子浦日和山遊歩道
2024.05.16
子浦日和山遊歩道 116.9m(日和山)
◎ 山行情報
山行日 2024年5月10日(金) 快晴
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島
アクセス/出発地 車/峠の茶屋 子浦日和山遊歩道漁港側入口〜子浦日和山遊歩道落居口側入口
行程詳細 子浦日和山遊歩道落居口側入口(峠の茶屋)(8:55-10:06)→ 集落降り口(10:13)→
子浦日和山遊歩道漁港側入口(10:21)→ 鏡鼻展望所(10:36-10:43)→ ころばし地蔵(11:02-11:05)→
ひよみの灯跡(11:19-12:00)→ 日和山山頂(12:03)→ 慈母観音(12:10)→
子浦日和山遊歩道落居口側入口(峠の茶屋)(12:12)
所要時間/距離 行動時間:1時間15分 休憩時間:51分 合計:2時間6分/3.8km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
|
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
8:55 子浦日和山遊歩道落居口側入口(峠の茶屋)に到着(写真)。
峠の茶屋のすぐ西側に入る道路の手前に停める。 出発には早過ぎるので、子浦漁港までブラブラと歩いてみた。
|
10:06 子浦日和山遊歩道落居口側入口(峠の茶屋)を出発。
峠の茶屋前から落居口バス停を左に見て、国道136号線に平行する車道に入る。
5分ほどで右に落居への道を見送り、少し先で「tea salon Kibi」の看板(写真)を右に下りる。
集落内をノンビリとたどり、子浦漁港に出て右折、トイレの前を過ぎると、ほどなく南端の突堤に着く。
|
10:21 子浦日和山遊歩道漁港側入口に到着(写真)。
突堤付け根の石段が入口で、子浦日和山遊歩道の案内板がある。
|
石段を上がると、小さな赤い祠やベンチの置かれた展望所がある。すぐ先の分岐で遊歩道を左に見送り直進すると、弥勒稲荷の赤いお堂(写真上)がある。
今にも岩が崩れ落ちそうな崖をすぎると、抉られた窪地に「子浦三十三観音」と呼ばれる石仏群(写真下)が安置されている。 短い下りから弁財天を祀った社で遊歩道に合流し、右に道を取り崖沿いをたどる。
|
壊れかけたコンクリートの階段(道標あり)で左に道を取り(写真)、崖沿いの道を展望所に向かう。実はここには道標があり左に行くのだが、道標も左の登山道も見逃し、この階段を上がり切って分岐を見落としていたことに気付いて戻った。
|
10:36 鏡鼻展望所に到着(写真)。小休止。
突端まで行くと妻良漁港(子浦から妻良)を一望する。
|
10:43 鏡鼻展望所を出発。
分岐まで戻り、左に進む。 鬱蒼とした椿林をたどり、5分ほどで案内板の立つ分岐(写真上)を左に下る。
やや荒れ気味の階段から海岸沿いの崖をたどると、海側の崖に行き当たる(写真中)。
ころばし地蔵は左だが、右の岩場の突端に行ってみる。 突端には特に何かがあるわけでもないが、海を間近に感じられる(写真下)。
分岐に戻り、ころばし地蔵に向かう。
|
11:02 ころばし地蔵に到着(写真)。小休止。
先ほどの岩場と違い、断崖上に3体の地蔵が祀られている。
この地蔵を転がすと罰が当たり海が荒れることから、子浦の遊女が風待ちで訪れた船客を引きとめるために転がしたと謂われる。 ここからも妻良漁港を一望する。
|
11:05 ころばし地蔵を出発。
分岐まで戻り、崖沿いをたどる。 やがて開けた尾根に乗り、ハシゴの置かれた岩場越えから階段(写真)を上がれば、ベンチのある草地に登り着く。
|
|
水平線 |
11:19 ひよみの灯跡に到着(写真上)。昼食。
360度の展望が広がる。駿河湾の向うの水平線(写真下)を眺めながら昼食を取る。 そよ吹く海風が心地良い。
|
12:00 ひよみの灯跡を出発。
草地を道標まで折りて右折し、ゆるやかに登って行く。
すぐに日和山山頂のはずだが、完全に藪状態で特定できず、三角点も見つけられない(写真上)。 諦めて先に進むと、5分ほどで慈母観音(写真中)の建つ分岐を右に取れば、わずかで峠の茶屋横から子浦日和山遊歩道の落居口側入口(写真下)に出る。
12:12 子浦日和山遊歩道落居口側入口(峠の茶屋)に到着。
|
◎ 感想
日和山の名前が付いているが、山頂を特定できないだけでなく、三角点さえ見つけられなかった。山頂として存在しているのだろうか?
それでも、子浦三十三観音やころばし地蔵、弥勒稲荷、弁財天などの史跡、鏡鼻展望所やひよみの灯跡からの気持ちの良い展望など、4km足らずの短いコースの中に見どころ満載だ。
ずっと潮の香りに包まれながらの山行は、伊豆の海岸沿いのルートならではだろう。
ハイキングとして家族連れに薦めたいところだが、一部荒れ気味の道や岩場があるので、シューズなどの準備はしっかりしたい。