三ッ峠山(母の白滝コース)
2024.05.16
三ッ峠山(母の白滝コース) 1785.2m
◎ 山行情報
山行日 2024年5月11日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/御坂山地
アクセス/出発地 車/河口浅間神社南駐車場から往復
行程詳細 河口浅間神社南駐車場(7:40-7:55)→ 寺川砂防堰堤(8:04)→ 母の白滝(8:16-8:21)→ 鉄塔(林道分岐)(8:48)→
木無山登山口(9:07-9:10)→ 木無山山頂(9:48-9:53)→ 三つ峠山荘(9:59)→ 四季楽園(10:02)→
御巣鷹山山頂(10:14-10:20)→ 三ッ峠山(開運山)山頂(10:32-10:44)→ 展望岩(10:57-11:01)→
展望所(11:04-11:40)→ 木無山登山口(白滝林道終点)(12:12)→ 母の白滝(12:48-12:53)→
河口浅間神社南駐車場(13:09)
所要時間/距離 行動時間:3時間58分 休憩時間:1時間16分 合計:5時間14分/13km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:40 河口浅間神社南駐車場に到着(写真)。
到着時は1台もなし。準備中に1台到着したが、多分観光客だろう。
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7:55 河口浅間神社南駐車場を出発。
駐車場を出て右に進み、突き当たりを左折する。
左の木立越しに浅間神社を見ながら進むと、ほどなく国道137号線の高架(写真)に着く。左は白滝林道で、ここが起点になる。
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5分ほどで寺川砂防堰堤に行き当たり、直下の階段(写真上)を左に上がり越える。
沢沿いのおだやかな登山道(写真下)から2つ目の堰堤を越え、さらに沢沿いの登山道をたどる。
5分ほどで左上に赤い鳥居が見えると、ほどなく林道に飛び出し、右へすぐで母の白滝に着く。
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8:16 母の白滝に到着(写真)。小休止。
高さはそれほどないが、水量豊富で見応えがある。真冬には氷爆になるという。 傍らに母の白滝神社が祀られている。
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8:21 母の白滝を出発。
白滝神社左の階段を上がり、滝を見下ろすように登る。 土留めや鉄製の階段(写真上)を急登すると、母の白滝より小さな父の白滝(写真下)に出る。
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さらに急階段から3つ目の堰堤を越え、土留めの長い階段(写真)を登り切ると、なだらかな尾根に乗る。
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おだやかな尾根歩き(写真上)から高圧線の鉄塔(写真下)の先で白滝林道と合流する。
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すぐに登山道に入り直すと、尾根下のおだやかな登山道(写真上)が続き、小沢を横切るとほどなく白滝林道に飛び出す。
すぐに登山道に入り直しネット沿いにわずかに登り、三度白滝林道(写真下)に飛び出す。
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途中で富士山を見ながらたどり、やがて見えてくる白滝林道終点の黄色いゲート(写真)を越える。
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9:07 木無山登山口に到着(写真)。小休止。
ここは林道西川新倉線との合流点で、路肩に何台か停められそうだ。実際1台駐車している。
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9:10 木無山登山口を出発。
石積みの擁壁の間を上がり尾根に乗ると、いきなりの急登(写真)から緩急を交えて登る。
20分ほどで尾根を左に外し、北に延びる小尾根を経て元の尾根に乗り返す。 なだらかでやや不明瞭になった尾根を登り続け、草地の平坦地からわずかで木無山山頂標識に着く。
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9:48 木無山山頂に到着(写真)。小休止。
山頂標識はあるが、実際には北側の立ち入り禁止の小高くなったP1732が山頂になるはずだ。
ここは分岐で、南側の尾根から新倉山・天上山に至る。
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9:53 木無山山頂を出発。
北東の登山道に入り三ッ峠山方面を目指す。
すぐにコブのような小ピーク上で展望盤とベンチのある休憩所、さらに幾つかベンチがあり展望岩の入口になっている休憩所、展望盤と複数のベンチのある展望の良い休憩所を立て続けに通過する。
金ヶ窪登山口ヘの道を左に見送り、登山客で賑わう三ッ峠山荘(写真上)、展望盤のある三ッ峠山(開運山)山頂(写真中上)を一望する広場と通過し、四季楽園(写真中下)の先の十字路(写真下)を直進する。右折すると三ッ峠山(開運山)山頂に至る。
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林道様の登山道をたどり、道標の立つ分岐(写真上)を左に入る。
電波塔の林立する御巣鷹山山頂を見ながら植生保護の間を登って行く(写真下)。
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10:14 御巣鷹山に到着。小休止。
最初は気付かず、電波塔を周回して戻ったところで、登り口の木に吊るされた山頂標識(写真)を見つける。2019年4月に訪れたときにはなかったはずなので、その後付けられたのだろう。
10:20 御巣鷹山山頂を出発。
分岐まで戻り、左折しゆるやかに登る。
電波塔の先を左に入り、ひと登りで三ッ峠山(開運山)山頂に飛び出す。
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10:32 三ッ峠山(開運山)山頂に到着(右上)。小休止。
山頂標柱や山頂標石、三角点がある。それほど広くないためだろうか、ベンチはない。
展望は言うまでもなく、雲一つない富士山から南アルプス(聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳など)、御坂山地(毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、黒岳、御坂山など)、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊(金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳、雁坂嶺など)を一望する(写真下)。
10:44 三ッ峠山(開運山)山頂を出発。
北西の階段を下る。何気に下っていて浮き石に乗ってしまい、思いっ切り倒ける。しかも下から上がってくる子供のグループの目の前で。。。😅💦💦 幸い擦り傷一つなかった。
十字路で往路を戻る。
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富士山 |
南アルプス、御坂山地 |
北アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊 |
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10:57 展望岩に到着(写真)。小休止。
何度もここで昼食を取っているので今回もそのつもりだったが、たまには違ったところでと思い直す。
11:01 展望岩を出発。
少し戻る。
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富士山の農鳥 |
11:04 展望所に到着(写真上)。昼食。
奥のベンチに陣取り、富士山を見ながら昼食を取る。富士山のアップを見ると農鳥(写真下)がハッキリと見える。
次々に登山者がやって来る。
「農鳥」とは4月後半~5月中旬頃に、富士山の7〜8合目あたりに現れる鳥の形をした残雪のこと。昔から農作業を開始する目安ともされていた。山梨県富士吉田市では毎年「農鳥」の出現を発表している。
11:40 展望所を出発。
往路を戻る。
12:48 母の白滝に到着。小休止。
一息入れる。
12:53 母の白滝を出発。
さらに往路を戻る。
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14:35 河口浅間神社南駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
道標がしっかり整備され、迷うようなところはない。また、危険なところもないが、三ッ峠山山頂から四季楽園へ下るとき、浮き石に乗りこけてしまった😅💦。気を抜くなと言う教訓だろう。
今回母の白滝コースを歩いたことで、三ッ峠山の全登山ルートを制覇したことになる。
史跡や何箇所もの富士山ビューのある表登山道が一番好きだが、母の白滝コースも負けず劣らず良いなと思った。
母の白滝を代表に沢沿いのおだやかな登山道、富士山の見られる林道歩き、新緑の眩い緩急のある尾根道、と変化のあるルートは飽きることはない。
さすがに人気の山で登山者は多かったものの、私が山頂に滞在した時間帯は込み合うこともなくノンビリと展望を楽しむことができた。
ほとんど雲のない快晴で、富士山から天子山地、御坂山地、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊と、これ以上ない大パノラマを堪能できた。
そして、先日テレビニュースで初めて富士山にもあると知った農鳥も見られた😄。
これ以上ない山行になった。