入笠山(積雪期)
2025.01.19
入笠山 1,955.4m(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2025年1月16日(木) 快晴
山頂所在地/山域 長野県/南アルプス前衛
アクセス/出発地 車/沢入登山口駐車場から周回
行程詳細 沢入登山口駐車場(7:30-8:03)→ 法華道分岐(8:53)→ 遊歩道出合(9:01)→ お花畑入口(9:07-9:10)→
花畑分岐(9:20)→ 八ヶ岳ビューポイント(9:34-9:41)→ 林道出合(9:47)→ 首切登山口(9:50)→
首切清水(9:54)→ 大阿原湿原入口(10:06-10:10)→ テイ沢分岐(10:26)→ 登山道入口(10:40)→
首切清水(10:54-10:58)→ 法華道佛平峠(11:04)→ お花畑分岐(11:11)→ 首切登山道分岐(11:23)→
入笠山山頂(11:27-11:40)→ 入笠山登山道分岐(11:47)→ 入笠山登山口(11:56)→ 山彦荘(12:06-12:16)→
入笠湿原出入口(12:19)→ 沢入登山口駐車場(13:03)
所要時間/距離 行動時間:4時間19分 休憩時間:41分 合計:5時間/11.8km
服装/装備 アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、雪山登山靴、
ゲーター、アイゼン、スノーシュー(未使用)、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:30 沢入登山口駐車場に到着(写真)。
駐車場の奥に停める。先着4台。準備中に1台やってきた。 もちろん(?)奥にあるトイレは冬期使用できません。
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8:03 沢入登山口駐車場を出発。
今年はたっぷりと雪があり(写真)、ワクワクする!!最初からアイゼンを履き、スノーシューをザックに括り付ける。
今シーズン初の雪とアイゼンに、足慣らしのため感触を確かめるようにゆっくりと登る。
いつもの勝手知ったるルートなので、迷うことはない。そしていつものように雨量観測所前を通過して行く。
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8:53 法華道分岐に到着(写真上)。
左の斜面に入ると、新雪が積もったのだろうかトレースはまったくない(写真下)が、夏道の形跡がハッキリとしていてルート取りに問題はない。また、新雪も厚くなく、アイゼンが沈み込むことはない。
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雪に埋もれそうな沢に架かる丸太橋を越え、ゆるやかな登りから遊歩道・沢入駐車場分岐(写真)に出て左に道を取る。さすがにここにはトレースが付いている。
沢に架かる橋を越え、林道に平行する遊歩道をたどれば、ほどなくお花畑入口の前に出る。
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9:07 お花畑入口に到着(写真)。小休止。
お花畑内の遊歩道を見ると縦横無尽に足跡は付いているものの、ほとんどに新雪が被さっている。 今日付けられた足跡は、入口を入って右に向い登山道と合流しているようだ。
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9:10 お花畑入口を出発。
遊歩道の杭に従ってお花畑の中ほどを登って行く(写真上)。遊歩道に沿う限り沈み込みはなく、快適に登って行く。
花畑分岐(写真下)で入笠山山頂ではなく、首切清水方面に向かう。 本来の遊歩道は何度か折り返して付けられているが、一直線にゲートに向かって夏道のような窪みに沿って登る。トレースはないが、まったく問題ない。これまでに付けられたトレースが、夏道のような形になっているのだろう。
ゲートを抜け林に入り、入笠山の東側山腹をたどる。
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9:34 八ヶ岳ビューポイントに到着(写真上)。小休止。
名称の通り八ヶ岳を一望する(写真中)。左の木の枝が煩くて、蓼科や北横岳が今一なのが残念。また、右の尾根越しに富士山(写真下)も見えている。
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9:41 八ヶ岳ビューポイントを出発。
ゆるやかな下りから途中で左に折れ、林道に向かう。ポイントには道標が立つが、林道方面への道標はない。 トレースのない夏道をたどれば、ほどなく林道に飛び出す。
首切登山口(写真)、首切清水と通過し、しばらく林道を歩く。
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10:06 大阿原湿原入口に到着(写真)。小休止。
入口から周回路にトレースはなさそうだ。
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10:10 大阿原湿原入口を出発。
降りたところが吹き溜まっていて、数メートル間膝まで潜った。 大阿原湿原の南側(写真上)は林の中で雪の吹き溜まりはなく、沈み込むこともなく歩きやすい。
ところがテイ沢分岐(写真中)を過ぎた北側(写真下)は開けているためか、やや吹き溜まり気味で、ときどき脹脛の中ほどまで沈み込む。
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湿原を横切る木道を渡り終えた北側で登山道に入る。
ウサギの足跡(写真)のトレース(?)があるだけの登山道をたどる。
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10:54 首切清水に到着(写真)。小休止。
清水は完全に雪で埋まっているようだ。
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10:58 首切清水を出発。
西側の登山道に入り、P1960の山裾を北西にたどる。 ほどなく首切登山口の分岐を左に折れ、開けた法華道佛平峠(写真上)に出て、入笠山から南に延びる尾根に取り付く。 お花畑への分岐(写真中)を直進すると、徐々に傾斜が増し息を切らしながら登る。
右の迂回コースから数人の登山者が合流してくる首切登山道分岐(写真下)を直進すると、ほどなく山頂に飛び出す。
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11:27 入笠山山頂に到着(写真右上)。小休止。
広々とした山頂中央に山頂標識(写真右下)や三角点、方位盤がある。
平日にも関わらず、多くの登山者で賑わっている。
風はほとんどなく、降り注ぐ陽射しと相まって、アウターとグローブなしでも寒さを感じない。
快晴の元360度の大パノラマを楽しむ。中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、筑摩山地、八ヶ岳、奥秩父山塊、富士山、南アルプスと日本の主だった山々(写真下)を一望する。
中央アルプス |
乗鞍岳、北アルプス |
筑摩山地、霧ヶ峰 |
八ヶ岳 |
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11:40 入笠山山頂を出発。
岩場コース(写真上)に入る。もちろん岩場はすっかり雪に覆われその痕跡もない。 次々登ってくる登山者をかわしながら下り、入笠山登山道分岐(写真中)を過ぎお花畑沿いを下る。
入笠山登山口(写真下)に降り立ち、マナスル山荘前を右に下る。
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12:06 山彦荘に到着(写真)。昼食。
休みのようなので、軒下のイスを拝借😅して昼食を取る。
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12:16 山彦荘を出発。
入笠湿原(写真)に降りる。珍しく人っ子一人いない。
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降り立った分岐を右に折れ、出入口ゲート(写真)を抜ける。
法華道分岐を過ぎ往路を戻る。
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13:03 沢入登山口駐車場に到着(写真)。
登山口にはまだ多くの雪が解け残っている。
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◎ 感想
2023年2月には駐車場も登山口もほとんど雪がなかったが、今年はたっぷりの雪で気持ちが盛り上がった。
積雪があったのか、法華道分岐から法華道佛平峠まではほとんどトレースがなかった。大阿原湿原入口での膝上まで潜る吹き溜まりと北側遊歩道の一部で脹脛の中ほどまで埋まることはあったものの、それ以外は概ね明瞭な夏道をたどれば、ラッセルも踏み抜きもなくアイゼンで快適に歩けた。スノーシューを携行したが、ただのお荷物になってしまった。
多くの登山者で賑わう山頂は風はほとんどなく、快晴の空から降り注ぐ陽射しで、アウターを着てなくても寒さはまったく感じなかった。
そして、中央アルプスから北アルプス、筑摩山地、八ヶ岳、奥秩父山塊、富士山、南アルプスなど、圧巻の大パノラマを堪能した。