この記事ではWordPressの自動更新を停止する方法を紹介します。
自動更新の停止を思い立ったのは、WordPressの最新版(6.6.x)において、コピペで異常動作をするようになったため、正常動作していた6.5.5にバージョンダウンするためです。
現在のWordPressは自動更新がデフォルトでユーザーには可否の選択ができません。
自動更新の設定を確認する
まずはWordPressの設定がどうなっているか確認しましょう。と言っても、何も特別なことをしていなければ自動更新状態になっているはずです。
[ダッシュボード] → [更新]で「WordPressの更新」 – 「現在のバージョン:6.x.x」の下の表記は「このサイトはWordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」になっているはずです。そしてこれがデフォルトです。
自動更新の停止方法
自動更新を停止する方法は以下の3通りあります。
- プラグインを使う ・・・ 最も簡単な方法
- functions.phpの編集 ・・・ アップデートの影響を受けない
- wp-config.phpの編集 ・・・ ftpソフトを使うなど、初心者には敷居が高い
私のお勧めは②functions.phpの編集です。編集と言っても、敷居は低いです。
最も簡単なプラグイン「Easy Updates Manager」は、極力プラグインを最小限にしたいため採用せず。
wp-config.phpの編集はftpソフトで行います。ftpソフトの使い方も含め、ちょっとしたスキルが必要です。
編集をミスると、最悪はサイトにアクセスできないなどのトラブルが起こる可能性があり、お勧めしません。
参考のため、wp-config.phpファイルの所在を下図に示します。
①wp-config.phpファイルはWordPressインストールディレクトリ直下にあります。
②インストールディレクトリ直下になっていないのは、サブディレクトリを追加しているためです。通常は下図の「homepage」直下にあります。
自動更新を停止する
念のため事前にテキストとしてバックアップを取っておくと良いでしょう。
ここでは使用しているCocoon Childを例にします。
①[外観] → ②[テーマファイルエディター]とクリックする
開いた「テーマを編集」の右の「テーマファイル」で③[テーマのための関数(functions.php)]を選択し、④以下の内容を追記、⑤[ファイル更新]をクリックすれば、即座に反映されます。
//自動更新を停止する
add_filter( ‘automatic_updater_disabled’, ‘__return_true’ );
下図が実際に[テーマのための関数(functions.php)]に追記したものです。
自動更新の停止を確認する
再び[ダッシュボード] → [更新]で「WordPressの更新」 – 「現在のバージョン:6.x.x」の下の表記を確認してみましょう。
下図のように「このサイトは新しいバージョンのWordPressのじどうこうしんを受け取りません」になっていれば成功です😊👍。
感想
functions.phpの編集は過去に何項目か追記してきていたので、戸惑うこともなくスムーズに完了できた。そして、しっかりと停止が反映された。
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