鍋割山(寄大橋)
2024.12.06
鍋割山(寄大橋) 1,272.4m
◎ 山行情報
山行日 2024年12月3日(火) 快晴
山頂所在地/山域 神奈川県/丹沢山地
アクセス/出発地 車/寄大橋駐車スペースから周回
行程詳細 大橋駐車スペース(6:48-7:15)→ 登山口(林道終点)(7:30)→ 釡場ノ平(8:26-8:34)→ コシバ沢(8:44)→
雨山峠(9:23-9:28)→ オツボ沢ノ頭(9:38)→ 茅ノ木棚沢ノ頭道標(10:05)→ 鉄砲沢ノ頭(10:22)→
鍋割峠(10:29)→ オガラ沢分岐(10:46)→ 鍋割山山頂(10:53-11:53)→ 後沢乗越(12:39)→
後沢左岸尾根取付(12:41)→ 後沢出合(13:33)→ 寄大橋駐車スペース(13:45)
所要時間/距離 行動時間:5時間17分 休憩時間:1時間13分 合計:6時間30分/11.6km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:48 寄大橋駐車スペースに到着(写真)。
先着1台。
予定より早く着いたので、ノンビリと準備をする。
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7:15 林寄大橋駐車スペースを出発。
ゲート(写真)をすり抜け、管理棟前を進む。
途中周遊歩道が何本か右に分かれる。
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7:30 登山口(林道終点)に到着(写真上)。
ここは林道の終点になる。
右の林に入り、斜面を折り返して登る。 道標の立つ分岐を右に上がると、ほどなくフェンスの壊れた出入口(写真下)を抜ける。
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少しして寄沢(写真上)に降り、渓流の狭い場所を飛び越える。水量が多いとちょっと手子摺るかも。。。 右岸をたどり、河原から堰堤の左を越え(写真下)、広々とした河原を横切り左岸に取り付く。
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次の堰堤の右を越えると、またまた広い河原(写真)に出て右岸へと横切る。もちろん途中に流れる渓流を越えることになる。
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フェンスを左に見ながらたどり、道標に従って河原に降り渓流を越える。
今度は見覚えのあるフェンスを右に見ながら(写真)、尾根っぽい場所をたどる。
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フェンスを抜け幾つか支沢を越え、岩が積み重なった場所から主沢に降り、対岸の急斜面のハシゴ(写真)を上がる。
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支沢に架かる丸太橋を渡り、見覚えのある対岸の切り立った斜面(写真)をひと登りで尾根上の釡場平に出る。
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8:26 釡場ノ平に到着(写真)。小休止。
日差しがあり暖かくなってきたので、ソフトジャケットを脱ぐ。 ベンチを含め、ここも見覚えがある。
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8:34 釡場ノ平を出発。
釡場平から南西に短くトラバースし、南に延びる尾根に乗る。 小ピークから尾根西側のコシバ沢(写真上)を越え、短くジグザグに登ると、鉄砲沢ノ頭(P1108)からの尾根(ツルハシ尾根)(写真下)に乗る。 「危険!」の大きな看板があるここがツルハシ尾根取り付きになるはずだが、道標などはない。
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尾根の南側から西側へとトラバースすると、しばらくして沢出合(写真)に出る。丸太橋の対岸側が落ちている。2013年のときはこの橋を渡って対岸から左の沢をたどったので、その後崩れたのだろう。 丸太橋を降りるのだろうが、左に大きく傾いてバランスを取れそうもないため、左の岩場を降りた。 そのまま左の沢を遡上し、右岸のハシゴを上がり尾根を乗り越す。
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隣の沢を遡上し、沢出合(写真)を左に取る。右の沢入り口に張られたロープに道標が付けられている。
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すぐ次の沢出合(写真上)はピンクテープに従って右に進み、橋の残骸を越え沢を突き上げ、右の窪みのロープ(写真下)を上がる。
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9:23 雨山峠に到着(写真)。小休止。
2013年にここから南側の雨山・檜岳に向かったはずだが、まったく記憶にない。
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9:28 雨山峠を出発。
北側の尾根の右から取り付き、折り返して急登する。 10分足らずで主尾根に乗るとゆるみ、ほどなくオツボ沢ノ頭(写真)に着く。標識はないが、ここが最高地点なので間違いないはずだ。
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痩せ尾根からクサリ場を急下降し、鞍部からはハッキリしない尾根をゆるやかに登る。 左へ折り返すと痩せ尾根(写真上)からクサリとロープの付けられたほぼほぼ断崖(写真下)を攀じ登る。
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登り切ったピークが茅ノ木棚沢ノ頭のはずだが、やはり何もないためそのまま先に進む。少し下ったところに道標(写真)があり、茅ノ木棚沢ノ頭と書かれている。 何でこんなところにと思いながら、クサリ場から鞍部に降りる。
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反対側はまさにそそり立つ断崖で、斜めにクサリ(写真)が付けられている。岩場には手掛かり足掛かりはあるが、手はしっかりとクサリに頼り、足は段差に乗せながら登る。
登り切って後ろを振り返ると富士山が姿を現わす。
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ほどなく鉄砲沢ノ頭(写真)だが、それを示すものはない。また、ここからツルハシ尾根に入れる筈だが、その形跡を見つけられなかった。
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穏やかな尾根道をたどると、ほどなく鍋割峠(写真)に降り立つ。
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ゆるやかな登り返しから、間もなく急斜面の階段(写真)が続き、息を整えながら10分あまりで登り切る。オガラ沢分岐があるはずだが、見過ごしたようだ。
振り返ると富士山を始め、左に愛鷹山、右に南アルプスを一望する。
山頂一角をゆるやかにたどると、登山者の話し声が聞こえ始め、鍋割山荘の北側から鍋割山山頂に着く。
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10:53 鍋割山山頂に到着。昼食。
鍋割山荘(写真右上)の西側に山頂標柱や方位盤(写真右中上)があり、愛鷹山から富士山、南アルプス、道志山塊などを一望する。その展望から、多くの登山者が集まっている。
一方南側(写真右中下)は相模湾に浮かぶ江ノ島から大島、初島、真鶴半島、伊豆半島など、西側に比べ展望が見劣りするためか、登山者は疎らだ。
到着早々に名物の鍋焼きうどん🍲を注文する。2人目で10分ほどの待ちと、早めの到着が功を奏したようだ😊✌️。
富士山を見ながら食べ始めて写真を撮り忘れたことに気付く。後の祭りで、取り敢えず食べかけ(写真右下)を撮る😅💦💦。なんてこった!!
下山するころは10人ほどの待ちになっていたので、平日でも早めの到着がいいだろう。
愛鷹山、富士山、南アルプス |
富士山 |
南アルプス |
丹沢山 |
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11:53 鍋割山山頂を出発。
南側の尾根に入る。短い急下降から小ピークを越えると、ひたすら下りが続く。 登山道は良く整備されていて、傾斜のあるところは土留めの階段(写真上)、ゆるいところは木道(写真中)になっている。 また、随所に緊急連絡板(写真下)が設置されていて、万一のときに安心だ。
この時間でもまだまだ山頂を目指す多くの登山者と擦れ違う。
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12:39 後沢乗越に到着(写真)。
ほとんどの登山者は左の大倉方面に下って行くが、私は直進します。
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すぐ先の鞍部の小高い場所にピンクテープが付けられた境界杭があり、そこから南西の後沢左岸尾根に入る。
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最初はゆるやかな尾根が次第にかなりの傾斜になるが、丸太で土留めされた登山道(写真)が折り返して付けられているため歩きやすい。
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次第に尾根を右へ外して行き、沢に降り渓流を越える(写真)。今日はいったい何回渓流を越えただろうか。。。
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崩れそうな斜面についた細い登山道が続き、単管の手摺りの付いた丸太の桟道を過ぎると、ヤマレコで後沢渓畔路・鉄製3連橋(写真)と記されている単管と足場板の通路が出てくる。この後も何箇所かこの単管と足場板の通路が出てくる。 林道が近くなるとボランティア林Aの道標を直進し、ほどなく林道に降り立つ。
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13:33 後沢出合に到着(写真上)。
紅葉(写真下)を見ながらゆるゆると林道をたどる。
13:45 寄大橋駐車スペースに到着。
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◎ 感想
2013年に雨山・檜岳を周回したとき、寄大橋から雨山峠まで歩いているものの、記憶に残っている場所は数箇所だけ。特に寄沢はこんなに徒渉を繰り返したかな!?と言うのが率直な感想。沢沿いの道は頻繁に変わるから、10年も経てばガラッと変わっても不思議ではないが。。。
それはさておき、久しぶりのハードな山行、特に雨山峠から鍋割山はアップダウンの連続や急峻なクサリ場などなかなかのハードさで、最後はかなりヘロヘロ状態になった。
登山口〜雨山峠
踏み跡のない河原が何度も現れるが、対岸のピンクテープを目指せば問題ない。何度もある徒渉は、水量が多いとかなり手子摺るかも。。。
全体にピンクテープを拾えれば、致命的な道迷いにはならないだろう。
雨山峠〜鍋割山
痩せ尾根や断崖のようなクサリ場があり、気を抜けない。そしてこの区間が最もハード。
後沢乗越〜後沢出合
正式な登山する。
日差しが暖かく、風もなく、ノンビリユッタリできた。もちろん、名物の鍋焼きうどんも堪能。
到着時(11時前)は2人目で10分ほどの待ちだったが、下山する12時頃には10人ほどの行列ができていた。平日なのに。。。早めの到着が吉でした😊👍。