を見て登るが、岩混じりの砂利道が滑りやすい。突然ガスが晴れ見通しが利くようになると、左からブルドーザー道が合流し、ブルドーザーが登って来た。山頂方面にガスが掛かっているが、八合目や本八合目の小屋や、ジグザグに登って行く登山者が見える。

8:52 八合目に到着。小休止。

江戸屋の前で休憩する。

8:57 八合目を出発。

時々下山道と一緒になりながら登って行く。前方には鳥居が3本と山頂の小屋が見え始める。

9:15 本八合目に到着。小休止。

ここには江戸屋・トモエ館・富士山ホテルの3つの小屋があり、右から河口湖コースが合流する。一気に登山者が増え休憩するにも場所に苦労する。水洗トイレは100円。

9:30 本八合目を出発。

火山礫でザクザクの道をジグザグに登る。

9:41 八合五勺に到着。小休止。

最後の小屋となる御来光館の前で休憩する。

9:45 八合五勺を出発。

同じように火山礫でザクザクの道をジグザグに登るが、高山の影響が顕著になり足取りが重くなる。ゴツゴツした溶岩に変わり、足場に注意しながら登る。整備された石段に変わり狛犬の間を過ぎ、最後の鳥居をくぐると久須志神社前に飛び出す。

10:26 吉田口・須走口頂上に到着。小休止。

まず冨士山頂上浅間大社奥宮と刻まれた石柱が目に入り、多くの人がここで初登頂の記念写真を取っていく。

10:36 吉田口・須走口頂上を出発。

左回りでお鉢巡り。小屋を過ぎるとすぐ左にトイレとブルドーザー道でもある須走下山口がある。右に大日岳を見送った先で火口を覗き、伊豆ガ岳、成就ガ岳と外側の巻き道を進む。NTTや銀名水、御殿場口下山道を過ぎ、浅間大社奥三谷の前に出る。

11:15 浅間大社奥宮に到着。小休止。

横にある夏季開設の富士山頂郵便局でハガキを出す。

11:30 浅間大社奥宮を出発。

郵便局の横を進むと、三島岳を左に見て火口側が開けた道をたどる。剣ヶ峰手前の砂礫の急坂を登ると、剣ヶ峯に着きひと登りする。

剣ヶ峰山頂

11:43 剣ヶ峰に到着。小休止。

日本一高い場所のここに立ってこそ富士山に登ったといえるだろう。火口全体を一望できる。測候所の前を少し進み展望所に上がると大沢崩れや朝霧高原方面も一望できる。

12:05 剣ヶ峰を出発。

外輪から火口の少し内側を歩く内院コースをたどり、白山岳を左に見上げながら金明水へと下る。ここからは外輪へと登り返し、右に進めば久須志神社前に出る。

12:32 吉田口・須走口頂上に到着。昼食。

山口屋支店にて月見うどんを食べる。ワカメと山菜、天カスが入って900円とかなり高いが、空腹ということもあり絶品だった。

13:00 吉田口・須走口頂上を出発。

小屋の外れの須走下山道ではなく、往路を下る。

13:27 八合五勺に到着。小休止。

13:30 八合五勺を出発。

13:46 八合目に到着。小休止。

13:50 八合目を出発。

14:07 七合目に到着。小休止。

14:10 七合目を出発。

ここからはサングラスにタオルをマスク代わりに顔を覆い、砂塵に備え重装備で下山道の砂走を下る。走るとまでは行かないが、スピードを落すことなく下る。

14:42 砂払五合目に到着。小休止。

14:46 砂払五合目を出発。

小屋の横から樹林帯に入りひたすら下る。いったんブル道に出るが、すぐに下山道に戻り、鬱蒼とした樹林の中を深く削られU字溝状になった道を下る。やがて明るい樹林帯になり、古御岳神社の前に出る。

15:15 須走口五合目駐車場に到着。


 感想

富士登山がどんなものか知るために、夜間登山ではなく朝からの日帰りにした。
新富士宮や河口湖のコースに比べて、同じ五合目でも標高が低く距離は長くなるが、アプローチにマイカーが使えるのがいい。また、新八合目で河口湖からのコースと合流するまでは、登下山のコースが別になっているため、混み合うこともなく自分のペースで歩ける。
下りの砂走は楽しい。足さえ持てば。。。