高山(牛ヶ峰)

高山(牛ヶ峰) 716.7m

 山行情報

山行日       2025年6月2日(月) 曇り

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/オクシズ足久保観光トイレ駐車場から周回

行程詳細      オクシズ足久保観光トイレ駐車場(8:00-8:45)→ 狐石(8:55)→ 高山市民の森入口(9:09)→
          高山市民の森登山口(9:20)→ 谷沢・敷地分岐(9:56)→ 牛ヶ峰山頂(10:21-10:31)→ 高山の池(10:55-11:00)→
          中間展望台(11:02-11:14)→ 高山山頂(11:34-12:34)→ 林道出合(12:52)→ 水見色トレイル入口(12:59)→
          水見色峠(13:02)→ P569(長島分岐)(13:31-13:35)→ 口長島登り口(14:11-14:16)→
          オクシズ足久保観光トイレ駐車場(14:24)

所要時間/距離   行動時間:4時間3分 休憩時間:1時間36分 合計:5時間39分/12.1km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:00 オクシズ足久保観光トイレ駐車場に到着(写真)。

未舗装ながら広々としているが、雨上がりなのか泥濘んだ場所があり、止める位置に気を使った。
キレイなトイレがある。

8:45 オクシズ足久保観光トイレ駐車場を出発。

県道205号線(美和街道)に出て右折、道なりに進む。
10分ほどで左手に柵に囲まれた狐石(写真)がある。駐車場の案内板には、お茶の製造法を刻んだ巨石で、昔この石の下に狐が住んでいたことから「狐石」と呼ばれるようになったとある。

さらに県道を進み10分余りで天神橋を渡ると、ほどなく高山市民の森入口(写真)に着く。大山・高山ハイキングコースの案内板と道標が立つ。

右の林道に入り渓流沿いをたどる。

渓流を越えた三差路は道なりに右に進み、すぐ先の三差路(写真)を左に入る。

渓流沿いに進むと、徐々に傾斜が増すとともに、薄く苔生した路面が濡れていて滑りやすくなる。

前方に水道施設が見えてくると、ほどなく林道終点に着く。

9:20 高山市民の森登山口に到着(写真)。

「高山市民の森 登山口」と書かれた道標は、支柱が折れ放置されている。


沢沿いのモノレールに沿って伸び放題の茶畑から杉林(写真上)に入り、ひたすら登って行く。

モノレールから離れしばらくすると、細い渓流に架かる丸太を渡り、尾根に乗りひたすら登って行く(写真下)。


再び沢沿いに変わると、ほどなく谷沢・敷地分岐(写真)に出る。左は敷地方面になる。

いったんトラバース気味に沢を横切り折り返すと、生い茂った雑草(写真上)の露でパンツの裾が濡れる。

見覚えのある廃小屋(写真下)を過ぎると、山頂直下の急登を登り切ると、ポンと山頂に飛び出す。

写真下は廃小屋を振り返ったところ。2020年には廃小屋の右から敷地へ下った。

10:21 牛ヶ峰山頂に到着(写真上)。小休止。

ここには牛ヶ峰の山頂標識が、西側には一本桜(写真下)がある。

北西側の山並みは完全に雲に覆われ、山頂標識の背後に見えるはずの富士山は影も形もない。

本来はここも含めて高山なのだが、「牛ヶ峰」の標識があるので、あえて分けてみた。


10:31 牛ケ峰山頂を出発。

林道終点から高山の池の道標(写真上に従い、水見色トレイルに入る。
南斜面の土留めの階段を降りるが、すぐにその階段が途絶えてしまう。一瞬間違えたかと見回すが、登山道は見当たらない。地形図から右の倒木帯(写真中)の先に登山道があると確信し、突破すると予想通り登山道(写真下)に出た。

ひたすら山腹をトラバース気味に下る。

途中で左の尾根に乗るが、道標がなく一瞬「?」となる。

入った尾根(写真上)を急下降する途中で、左下の沢に一頭のニホンカモシカ(写真下)を見つける。向うもこちらを見つけたようで目が合い、しばし睨めっこ!?


さらに下り、八十岡分岐を右に取り高山の池へ向かう。
おだやかな水見色トレイルをたどり、5分ほどで分岐を左で高山の池に出る。

10:55 高山の池に到着(写真)。小休止。

気になるミズバショウの株は、2023年よりそれほど増えているように見えない。

11:00 高山の池を出発。

中間展望台に向かう。

すぐの分岐(写真)を直進方向に入り、短い急登から中間展望台に登り着く。

日本平、賤機山

11:02 中間展望台に到着(写真上)。小休止。

細長いピーク上に東屋がある。
東から南にかけて開け、竜爪山、日本平、賤機山、満観峰、高草山などを一望する(写真下)。

11:14 中間展望台を出発。

左のなだらかな登山道に入り、折り返して高山の池に降り立つ。

往路の分岐(写真上)を左の山頂・星の展望台への道に入る。
山腹をトラバース気味に急登(写真中)し、折り返すと林道(写真下)に飛び出し、さらに斜面を上がり山頂一角をたどれば、山頂の星の展望台が見えてくる。

11:34 高山山頂に到着(写真右上)。昼食。

星の展望台の手前にある山頂標識や三角点で記念撮影(写真右下)後、東屋で昼食を取る。

星の展望台からは竜爪山、日本平、賤機山、満観峰、高草山を一望(写真下)するが、上がらなくても林道終点からでも同じような展望が得られる。

高山山頂からのパノラマ

12:34 高山山頂を出発。

東屋横の道標(写真上)から一面のワラビを突っ切り、矢印の道標が付けられた木から杉林に入る(写真下)。


急下降(写真上)が続き、5分ほどで左から合わさる林道を横目にさらに下り、林道を横切り反対側の尾根に取り付く(写真下)。


ゆるやかな下りから5分足らずで、同じ林道に降り立つ(写真上)。
しばらく改良中の林道を下り、道標の立つ水見色トレイル入口(写真下)で尾根に入る。

ゆるやかな尾根をひと登りで水見色峠(写真)に着く。左に地形図にない水見色への道が分かれる。

少し先で小さな崩壊地(写真上)を過ぎ、ロープの張られた急登からP516を越えると、しばらくはおだやかな尾根道(写真下)が続く。

鞍部からのゆるやかな登りが続き、やや急な登りに変わると、ひと登りで道標に出る。

13:31 P569(長島分岐)に到着(写真)。小休止。

2019年の大棚山、中村山、突先山登山で通過したときは、木に付けられた道標に「口長島バス停」と書かれていたが、表面が剥がれ字が消えている。

13:35 P569(長島分岐)を出発。

北側の尾根(写真上)に入る。

短い急下降から細い尾根(写真下)に変わると、ゆるやかな下りになる。途中ほとんど道標や目印はないが、尾根をたどれば良い。


標高305mあたりで尾根を右に外し、急な斜面を折り返して下る(写真)ようになる。踏み跡がかなり分り難い。


明瞭な支尾根に変わると、ほどなく尾根先端に作られた畑を左に下り(写真)、渓流に行き当たる。

14:11 口長島登り口に到着。ルート確認。

2019年では右に進み渓流を越えたが、行き止まりになっていた。
左に進むと板の橋(写真)が架けられているが、何とも心許なく躊躇する。畑まで上がり別の道を探すが見当たらず、橋を渡る決心をする。

14:16 口長島登り口を出発。

恐る恐る渡り、何事もなく渡り終えた。
渓流沿いを進み、足久保川の橋を渡り県道205号線を左折し、往路を戻る。

14:24 オクシズ足久保観光トイレ駐車場に到着。


 感想

高山山頂から高山の池への登山道が、入ってすぐに崩壊して途切れているものの、やや右の短い倒木帯を突っ切って林に入ると、すぐに登山道に出ることができた。

気温は低いながら(山頂の温度計で18度ほど)湿度が高く、そこそこ急登があり終始汗だくの山行になった。最後はバテバテになるかと思ったが、まだまだ余裕があった。

空一面雲に覆われていたこの日の天候では、満足な展望は得られないだろうと覚悟していたが、それでも山頂からは近景の竜爪山、日本平、賤機山、相模湾、満観峰、高草山などは見られた。富士山は完全に雲の中で残念だったが。。。