大菩薩嶺

大菩薩嶺 2,056.9m

 山行情報

山行日       2004年7月3日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/奥秩父山塊 大菩薩連嶺

アクセス/出発地  車/丸川峠分岐駐車場から周回

行程詳細      丸川峠分岐駐車場(7:13-7:30)→ 上日川峠(ロッジ長兵衛)(8:48-9:00)→ 福ちゃん荘(9:23-9:30)→
          富士見山荘(9:36-9:42)→ 大菩薩峠(10:19-10:40)→ 親不知ノ頭(10:53)→ 賽ノ河原(10:57)→
          神部岩(11:15-11:25)→ 雷岩(11:32-12:27)→ 大菩薩嶺山頂(12:32-12:45)→ 丸川峠(13:40-13:50)→
          丸川峠分岐駐車場(14:50)

所要時間      行動時間:5時間6分 休憩時間:2時間14分 合計:7時間20分


 山行記録

7:13 丸川峠分岐駐車場に到着。

丸川峠への道の分岐にある未舗装の駐車場で、20台余り駐車できそうだ。2台の車があるが、すでに人は居ない。

7:30 丸川峠分岐駐車場を出発。

車道を左に進み最初のカーブの頂点にある道標に従って右の登山道に入る。5分ほどでもとの車道に出るが、すぐに右の橋を渡り千石茶屋の下の道に入る。林道のような広い舗装路を進むと、大菩薩峠登山道の道標が左手に見えてくる。
登山道に入ると、尾根沿いの道はジグザグに続き、次第に岩の露出した溝状になる。ブナ林を抜け笹の目立つジグザグを登り、前方にガードレールが見えてくると間もなく車道に飛び出す。

8:48 上日川峠(ロッジ長兵衛)に到着。小休止。

ロッジ前の広い駐車場はほぼ満車状態で、次々とやって来るタクシーは上の福ちゃん荘方面に向かう。下から歩く登山者は例外なんだろう。すぐ先は十字路で直進は上日川ダムを経て国道20号線へ至り、右は迂回して直進道路と合流、左は登山道と平行して福ちゃん荘方面に向かう。

9:00 上日川峠(ロッジ長兵衛)を出発。

十字路を左に曲がるとすぐに左に登山道が分かれる。雑木林の中の笹道をゆるやかに登って行く。

9:23 福ちゃん荘に到着。小休止。

2階建ての立派な食事処で、ここだけ見るととても登山道の途中とは思えない。

9:30 福ちゃん荘を出発。

唐松尾根分岐を右に進み、すぐに左の登山道に入り笹道をたどる。

9:36 富士見山荘に到着。小休止。

丸太小屋風の山荘の前に展望台があり、富士山が見られる。

9:42 富士見山荘を出発。

舗装路に入って左に富士見新道を見送り、少し先で木橋を渡り勝縁荘の前に出る。左に進みしばらくは広い林道のような道をたどり介山荘を左から回り込み大菩薩峠に出る。

大菩薩峠

10:19 大菩薩峠に到着(写真上)。小休止。

尾根上のコルの中央に狭い岩場があり、そこに標柱や頭のない座地蔵が設置されている。南側は小屋と木立に遮られるが、それ以外は展望が良く、上日川ダムや親不知ノ頭が一望できる。残念ながら上日川ダム方向に見えるはずの富士山は、雲に隠れて見られなかった。

10:40 大菩薩峠を出発。

親不知ノ頭に向けてザレ気味の尾根を登り、岩の目立つ場所を過ぎると親不知ノ頭の道標が立ち、少し上がったところのケルンの積まれたピークが親不知ノ頭だ。雷岩のあたりまでの尾根が一望できる。
少し下った広いコルが賽ノ河原で、丸太作り風の避難小屋が建っている。避難小屋の横から妙見ノ頭を左に巻くように進み、大菩薩嶺とのコルからは右に樹林帯、左には草原が広がる尾根をゆるやかに登る。

11:15 神部岩に到着。小休止。

標柱の前にあるのが神部岩なのだろうか。「標高2000m地点」の標柱の立つ隠れピークで、やはり上日川ダムを始めとした展望が良い。

11:25 神部岩を出発。

さらにザレ気味の尾根をひと登りで雷岩に着く。

11:32 雷岩に到着。昼食。

岩の前後に小広い平坦地があり、多くの登山者が休憩している。展望も良く、上日川ダムはもちろん塩山市街も見渡せ、視界がよければ丹沢山塊から南アルプスまで一望できる。

12:27 雷岩を出発。

左に唐松尾根の分岐道を見送り、右の雑木林の尾根をたどる。

大菩薩嶺山頂

12:32 大菩薩嶺山頂に到着(写真下)。小休止。

標柱と三角点のある山頂は樹林に囲まれまったく展望はない。そのため雷岩の人の多さに比べ訪れる登山者も少ない。もしかして雷岩の場所を大菩薩嶺と思い込んでいるのではないかと思ってしまう。

12:45 大菩薩嶺山頂を出発。

そのまま直進方向(北東)のなだらかな尾根をたどり、3度ほど折り返して山腹を進み北西の尾根に乗る。しばらくは樹林の中の下りが続き、丸川荘の青い屋根が見え始めると笹原の急下降となる。

13:40 丸川峠に到着。小休止。

丸川荘の周囲は草原が広がり、裏手に休憩場所がある。山荘から流れるラジオの音だけが響き渡る。

13:50 丸川峠を出発。

ゆるやかな草原から露岩の多い急下降が続き、膝につらい。その後沢に入り、何度か渡り返す。

14:50 丸川峠分岐駐車場に到着。


 感想

上日川峠から雷岩の間は人も多く、場所によっては渋滞気味になる。それでも展望が良いので、そんなときはノンビリと景色を楽しめる。
大菩薩嶺から丸川峠を経て駐車場に下る道は人に会うこともなく静かな山行ができる。