小楢山、大沢ノ頭(大沢山)

小楢山 1,712.6m 大沢ノ頭(大沢山)1,674.7m

 山行情報

山行日       2025年8月30日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/奥秩父山塊

アクセス/出発地  車/焼山峠駐車場 小楢山登山口から往復

行程詳細      焼山峠駐車場(7:50-8:30)→ 小楢山登山口(8:31)→ 子授地蔵(8:32)→ 新道・旧道分岐(焼山峠側)(9:03)→
          一杯水(9:20)→ 小楢峠(9:26)→ タナネイリノ頭山頂(9:29)→ 幕岩(9:43-10:08)→
          大沢ノ頭(大沢山)山頂(10:11-10:17)→ 小楢峠(10:36)→ 小楢山山頂(10:46-11:46)→ 一杯水(11:53)→
          新道旧道分岐(小楢山側)(12:01)→ 的石(12:03)→ 小楢山登山口(12:40)→ 焼山峠駐車場(12:40)

所要時間/距離   行動時間:2時間39分 休憩時間:1時間31分 合計:4時間10分/8.1km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:50 焼山峠駐車場に到着(写真)。

10数台停められそう。
ロータリー風になっていて、中央には周辺の案内板、反対側にはトイレがある。

8:30 焼山峠駐車場を出発。

駐車場横のゲート手前の案内板の立つ小楢山登山口(写真)を入る。

すぐ先に祠に納められた子授地蔵(写真上)と見守るように新旧多数の地蔵がある。
登山道はその先の尾根上を、防火帯の様に延びている(写真下)。

ゆるやかなアップダウンを繰り返した後、広い尾根をゆるく登り(写真上)、焼山峠側の新道・旧道分岐(写真下)で右の旧道に入る。
P1653の西側山腹をゆるやかに登り、左奥に的石を見ると、ほどなく小楢山側の新道・旧道分岐で新道と合わさる。

小楢山から北に延びる尾根の西側をゆるやかに登り、一杯水のすぐ西側の分岐(写真)に出る。左は小楢山への直登、右は小楢峠を経て小楢山・幕岩になる。
右に道を取り、小楢山の西側山腹をトラバース気味にたどり、7分ほどで小楢峠に着く。

9:26 小楢峠に到着(写真)。

変則的な四辻になっていて、左に折り返すと小楢山山頂、左に下ると母恋し路経由で窪平、直進は幕岩・大沢山になる。


直進してひと登りで、タナネイリノ頭(写真)に登り着く。漢字で「棚根入ノ頭」と書かれた山頂標識がある。

おだやかな尾根を下り、鞍部で右に外して岩尾根の右下をたどると、10数分で幕岩の標柱に行き着く。

9:43 幕岩に到着(写真右上)。小休止。

岩の亀裂にかけられた鎖を手掛かりに登る(写真右中)。足掛かりも多く、登るのは難しくはない。

登り切ると西に傾斜した広い岩棚(写真右下)で、この時季としては素晴らしい景色が広がる。

富士山を始め、大菩薩連嶺(大菩薩嶺、天狗棚山、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳など)、八ヶ岳、南アルプスの一部(甲斐駒ヶ岳が見えたが、左の仙丈ヶ岳は雲の中)、小楢山など360度の大パノラマが広がる(写真下)。

一頻り景色を堪能し鎖場を降りる。ほとんど垂直で足元が確認し難く、手子摺りながら降りる。

10:08 幕岩を出発。

尾根をひと登りする。

富士山 大菩薩連嶺 八ヶ岳 甲斐駒ヶ岳

10:11 大沢ノ頭(大沢山)に到着(写真)。小休止。

狭い山頂に山頂標柱と三角点がある。なんとか富士山が見られる程度と、展望はあまり良くない。

10:17 大沢ノ頭(大沢山)を出発。

往路を戻る。

小楢峠(写真上)で尾根上の登山道に入り、ゆるやかに登り10分ほどで東屋(写真下)の後から小楢山山頂に飛び出す。

10:46 小楢山山頂に到着(写真右上)。昼食。

山頂は錫杖ヶ原の南端に位置し、東屋があり広々としている。
山頂標柱や山頂説明板、三角点(写真右中)、方位盤などがある。
マルバダケブキ(写真右下)が満開だ。
南側が大きく開け、富士山を始めに大菩薩連嶺(大菩薩嶺、天狗棚山、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳など)、御正体山、御坂山地(三ッ峠山、御坂山、黒岳、富士山、鬼ヶ岳、毛無山など)、八ヶ岳、南アルプスの甲斐駒ヶ岳など、大沢ノ頭の大パノラマが広がる(写真下)。


富士山 大菩薩連嶺
御坂山地

11:46 小楢山山頂を出発。

北側の登山道に入り、錫杖ヶ原をゆるやかに下り涸れて標柱だけの一杯水(写真)の先で分岐を右折する。


小楢山側の新道・旧道分岐(写真上)を右の新道に入り、ゆるやかにひと登りで的石(写真下)がある。

雑草の中にマルバダケブキが咲く登山道をゆるやかに登り、P1653を越える。

焼山峠側の新道・旧道分岐から往路をたどり、右下に見える林道への踏み跡(写真上)はスルーする。

小楢山登山口(写真下)に降り立ち、焼山峠駐車場に帰り着く。

12:40 焼山峠駐車場に到着。


 感想

昨年(2024年)は父恋し路を登り、母恋し路を下ったが、今回はすっかり記憶の薄れた2007年と同じルートをたどった。

全体にルートはおだやかで歩き易い。危険な場所もない。敢えて言えば、幕岩から降りるときが、やや手子摺ったことか。。。岩場や鎖場に慣れていないと、ちょっと危ないかも知れないと思った。

幕岩と小楢山からはこの時季としては願ってもない展望が広がり、富士山を始めに大菩薩連嶺や御坂山地、八ヶ岳、南アルプスの甲斐駒ヶ岳などが見られ、大満足!!

今度は鼓川温泉側から妙見山、差山経由で登ってみたい。