美ヶ原〜物見石山、牛伏山〜

美ヶ原 〜 物見石山 1,985.2m 牛伏山 1,990m

 山行情報

山行日       2024年9月6日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/美ヶ原高原長和町営無料駐車場から周回

行程詳細      美ヶ原高原長和町営無料駐車場(9:25-9:45)→ ビーナスライン最高標高地点(9:53)→ レンゲつつじ群生地標識(10:09)→
          物見石山山頂(10:24-10:37)→ ビーナスライン最高標高地点(11:09)→ 牛伏山山頂(11:21-11:31)→
          山本小屋ふる里館(11:40)→ 美しの塔(11:54-12:14)→ 美ヶ原高原長和町営無料駐車場(12:28)

所要時間      行動時間:2時間 休憩時間:43分 合計:2時間43分/15km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

9:25 美ヶ原高原長和町営無料駐車場に到着。

すでにほぼ満車状態だったが、前の車とともに空きスペースに滑り込む。
この後も次々に車がやってくるが、一周して空きがないことを確認して戻って行く。たぶん道の駅に行くんでしょう。

山本小屋ふる里館内に有料のトイレ(100円)がある。

9:45 美ヶ原高原長和町営無料駐車場を出発。

ビーナスラインまで戻り、左の道の駅方面に向かう。
5分ほどで長和町と上田市の境界を過ぎ、ビーナスライン最高標高地点(写真)に着く。

9:53 ビーナスライン最高標高地点に到着。

右の草地に延びる踏み跡(写真)に入り、なだらかな草原をノンビリ・ユッタリと進む。

ところどころにあるガレ場(写真)では踏み跡が不明瞭だが、真っ直ぐ進めば先の踏み跡に出合うはずだ。
右前方に八ヶ岳を見ながらなだらかな草原をゆるやかに下ると、ほどなくレンゲつつじ群生地標識の立つ美ヶ原サービスエリアの車道と合わさる。

10:09 レンゲつつじ群生地標識に到着(写真上)。

車道のカーブ地点に立つレンゲつつじ群生地の標識から、南東のなだらかな斜面に入る。
群生地の標識の先で大きなケルンの積まれたなだらかなピークに立ち、右奥に物見石山山頂を見て(写真下)ゆるやかに下って行く。

ウメバチソウ(写真上)やハクサンフウロがポツポツと点在している。ほかにアキノキリンソウ(写真中)やオヤマリンドウ(写真下)、マツムシソウなどが見られるが、数は少ない。

分岐(写真上)を右に取り、笹原から物見石山山頂直下を短く急登する(写真下)と、ポンと山頂に飛び出す。

八ヶ岳、南アルプス

10:24 物見石山山頂に到着(写真上)。小休止。

岩がゴロゴロした山頂には山頂標識と三角点(写真中)、ケルン(写真上)が積まれている。
360度の展望が広がるはずだが、遠くの山並みには雲が掛かり気味で、近くの八ヶ岳や南アルプス(写真下)、美ヶ原高原が見えるくらいだ。

王ヶ頭、牛伏山

10:37 物見石山山頂を出発。

東南の頂上公園方面に下り、ちょっと遠回りする。
頂上公園への分岐(写真上)を左に折れ、気持ちの良い笹原(写真中)をたどり往路の分岐を右折する。
前方に王ヶ頭から牛伏山までを一望(写真下)しながら往路を戻る。

11:09 ビーナスライン最高標高地点に到着(写真上)。

正式な登山道には入らず、有刺鉄線沿い(写真中)に登る。これが正解でハクサンフウロ(写真下)やマツムシソウが多く見られた。
ケルンの積まれた場所で正式な登山道に入ると、間もなく牛伏山山頂に着く。

11:21 牛伏山山頂に到着(写真上)。小休止。

なだらかで広々とした山頂には方位盤があり、大きなケルンが幾つか積まれている。
良く見ると、木の柵の端に手作りの山頂標識(写真中)がある。
絶好の北アルプス展望地なのだが、雲が掛かり遠景は望めず、近場の王ヶ頭と鹿伏山(写真下)で我慢する。

11:31 牛伏山山頂を出発。

ヤマハハコ(写真上)やオンタデ、マツムシソウ(写真下)などを見ながら柵沿いに南側に下り、すぐに右に折れ柵を抜ける。

木の柵に囲まれた石畳(写真上)を下り、山本小屋ふる里館の前に降り立ち、ポニーや放牧牛を見ながら牧草地の間をノンビリと進む(写真下)。

王ヶ頭

11:54 美しの塔に到着(写真上)。昼食。

多くの観光客や登山者で賑わっているが、長く留まることはない。幾つもあるベンチは常に空いているので、ノンビリと景色を楽しみながら昼食を取る。
王ヶ頭(写真中)が間近に見えている。また、すぐ先では草を食む放牧牛(写真下)をすぐ傍で見られた。

12:14 美しの塔を出発。

往路を戻る。

12:28 美ヶ原高原長和町営無料駐車場に到着(写真)。

相変わらず駐車場は満車状態。この時間でも引っ切りなしに車がやって来ては引き返して行く。


 感想

美ヶ原でも物見石山と牛伏山は積雪期にスノーシューで回ったが、無雪期は今回が初めて。

全体に登山道は明瞭で、危険な場所はない。
物見石山までは笹原にガレ場が交じるが、概ね踏み跡は明瞭で高低差も少なく歩きやすい。
途中あちこちでウメバチソウやハクサンフウロが、さらにアキノキリンソウやリンドウ、マツムシソウなどもわずかに見られた。
山頂からは360度の大パノラマが広がるはずだが、この日は山並みには雲が多く、蓼科山、八ヶ岳、霧ヶ峰、南アルプスが見えるだけだった。
牛伏山へはビーナスライン最高標高地点から有刺鉄線沿いを登ったが、ハクサンフウロやマツムシソウが多く見られた。
牛伏山山頂からも残念ながら雲が多く展望は良くなかった。
山本小屋ふる里館方面に降ると、ヤマハハコやマツムシソウの群落が見られた。
美しの塔は多くの観光客と登山者で賑わっていたが、長く留まることがないため込み合わず、ノンビリとベンチで昼食を取ることができた。

それにしても平日だと言うのに、到着時から駐車場は常に満車状態。人気のほどが伺える。