北横岳(積雪期)
2025.03.01
北横岳 2,480m(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2025年2月27日(木) 快晴
山頂所在地/山域 長野県/八ヶ岳連峰
アクセス/出発地 車/北八ヶ岳ロープウェイ駐車場 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口から往復
行程詳細 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場(7:26-7:57)→ 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口(7:58-8:04)→ 冬期登山道入口(9:09)→
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(9:10-9:18)→ 第一休憩所(9:21-9:25)→ 坪庭北横岳分岐(9:29)→ 三ッ岳分岐(9:49)→
北横岳ヒュッテ(9:54-10:00)→ 北横岳南峰(10:09-10:12)→ 北横岳北峰(10:14-10:18)→
北横岳南峰(10:20-10:25)→ 北横岳ヒュッテ(10:30-10:43)→ 三ッ岳分岐(10:46)→ 坪庭北横岳分岐(11:02)→
坪庭南口(11:08)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(11:12-11:17)→ 冬期登山道入口(11:15)→
坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口(11:59-12:01)→ 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場(12:02)
所要時間/距離 行動時間:3時間9分 休憩時間:56分 合計:4時間5分/9.6km
服装/装備 アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、
12本爪アイゼン、トレッキングポール、ワカン(未使用)
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:26 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場に到着。
登山口のある駐車場東側に停める。まずは、トイレを済まし、準備にかかる。
アプローチの道路には雪はほぼなく、スタッドレスならばまったく問題なし。
7:57 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場を出発。
登山道入口までの30mほどは雪がなく、アイゼンを付けられず。
7:58 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口に到着(写真)。アイゼン装着。
ここでアイゼンを履く。
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8:04 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口を出発。
枯れ木を利用した道標の立つ登山口から斜面に取り付く。いきなりやや急な上りが続き、ウォーミングアップのつもりでゆっくりと登る。 10分ほどでゆるやかな尾根に変わり、正面に北横岳を見ながら、ロープウェイ右横のハッキリとしたトレース(写真)をたどる。
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ロープウェイの左にトレースが変わると、ほどなくゲレンデを横切り(写真上)、しばらくは樹林帯の中をゆるやかに登る(写真下)。
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やや傾斜がきつくなると、ゲレンデ横の登り(写真上)が続く。
やがて樹林帯の中のトラバースから立ち枯れの中(写真下)をゆるやかに登ると、ほどなく冬期登山道入口に登り着く。 左へわずかでロープウェイ山頂駅前に出る。
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9:10 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。小休止。
ロープウェイで上がってきた多くの登山者が準備している。スキーヤーは少ないようだ。
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9:18 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発。
歩き慣れた(?)坪庭の探勝路に入り(写真)、ひと登りで坪庭の台地に上がると、すぐに第一休憩所がある。
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南アルプス |
9:21 第一休憩所に到着(写真上)。小休止。
縞枯山から南アルプス(写真下)、中央アルプス、御嶽山、北横岳など360度の展望が広がる。
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9:25 第一休憩所を出発。
坪庭の溶岩帯を北西にたどる。トレースはバッチリ付いている。 第二休憩所はスルーし、坪庭北横岳分岐(写真)を左に折れる。
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しばらくして沢を横切り、北横岳の南東の急斜面に取り付き折り返して登る。ここもトレースはバッチリだ(写真)。 折り返しの登りからトラバースになると、右に展望が開けるようになる。
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登り切るとほどなく三ッ岳分岐(写真)を通過し、5分ほどで北横岳ヒュッテに着く。
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9:54 北横岳ヒュッテに到着(写真)。小休止。
登山者が数人休憩している。
最後の急登に備えて一息入れる。
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10:00 北横岳ヒュッテを出発。
階段状にステップが切られた急登(写真上)を交えて登る。 前方が開けて八ヶ岳ブルーが目に飛び込んでくる(写真下)と、ほどなく北横岳南峰に登り着く。
八ヶ岳ブルーとは、秋から冬にかけて見られる澄んだ濃紺に近い、抜けるような青空のこと。
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10:09 北横岳南峰に到着(写真)。小休止。
雪が少なく、一部地面が露出している。 冬期は強風のイメージだが、風はそれほど強くない。 一息入れて北峰に向かう。
10:12 北横岳南峰を出発。
なだらかなシラビソの疎林をたどる。
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10:14 北横岳北峰に到着(写真上)。小休止。
登山者はこちらのほうが多い。
南峰と同じような展望が広がるが、浅間山系(写真中)はここだけだ。そして北アルプスを背景に、蓼科山(写真下)が大きい。
10:18 北横岳北峰を出発。
往路を戻る。
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10:20 北横岳南峰に到着(写真右上)。小休止。
三角点(写真右下)はこっちにある。
奥秩父山塊、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山と大パノラマ(写真下)が広がる。
10:25 北横岳南峰を出発。
山頂に向かう登山者と擦れ違いながら往路を下る。
奥秩父山塊 |
八ヶ岳 |
南アルプス |
中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳 |
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10:30 北横岳ヒュッテに到着(写真)。昼食。
プラケースに腰掛けてノンビリ昼食を取る。っと言ってもパン2個だが。。。 まったく風はなく、日差しも暖かく、素手でも寒くなかった。
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10:43 北横岳ヒュッテを出発。
まだまだ山頂を目指す登山者と擦れ違いながら往路を戻る。
坪庭北横岳分岐(写真上)を左に取り、坪庭の東側へ。正面に縞枯山を見ながら坪庭のトレース(写真下)をたどる。
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坪庭南口(写真)に降り立ち、縞枯山荘からの道を右に取れば、しばらくして右に麦草峠からの道が合わさり北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に着く。
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11:12 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。小休止。
登山者とスキーヤーが半々くらいになっている。
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11:17 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発。
冬期登山道入口(写真)を入り、往路を下る。
雪の緩みはなく、アイゼンに団子が付くことがないため、サクサクと下って行く。
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11:59 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口に到着(写真)。アイゼンを外す。
素早くアイゼンを外す。
12:01 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口を出発。
15:40 ピタラス蓼科スノーリゾート駐車場(登山口)に到着。
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◎ 感想
2013年3月初めにもほとんど同じようなルートを歩いたが、途中からトレースが埋もれて見えなくなり四苦八苦した。
今回はずっと良く踏まれたトレースが付いていて、サクサクと気持ち良く登れた。全ルート12本爪のアイゼンで通したが、簡易アイゼンやチェーンスパイクの登山者も多かった。
2度冬の北横岳山頂に立っているが、いずれも強風で、ノンビリ展望を楽しめなかった。この日は風はそれほど強くなく、しっかりと展望を楽しめた。
ほぼ雲のない快晴だったが、山の中腹が霞んでいるように見えた。春霞だろうか!?
山頂と坪庭以外はほとんど無風で、北横岳ヒュッテではプラケースに座り、ノンビリと昼食取った。こんなに穏やかなのはちょっと想定外だった。