位牌岳、袴腰岳、愛鷹山
2024.12.26
位牌岳 1,457.5m 袴腰岳 1,248mm 愛鷹山 1187.5m
◎ 山行情報
山行日 2024年12月24日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/愛鷹連峰
アクセス/出発地 車/水神社駐車場から周回
行程詳細 水神社駐車場(6:50-7:22)→ 水神社・森林公園分岐(7:37)→ つるべ落しの滝ハイキングコース入り口(7:44)→
つるべ落としの滝手前の沢(8:28-8:34)→ つるべ落しの滝(8:38-8:41)→ つるべ落しの滝分岐(9:56-10:00)→
愛鷹山・池ノ平分岐(10:09)→ 長泉町標高最高地点(10:15)→ 位牌岳山頂(10:23-10:36)→ 一服峠(11:06)→
袴腰岳山頂(11:22-11:27)→ 馬場平(11:51)→ 愛鷹山山頂(12:17-13:04)→ 愛鷹山北面分岐(13:13)→
柳沢橋(愛鷹山登山口)(14:16-14:20)→ 一服峠登山口(14:21)→ 水神社駐車場(14:58)
所要時間/距離 行動時間:6時間14分 休憩時間:1時間22分 合計:7時間36分/14.6km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:50 水神社駐車場に到着(写真)。
先着1台右のカローラ。後でもう1台左のアウディ。所要時間がどれくらいか聞かれ、グルッと周回して7〜8時間と答え、途中かなリ急なところもあると付け加えると、かなり驚いた様子。結局は諦めて帰ったのだろうか?
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7:22 水神社駐車場を出発。
西側の林道の車止めの脇(写真上)を上がり先へ進むと、5分ほどのところで橋の袂が崩壊している(写真下)。どうも11月の豪雨のせいのようだが、通行には影響はない。 10分ほどで水神社・森林公園分岐でゲートを抜け直進する。
未舗装の林道を7分ほどで、桃沢橋手前のつるべ落しの滝ハイキングコース入り口に着く。
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7:44 つるべ落しの滝ハイキングコース入り口に到着(写真)。
林道から別れハイキングコースに入り、土留めの階段を上がる。 すぐに小岩がゴロゴロする登山道に、土留めの階段を交えてゆるやかに登る。
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岩がゴロゴロする涸れた沢(写真)を2本横切り、ガレた登山道を登って行く。
写真は2本目の本沢。
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途中滑らかな一枚岩の千帳岩(せんじょういわ)(写真上)を見て、沢沿いをゆるやかに登って行く(写真下)。
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時には岩がゴロゴロする沢の中(写真上)をたどる。 何箇所か目印も踏み跡もない場所があるが、GPSと直感で方向を決めて進む。山勘とも言う!?
久々に土留めの階段をすぎると、五輪塔への分岐(写真下)に出る。1kmとあるので、寄り道するにはちょっと遠い。
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沢出合で右の沢を遡上するとほどなく分岐(写真)で、右に池の平展望公園からの道が合わさる。 左に道を取り尾根を乗り越すように進み、先ほどの沢出合での左の沢に降り立つ。
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8:28 つるべ落としの滝手前の沢に到着(写真)。小休止。
ここをつるべ落としの滝と勘違いして休憩を取った。滝がないなーと不思議に思ったが、それもそのはずで滝はこの先だった。
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8:34 つるべ落としの滝手前の沢を出発。
土留めの階段のところに「つるべ落としの滝登山道入口」の道標を見て、滝はこの先であると知る。
ひと登りで分岐(写真)があり右に入ると、ほどなくつるべ落しの滝に着く。
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8:38 つるべ落しの滝に到着(写真上)。小休止。
予想通りまったく水は落ちていない。2004年8月には水量豊富な滝が見られたが、2003年12月はやはり涸れていた。この時季は水がないのが普通なのだろう。 以前はなかったつるべ落としの滝の説明板(写真下)がある。
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8:41 つるべ落しの滝を出発。
分岐まで戻りさらに土留めの急階段を登り、徐々に沢を離れるように斜面を登る。 しばらくして支沢を越えると、再び沢沿いの道となり時々出てくる新しめの道標(写真)に導かれて登って行く。
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再び沢から離れるような急登(写真上)から岩や石がゴロゴロする沢(写真下)を遡上する。 やがて沢が薄くなり、潅木の間をゆるやかに登って行くと、ほどなくつるべ落しの滝分岐に登り着く。
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9:56 つるべ落しの滝分岐に到着(写真)。小休止。
右に池の平展望公園からの道が合わさる。
一息入れる。 2017年4月に泉町森林公園から登ったときも、ここで休憩を取った。
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10:00 つるべ落しの滝分岐を出発。
広々としてちょっと踏み跡の分り難い尾根をたどり、傾斜が増す頃左へトラバースし、稜線上の愛鷹山・池ノ平分岐(写真)に飛び出す。
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右に道を取るが、思いがけず急登が続き、長泉町標高最高地点(写真上)を過ぎる。
崩壊地点に差し掛かると、前方に位牌岳山頂を望む(写真下)。 ここからは稜線をひと登りで位牌岳山頂に登り着く。
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10:23 位牌岳山頂に到着(写真上)。小休止。
2017年と同じように山頂標識(写真中)や三角点(写真下)があるが、奥に見える筈の富士山は完全に雲に隠れている。
先着の登山者が休憩している。
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10:36 位牌岳山頂を出発。
往路を戻る。
愛鷹山・池ノ平分岐からは痩せた稜線をアップダウンしながらたどり、一服峠(写真)に降り立つ。ここからの富士山が好きだが、相変わらず雲の中なのでスルーする。
ゆるやかな下りから15分ほどで袴腰岳の標識に着く。
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11:22 袴腰岳山頂に到着(写真)。小休止。
背後のピーク上には境界杭があるだけだ。
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11:27 袴腰岳山頂を出発。
南東の愛鷹山に続く稜線を短く急下降し、くの字型のピークを越える。
鞍部からP1203に取り付き、ピンクテープをたどり左にたどるが、ルートを外れそうになり右に修正する。
大木(写真上)が点在する広々とした馬場平(写真中)を通過すると、やがて木々が疎らな急斜面(写真下)となり、愛鷹山北面分岐に降り立つ。20年前に笹竹に掴まりながら急下降したのがウソのようだ。
急斜面といっても、思ったほどではなかった。20年前はかなりの急下降に感じたのだが。。。
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登り返しはすぐに霜が解け残る笹竹の急登(写真)となる。一部霜がガチガチに凍りついている。 そんな急登が10分ほど続き、ポンと愛鷹山山頂に飛び出す。
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12:17 愛鷹山山頂に到着(写真)。昼食。
2本の山頂標識と三角点がある。やはり富士山は雲の中で望めない。
先着の二人組が休憩している(しばらくして愛鷹明神奥宮方面に下って行った)。 少しして袴腰岳方面から一人上がって来た。 山頂から東に少し移動すると愛鷹明神奥宮がある。
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13:04 愛鷹山山頂を出発。
往路を鞍部の愛鷹山北面分岐(写真)まで戻り、右の水神社への道に入る。
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粘土質の路面が霜解けで滑るので、ロープにしがみつきながら下る(写真)。 少しして沢出合で左の沢に降りたどる。
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ひたすら沢沿い(写真上)を下り、何度か支沢を越える。 霜が溶けて滑りやすいカヤト(写真下)を過ぎると、石がゴロゴロする林道に飛び出し、10分ほどで柳沢橋に着く。
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14:16 柳沢橋(愛鷹山登山口)に到着(写真)。小休止。
一息入れる。
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14:20 柳沢橋(愛鷹山登山口)を出発。
すぐに一服峠登山口で、左に一服峠登山口、右に水神社駐車場への入り口(写真上)がある。 入ると左に石の祠経由で水神社駐車場ヘの道が分かれるが、直進してゆるやかに下って行く。概ね歩きやすい道が続く(写真下)。
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25分ほどで左に折れ、尾根を乗り越す。
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尾根の反対側を北上し、道標(写真上)を右に下り林道に降り立つ(写真下)。 すぐ左に駐車場がある。
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14:58 水神社駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
水神社から周回するのはこれで4回目。2003年(2回)と2004年なのでもう20年も前になる(2017年は長泉町森林公園からの周回)。
つるべ落としの滝分岐までの印象がかなり違っていた。特につるべ落としの滝からは、急斜面を折り返しながら登り、途中で休憩を取った記憶がある。急登はあるものの短く、折り返して登るような場面はほとんどなかった。思い違いだったのだろうか?
出だしの橋の袂の崩壊は驚いたが、ルートはそれほど豪雨の影響はないように思えた。
つるべ落としの滝ハイキングコース入口からつるべ落しの滝分岐で不明瞭な場所が何箇所かある。ピンクテープなどの目印がない場所もあるので、短いルーファイが必要になるだろう。
愛鷹山北面分岐から愛鷹山山頂まで一部凍りついた場所がある。下山時はスリップしやすいので要注意。
車で移動中はクッキリと見えていた富士山だが、山行中は一度もその姿を見せてくれなかった。このルートの目玉でもあるので残念だ。