高通山、烏帽子山

高通山 518.6m 烏帽子山 162m

 山行情報

山行日       2025年4月8日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/伊豆半島

アクセス/出発地  車/雲見海岸駐車場から周回

行程詳細      雲見海岸駐車場(8:00-8:36)→ 烏帽子山山頂(8:56-9:03)→ 千貫門海岸遊歩道口(9:21)→ 千貫門(9:30-9:37)→
          千貫門海岸遊歩道口(9:45)→ 高通山登山口(10:08-10:14)→ 猿岩(10:41)→ 北側展望台(10:50-10:56)→
          高通山山頂(10:59-11:12)→ 高通山遊歩道入口(11:32)→ 石部の棚田展望台(11:50-11:55)→
          三浦歩道入口(石部側)(12:30)→ 黒崎展望所(12:58-13:12)→ 三競展望台(13:24-13:30)→
          三浦歩道入口(雲見側)(13:56)→ 雲見海岸駐車場(14:00)

所要時間/距離   行動時間:4時間20分 休憩時間:1時間4分 合計:5時間24分/14.2km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:00 雲見海岸駐車場に到着。

海べりで、元々は漁港を駐車場にしたような感じだ。

北側が小さな湾になっていて、雲見想い出岬、牛着岩(大牛)、富士山、今山などの景色が広がる。
「富士山の見える足湯」の看板があるが、汚れ放題の水たまりになっていて使えない。

8:36 雲見海岸駐車場を出発。

高架下の西側の石段を上がり、国道136号線を横切る。

正面の鳥居(写真)をくぐり、さらに案内板のある鳥居をくぐる。

いきなりの急階段(約130段)を登ると、雲見神社の拝殿前に出る。右に石段(約320段)は続き、登るに連れ傾斜がきつくなってくる(写真)。しかも、石段の幅が狭く登り難い。

石段を登り切ると、左に山道(参道?)が延び、右に雲見浅間神社中之宮がある。


山道に入ると、大きな段差や岩がゴロゴロした急登(写真上)が続く。
途中で若い外人のお姉さんが一人降りてきた。服装は観光そのもの。。。何でこんなところに???

根っ子が2本並んでいる相思の根(写真下)を過ぎると、ほどなく烏帽子山山頂に登り着く

高通山、千貫門
駿河湾、富士山

8:56 烏帽子山山頂に到着(写真上)。小休止。

雲見浅間神社本殿と「烏帽子山山頂からのながめ」というジオパークの案内板がある。

本殿の反対側の石段から岩頭に上がると、極狭い展望台(写真中上)になっている。手摺りにネットは張られているが低く、ちょっと恐怖を感じる。

高通山、千貫門(写真中下)、駿河湾、富士山(写真下)、西伊豆の岬や名もない山々など、360度の大パノラマが広がる。

9:03 烏帽子山山頂を出発。

往路を戻る。

国道136号線に出て南下し、大田川を越えた右の袂から千貫門遊歩道に入る。
川沿いをたどり、小さな橋を渡ると千貫門海岸遊歩道口(写真)になる。案内板を確認して石段を登り、次の案内板から下り海岸に降り立つ。

千貫門

9:30 千貫門に到着(写真)。小休止。

大岩の中央に波に削られてできた海食洞があり、烏帽子山山頂の雲見浅間神社の門に見立てられているとのこと。自然のパワーを感じさせる。

9:37 千貫門を出発。

千貫門海岸遊歩道口に戻り、右に道を取りさらに南下する。十字路を右の雲見オートキャンプ場方面に向かう。
ゆるやかな登りが続く。

山腹を彩るオオシマザクラやヤマザクラ

10:08 高通山登山口に到着(写真上)。小休止。

少し手前から北側に烏帽子山や富士山が見られ、西側には満開のオオシマザクラやヤマザクラがP428の山腹を春色に染める(写真下)。

10:14 高通山登山口を出発。

登山口を入ると、いきなり大きな石がゴロゴロするゆるやかな登りが続く。
徐々に傾斜が増すと、苔生しただけではない緑色の岩(写真)が目立ってくる。

大荒れの場所や整備された階段を交えて登り、ベンチのある2つの大岩(猿岩)(写真)に出る。
少し登ると山腹を横切るように真っ直な登りとなり、折り返すとほどなく開けた北側展望台に飛び出す。

烏帽子山、千貫門、駿河湾、富士山

10:50 北側展望台に到着。小休止。

ベンチのある北側が開け、近くは烏帽子山や千貫門、遠くに堂ヶ島や伊豆の山並み、その奥にやや霞み気味ながら駿河湾上に浮かぶ富士山と大パノラマが広がる。

10:56 北側展望台を出発。

オオシマザクラやヤマザクラの中を山頂に向かう。

10:59 高通山山頂に到着(写真上)。小休止。

オオシマザクラ(写真下)やヤマザクラが満開の山頂には、山頂標柱や三角点、ベンチがある。
南側が開け駿河湾を一望する。

南伊豆ロングトレイルの縦走と思われる登山者が休憩していた。

11:12 高通山山頂を出発。

東側の尾根に入り、土留めの階段(写真上)を下る。後半には岩を削った階段や痩せ尾根(写真下)も出てくる。


グラウンド前の登り口に降り立ち(写真上)、左下に雲見地区ふれあいパーク駐車場を見ながら進むと、満開のソメイヨシノの先に高通山遊歩道入口の標柱(写真下)がある。


国道136号線に出て左へゆるやかに下り、10分足らずで石部の棚田への道(写真)に入る。一転ゆるやかな登りが続き、しばらくして広い駐車場が見えてくる。

石部の棚田、富士山

11:50 石部の棚田展望台に到着(写真上)。小休止。

名称からの期待とは裏腹に、谷筋に棚田の一部見えるだけだが、尾根には桜が咲き乱れ、その奥に富士山が見え(写真下)、なかなかの景色が広がる。

自販機の缶コーヒーで喉を潤す。

石部の棚田

11:55 石部の棚田展望台を出発。

100mほど先で道標の立つ分岐を左に下り、さらに少し先で道標を左の石畳の道(写真上)に入る。すぐに棚田の南側に出て端をなぞるようにたどる。

舗装路に出て左に下る。道標は横切る方向だが。。。
すぐ先で棚田を広く見渡せる場所に出る。ここからが何枚か撮った中でのベストショット(写真下)になった。

再び石畳の道に入り、棚田の中をゆるやかに降りて行く。


棚田が終わる頃に舗装路の丁字路(写真)を右折、すぐ先の丁字路は左折し旧道のような道から石部の集落に向かう。

石碑や石積み(写真)などがあり、こちらを選んで正解だった。


先ほどの道と合わさり5分ほどでオリーブ園の前を左に入る。良く見ると掲示板に隠れるように道標が立っている。

すぐ先に分岐があり、角に三浦歩道案内板がある。

12:30 三浦歩道入口(石部側)に到着(写真)。

3本の道があるが、右と真ん中は民家への道に見えたため、GPSも案内板も確認せず左の道に入った。
すぐに不明瞭な山道になり、GPSを確認するとまるで反対に来ていた。
戻って石段を上がってさらに左の石段を上がり鳥居をくぐる。だが、何かおかしいと思いGPSを確認すると、なんとさっきと同じ方向に来ていた。またまた戻ると、小屋風の後の細い道に道標を見つける。


やっと正しい三浦歩道に入り先に進むと、歩道は名ばかりの登山道もビックリの道(写真上)が続く。

P234の鞍部(写真下)に登り着き、右の急階段から細長いピークを越えると、ほどなく黒崎展望所に出る。

富士山、田子島、今山

12:58 黒崎展望所に到着(写真上)。昼食。

それほど広くないが、ベンチがある。

北側が開け、展望が広がる。
かなり霞気味の富士山、萩谷岬、田子島、今山、笠蓋山、八ノ段など(写真下)を見ながら、ノンビリと昼食を取る。

13:12 黒崎展望所を出発。

往路を戻り、分岐を直進する。

P234の北側斜面を小さくアップダウンしながらたどり、鞍部の分岐に出る。右に道を取り尾根の東側を進むと、ほどなく三競展望台に出る。

烏帽子山

13:24 三競展望台に到着(写真上)。小休止。

展望台や東屋、ベンチがある。

黒崎展望所より展望に広がりがあり、プラスして烏帽子山(写真下)を見ることができる。

13:30 三競展望台を出発。

すぐの分岐を右に道を取り尾根の西側を進み、鞍部で右へ下る。

ジグザグの急下降(写真上)から石切場を通過すると、ほどなく国道136号線側の登り口(写真下)に降り立つ。

左へわずかで再び三浦歩道に入り直す(写真上)。
しばらく石切丁場跡(写真中)が続き、尾根を乗り越し、支尾根を急下降し民家横(写真下)に降り立つ。
集落の中をわずかにたどれば、高架の向うに雲見海岸駐車場が見えてくる。

14:00 雲見海岸駐車場に到着(写真)。

駐車場入口からは雲見想い出岬、牛着岩(大牛)、富士山、今山などを一望でき、なかなかの景観だ。


 感想

高通山は3回目、烏帽子山は2回目。
今回はこちらの(↓)ログを見て(感謝)、石部の棚田を見たくなり周回することにした。
ヤマレコ 高通山・烏帽子山


三浦歩道以外は登山道は明瞭で、危険な場所もない。三浦歩道の石部側の入口が分り難く、2回も道間違いをしてしまった。分岐にある案内板を良く確認すればいいだけなのだが。。。
この三浦歩道は歩道と言う割に、小さなアップダウンが連続してなかなかハード。足元はもちろん、気持ちもシッカリと準備をして歩きたい。

この日は天候に恵まれ、やや霞気味ながら終始富士山が姿を見せてくれた。また、至るところで満開のヤマザクラやオオシマザクラが見られ、山腹を彩る様は見応え十分だった。
石部の棚田は展望台からは今一だったが、石畳の道をたどりながらの棚田はなかなか見応えあり。
他には、三浦歩道の石切丁場跡や黒崎展望所、三競展望台も見どころだ。