北横岳(積雪期)

北横岳 2,480m(積雪期)

 山行情報

山行日       2025年2月27日(木) 快晴

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/北八ヶ岳ロープウェイ駐車場 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口から往復

行程詳細      北八ヶ岳ロープウェイ駐車場(7:26-7:57)→ 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口(7:58-8:04)→ 冬期登山道入口(9:09)→
          北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(9:10-9:18)→ 第一休憩所(9:21-9:25)→ 坪庭北横岳分岐(9:29)→ 三ッ岳分岐(9:49)→
          北横岳ヒュッテ(9:54-10:00)→ 北横岳南峰(10:09-10:12)→ 北横岳北峰(10:14-10:18)→
          北横岳南峰(10:20-10:25)→  北横岳ヒュッテ(10:30-10:43)→ 三ッ岳分岐(10:46)→ 坪庭北横岳分岐(11:02)→
          坪庭南口(11:08)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(11:12-11:17)→ 冬期登山道入口(11:15)→
          坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口(11:59-12:01)→ 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場(12:02)

所要時間/距離   行動時間:3時間9分 休憩時間:56分 合計:4時間5分/9.6km

服装/装備     アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、
          12本爪アイゼン、トレッキングポール、ワカン(未使用)

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:26 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場に到着。

登山口のある駐車場東側に停める。まずは、トイレを済まし、準備にかかる。

アプローチの道路には雪はほぼなく、スタッドレスならばまったく問題なし。

7:57 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場を出発。

登山道入口までの30mほどは雪がなく、アイゼンを付けられず。

7:58 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口に到着(写真)。アイゼン装着。

ここでアイゼンを履く。

8:04 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口を出発。

枯れ木を利用した道標の立つ登山口から斜面に取り付く。いきなりやや急な上りが続き、ウォーミングアップのつもりでゆっくりと登る。
10分ほどでゆるやかな尾根に変わり、正面に北横岳を見ながら、ロープウェイ右横のハッキリとしたトレース(写真)をたどる。

ロープウェイの左にトレースが変わると、ほどなくゲレンデを横切り(写真上)、しばらくは樹林帯の中をゆるやかに登る(写真下)。



やや傾斜がきつくなると、ゲレンデ横の登り(写真上)が続く。

やがて樹林帯の中のトラバースから立ち枯れの中(写真下)をゆるやかに登ると、ほどなく冬期登山道入口に登り着く。
左へわずかでロープウェイ山頂駅前に出る。

9:10 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。小休止。

ロープウェイで上がってきた多くの登山者が準備している。スキーヤーは少ないようだ。

9:18 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発。

歩き慣れた(?)坪庭の探勝路に入り(写真)、ひと登りで坪庭の台地に上がると、すぐに第一休憩所がある。

南アルプス

9:21 第一休憩所に到着(写真上)。小休止。

縞枯山から南アルプス(写真下)、中央アルプス、御嶽山、北横岳など360度の展望が広がる。

9:25 第一休憩所を出発。

坪庭の溶岩帯を北西にたどる。トレースはバッチリ付いている。
第二休憩所はスルーし、坪庭北横岳分岐(写真)を左に折れる。

しばらくして沢を横切り、北横岳の南東の急斜面に取り付き折り返して登る。ここもトレースはバッチリだ(写真)。
折り返しの登りからトラバースになると、右に展望が開けるようになる。


登り切るとほどなく三ッ岳分岐(写真)を通過し、5分ほどで北横岳ヒュッテに着く。

9:54 北横岳ヒュッテに到着(写真)。小休止。

登山者が数人休憩している。
最後の急登に備えて一息入れる。

10:00 北横岳ヒュッテを出発。

階段状にステップが切られた急登(写真上)を交えて登る。
前方が開けて八ヶ岳ブルーが目に飛び込んでくる(写真下)と、ほどなく北横岳南峰に登り着く。

八ヶ岳ブルーとは、秋から冬にかけて見られる澄んだ濃紺に近い、
抜けるような青空のこと。

10:09 北横岳南峰に到着(写真)。小休止。

雪が少なく、一部地面が露出している。
冬期は強風のイメージだが、風はそれほど強くない。
一息入れて北峰に向かう。

10:12 北横岳南峰を出発。

なだらかなシラビソの疎林をたどる。

 
浅間山系
蓼科山、北アルプス

10:14 北横岳北峰に到着(写真上)。小休止。

登山者はこちらのほうが多い。

南峰と同じような展望が広がるが、浅間山系(写真中)はここだけだ。そして北アルプスを背景に、蓼科山(写真下)が大きい。

10:18 北横岳北峰を出発。


往路を戻る。

10:20 北横岳南峰に到着(写真右上)。小休止。


三角点(写真右下)はこっちにある。

奥秩父山塊、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山と大パノラマ(写真下)が広がる。

10:25 北横岳南峰を出発。

山頂に向かう登山者と擦れ違いながら往路を下る。

奥秩父山塊 八ヶ岳 南アルプス 中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳

10:30 北横岳ヒュッテに到着(写真)。昼食。

プラケースに腰掛けてノンビリ昼食を取る。っと言ってもパン2個だが。。。
まったく風はなく、日差しも暖かく、素手でも寒くなかった。

10:43 北横岳ヒュッテを出発。

まだまだ山頂を目指す登山者と擦れ違いながら往路を戻る。

坪庭北横岳分岐(写真上)を左に取り、坪庭の東側へ。正面に縞枯山を見ながら坪庭のトレース(写真下)をたどる。


坪庭南口(写真)に降り立ち、縞枯山荘からの道を右に取れば、しばらくして右に麦草峠からの道が合わさり北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に着く。

11:12 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。小休止。

登山者とスキーヤーが半々くらいになっている。

11:17 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発。

冬期登山道入口(写真)を入り、往路を下る。

雪の緩みはなく、アイゼンに団子が付くことがないため、サクサクと下って行く。

11:59 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口に到着(写真)。アイゼンを外す。


素早くアイゼンを外す。

12:01 坪庭・北横岳・縞枯山登山道入口を出発。

15:40 ピタラス蓼科スノーリゾート駐車場(登山口)に到着。


 感想

2013年3月初めにもほとんど同じようなルートを歩いたが、途中からトレースが埋もれて見えなくなり四苦八苦した。
今回はずっと良く踏まれたトレースが付いていて、サクサクと気持ち良く登れた。全ルート12本爪のアイゼンで通したが、簡易アイゼンやチェーンスパイクの登山者も多かった。

2度冬の北横岳山頂に立っているが、いずれも強風で、ノンビリ展望を楽しめなかった。この日は風はそれほど強くなく、しっかりと展望を楽しめた。
ほぼ雲のない快晴だったが、山の中腹が霞んでいるように見えた。春霞だろうか!?

山頂と坪庭以外はほとんど無風で、北横岳ヒュッテではプラケースに座り、ノンビリと昼食取った。こんなに穏やかなのはちょっと想定外だった。