黒斑山、蛇骨岳(積雪期)

黒斑山 2,404m 蛇骨岳 2,366m(積雪期)

 山行情報

山行日       2025年3月26日(水) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県・群馬県/甲信越 浅間連峰

アクセス/出発地  車/高峰高原ビジターセンター駐車場から往復

行程詳細      高峰高原ビジターセンター駐車場(8:48-9:00)→ 黒斑山登山口(9:02-9:05)→ 車坂山山頂(9:19)→
          コマクサ展望台(9:39)→ 槍ヶ鞘(10:10-10:13)→ 中コース分岐(10:15)→  トーミの頭山頂(10:21-10:26)→
          黒斑山山頂(10:38)→ 蛇骨岳標柱(11:04-11:14)→ 黒斑山山頂(11:41-11:56)→  トーミの頭山頂(12:04-12:08)→
          中コース分岐(12:11)→ 高峰高原ビジターセンター前(12:48-12:50)→ 高峰高原ビジターセンター駐車場(12:51)

所要時間/距離   行動時間:9時間9分 休憩時間:42分 合計:3時間51分/8.3km

服装/装備     アウタージャケット(未使用)、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、
          雪山登山靴、ゲーター、12本爪アイゼン、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:48 高峰高原ビジターセンター駐車場に到着(写真)。

すでに10台ほどが駐車中。未舗装なので雪解け水で、若干泥濘気味だ。

9:00 高峰高原ビジターセンター駐車場を出発。

駐車場を出て右に100mほどで、左の黒斑山登山口に上がる。

9:02 黒斑山登山口に到着(写真)。アイゼン装着。

ここでアイゼンを装着する。先行のカップルが先にアイゼンを付けていた。

9:05 黒斑山登山口を出発。

すぐ先の表コース・中コース分岐を右の表コースに入る。
カラマツ林の中をゆるやかに登り、15分ほどで車坂山に立つ。山頂標識を探したが見つけられなかった。
ジグザグの急下降から鞍部(写真)に降り、左右に分かれるトレースを右に取り、尾根の右寄りに取り付く。

高峯山、東篭ノ登山、水ノ塔山

やや急な登りが続き(写真上)、左に折れるように上がると、そこは開けたコマクサ展望台(写真中)になる。背後に高峰高原を取り囲むように高峯山、東篭ノ登山、水ノ塔山など(写真下)を一望する。
道標から右のシラビソ林に入ると、狭いなだらかな尾根が続く。
短い急登から非難シェルターを通過し、ピークを越えるとわずかで槍ヶ鞘に出る。

浅間山
黒斑山、トーミの頭

10:10 槍ヶ鞘に到着(写真上)。小休止。

前方に浅間山(写真中)、その左にトーミの頭や黒斑山(写真下)を一望する。トーミの頭への急な登山道には登山者の姿が見える。

10:13 槍ヶ鞘を出発。

下り始めの踏み抜き跡のある急下降(写真上)から中コース分岐(写真中)を直進し、断崖の際(写真下)を急登すれば、ほどなくトーミの頭に立つ。

浅間山
外輪山

10:21 トーミの頭に到着(写真上)。小休止。

東側が切り立った断崖で浅間山(写真中)と外輪山の黒斑山や蛇骨岳、仙人岳など(写真下)を一望する。

10:26 トーミの頭を出発。

黒斑山に向けて外輪山を登る。浅間山監視カメラ(写真)を過ぎると、ほどなく黒斑山山頂に着く。

10:38 黒斑山山頂に到着(写真)。

ここはスルーして蛇骨岳に向かう。

外輪山の断崖の際のトレース(写真)を気持ち良くたどる。
P2366(実際の蛇骨岳山頂)付近で迂回するように樹林帯に入り、しばらくして樹林帯を抜け少し下ると蛇骨岳標柱にたどり着く。

11:04 蛇骨岳標柱に到着(写真右上)。小休止。

ちょっと開けた尾根の肩のような場所に、山頂標柱(写真右下)がある。
すぐ先の岩場からの展望が良い。今までと違った角度からの浅間山や剣ヶ峰、牙山、外輪山のトーミの頭や黒斑山、仙人岳、鋸岳などをグルッと見ることができる。また、北には霞気味だが四阿山、横手山、草津白根山などが見られる(写真下)。

11:14 蛇骨岳標柱を出発。

往路を戻る。

浅間山 トーミの頭、黒斑山 四阿山 横手山、草津白根山
浅間山アップ
剣ヶ峰、牙山

11:41 黒斑山山頂に到着(写真上)。昼食。

真っ正面の浅間山(写真中)やその右に剣ヶ峰、牙山(写真下)、トーミの頭などを見ながら、立ったままだがノンビリとパン2個の昼食を取る。その間何組もの登山者がやってきた。
西側が樹林帯なので風が遮られる。


11:56 黒斑山山頂を出発。

往路を戻る。

12:04 トーミの頭に到着。小休止。

下山に備えて一息入れる。

12:08 トーミの頭を出発。

断崖の際を今度は急下降(写真下)し、中コース分岐(写真下)を右の樹林帯に入る。

シラビソ林の中(写真上)をひたすら下る。
途中で沢を横切り、右岸を高巻くように下る。
アサマ2000方面への廃道(写真下)を横切り、さらに沢沿いをゆるやかに下る。

12:48 高峰高原ビジターセンター前に到着(写真)。アイゼン脱着。

12:50 高峰高原ビジターセンター前を出発。

駐車場はすぐ目の前だ。

12:51 高峰高原ビジターセンター駐車場に到着。


 感想

前回(2011年2月)は高峯山から黒斑山を周回したが、今回は黒斑山から蛇骨岳への往復とかなり短め。と言うのも、昨日の湯ノ丸山・烏帽子岳の影響が心配だったため、事前にこの計画にした。だが、それは杞憂で、足の疲労感もなく快調にスタート、余裕を持ってゴールできた。

コマクサ展望台とトーミの頭へがやや急登と言えるかも知れないが、それ以外は小さなアップダウンがある程度と歩きやすい。しかも、しっかりと踏まれた圧雪で、チェーンスパイクでも問題ないと感じた。
風は樹林帯の中では遮られ問題なし。各ピークでもそれほどでもなかった。

トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳と違った角度からの浅間山は見応えありだ!!蛇骨岳からはやや霞み気味ながら、四阿山や草津白根山も見られた。

蛇骨岳から東に続く稜線を見ると、仙人岳方面に明瞭なトレースがあり、一瞬心が動かされたが思い止まった。次回は足を伸ばしてみたい。


 日帰り温泉

あぐりの湯こもろ

入浴料500円となかなかリーズナブル。

平日の2時前後と言うこともあり、洗い場も空いていた。
大浴場、小浴場、ジャグジー、寝湯、水風呂、サウナとここまではよくある構成。お薦めは展望風呂。浅間山から黒斑山、高峯山、水ノ塔山、東篭ノ登山、西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳などを一望する。これは本当に見応えがあり、このためだけに入浴するのもありだと思う。