竜ヶ石山、西山、三合山

竜ヶ石山(りゅうがしやま) 359.5m 西山 253.7mm 三合山(みつあいやま) 297m

 山行情報

山行日       2025年4月30日(水) 快晴

山頂所在地/山域  静岡県/愛鷹連峰

アクセス/出発地  車/竜ヶ石山ハイキング駐車場から周回

行程詳細      竜ヶ石山ハイキング駐車場(8:35-9:05)→ 白橿の棚田入口(9:12)→ 白橿の棚田(9:34-9:42)→ 背山峠越え(9:53)→
          背山峠(9:57)→ 西山山頂(10:00-10:05)→ 伊平西峠(10:31)→ 伊平東峠(10:40)→ 竜の爪石(10:45)→
          竜ヶ石山山頂(10:47-11:47)→ 三合山山頂(11:58-12:08)→ 竜ヶ石山峠の登山口(12:19)→
          夫婦岩・岩抱き桜(12:22-12:29)→ 竜ヶ石山ハイキング駐車場(12:56)

所要時間/距離   行動時間:2時間21分 休憩時間:1時間30分 合計:3時間51分/8.7km

服装/装備     半袖シャツ、機能性インナー、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:35 竜ヶ石山ハイキング駐車場に到着(写真)。

車道から突き当たりを左折すると観光客用の竜ヶ岩洞駐車場があり、右折すると登山者専用の竜ヶ石山ハイキング駐車場がある。
ここにトイレはなく、竜ヶ岩洞駐車場のを利用する。

9:05 竜ヶ石山ハイキング駐車場を出発。

北側の階段を降りて竜ヶ岩洞駐車場方面に向かい、駐車場を左に見て直進する(写真上)。
ゆるやかな登りから分岐(写真下)で右に入り、白橿の棚田に向かう。

集落を抜け分岐を右に上がると、ほどなく白橿の棚田に着く。

白橿の棚田
浜松アクトタワー

9:34 白橿の棚田に到着。小休止。

入口に簡易トイレ、奥に展望台(写真上)がある。

展望台からは、棚田(写真中)越しに引佐町奥山、その奥に浜松アクトタワーを中心とした市街地(写真下)を一望する。

9:42 白橿の棚田を出発。

林道を左に上がり、何度か折り返し、舗装が途切れる分岐を左に進む。
しばらくして枯れ枝や枯れ葉の積もる簡易舗装路に変わると、ほどなく登山道が分岐する背山(うしろやま)峠越え(写真上)に着く。

登山らしい山腹の道をたどると、5分足らずで背山峠(写真下)に登り着く。左の「奥山・尾沢口」方面に道を取り、ゆるやかに尾根をたどる。

10:00 西山山頂に到着(写真)。小休止。

三角点(四等三角点「尾沢」)はあるものの、山頂標識はない。

雑木林の中で山頂らしさはない。

 

10:05 西山山頂を出発。

往路を戻り、背山峠を直進する。
おだやかな尾根道(写真上)が続き、小さなコブやピークを越え、伊平西峠(写真中)に降り立ち直進する。
踏み跡の薄い尾根をたどり、右に林道が合わさる伊平東峠(写真下)も直進する。

この日一番の長い急登(写真上)が続き、ゆるむと竜の爪石(写真中)の正面に出る。右に回り込んで岩に上がる(写真下)と、「上面には、あたかも竜の爪跡を思わせる三本の溝が深く刻まれている。」とのネット上の説明を納得できなくもない。

ひと登りで開けた竜ヶ石山山頂に飛び出す。

浜松市街
尉ケ峰


10:47 竜ヶ石山山頂に到着(写真上)。昼食。

南側が大きく開けた芝生の斜面になっていて、登り口側に山頂標柱、初生の鐘、ベンチ、三角点(三等三角点「田畑村」)(写真中上)がある。

正面には浜松アクトタワーを中心に浜松市街(写真中下)が広がり、右には2011年に歩いた尉ケ峰(右端)と東に延びる尾根を一望する(写真下)。

11:47 竜ヶ石山山頂を出発。


南側のカルストルートに入り、一頻り下るとカレンフェルト(写真上)が現れる。

分岐(写真下)をほぼ直進し、三合山へ向かう。
短い下りから鞍部に降り立ち、ひと登りで三合山頂に立つ。



11:58 三合山山頂に到着。小休止。

木に付けられた標識(写真上)にはやまびこの丘(三合山)とある。
一方、北東側の木の根元には富士山の方向を示す標識が置かれ、枝の合間にかすかに富士山(写真下)が見えた。ちなみに、裸眼では見えなかったが、偏光サングラス越しに見つけた。

写真下:何とか富士山が見えるよう、画質を調整してある。

12:08 三合山山頂を出発。

分岐まで戻り、左の峠の登山口側に下る。
すぐに峠の登山口側からの登山者のためのカレンの説明板(写真上)と竜ヶ石山のカレンフェルトの標柱(写真下)がある。

カレン・・・雨水によって溶かされてできた溝上の筋、容食条溝
カレンフェルト・・・カレンが多数連なって形成される地形

山腹をゆるやかに下り、5分余りで竜ヶ石山峠の登山口(写真上)に降り立つ。
道標にある夫婦岩・岩抱き桜などのパワースポットに向かう。
右上に大きな岩が見えてくると、夫婦岩・岩抱き桜ヘの登り口(写真下)に着く。

12:22 夫婦岩・岩抱き桜に到着。見物。

階段を上がり折り返せば、夫婦岩(写真上)の正面に出る。
木が邪魔で良い写真アングルが取り難い。
反時計に岩を回り反対側に上がると、岩抱き桜(写真下)の状況が良く分る。

12:29 夫婦岩・岩抱き桜を出発。

往路を戻り、峠の登山口を直進する。
下る途中に「竜ヶ石山で最も美しい桜 貞雄桜」がある。これが最後の見どころだろうか。。。
左下に駐車場を見下ろすと、ほどなく左に竜ヶ岩洞ハイキング駐車場入口(写真)がある。

12:56 竜ヶ石山ハイキング駐車場に到着。


 感想

竜ヶ石山と三合山は2010年に三岳山との周回で一度訪れている。今回は白橿の棚田経由で西山から西に延びる尾根をたどり、竜ヶ石山ヘと向かった。

全体の2/3は舗装路なので、ソールの柔らかめのトレッキングシューズを選択した。ソールの硬い登山靴が必要なほどの悪路はなく、これで正解だった。
道標も含め登山道はシッカリと整備されて、迷ったり、危険だったりはなく、概ねハイキング気分で歩けた。

白橿の棚田やそこからの展望、竜の爪岩、竜ヶ石山からの展望、カレンフェルト、三合山からの富士山、夫婦岩、岩抱き桜など見どころも多くあり、短いながら充実した山行になった。ちなみに、竜ヶ石山からも富士山が見えるらしく、富士見台が設置されていたが、見ることはできなかった。偏光サングラスをすれば見えたのだろうか。。。