茶臼山、縞枯山

茶臼山 2,384m 縞枯山 2,403m

 山行情報

山行日       2024年9月20日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/麦草峠駐車場から周回

行程詳細      麦草峠駐車場(8:05-8:25)→ 麦草峠登山口(8:26)→ 大石峠(8:41)→ 中小場山頂(8:54-8:57)→
          茶臼山山頂(9:22)→ 茶臼山展望台(9:26-9:30)→ 縞枯山・茶臼山鞍部(9:45)→ 縞枯山展望台(10:00-10:05)→
          縞枯山山頂(10:17-10:20)→ 雨池峠(10:41)→ 林道出合(11:03)→ 迂回登山道入口(11:16)→
          雨池西側(11:23-12:13)→ 雨池北側(12:18)→ 八柱山分岐(12:27)→ 雨池南側(12:30)→ 林道出合(12:40)→
          登山道入口(12:47)→ 麦草峠登山口(13:37)→ 麦草峠駐車場(13:39)

所要時間/距離   行動時間:4時間9分 休憩時間:1時間5分 合計:5時間14分/9.6km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:05 麦草峠駐車場に到着(写真)。

8時過ぎで空きは2〜3台ほど。
トイレあり。

8:25 麦草峠駐車場を出発。

メルヘン街道に出て、右に150mほどの麦草峠で左の麦草登山口(写真)を入る。右は麦草ヒュッテ入口になる。


茶水の池(写真上)を右に見て進み2箇所の分岐(写真下)を左に取り、露岩の道を登って行く。

写真下は最初の分岐。

木道に変わるが、ところどころに泥濘があり歩き難い(写真

8:41 大石峠に到着(写真上)。

オトギリ平・五辻方面への道を左に見送り直進する。

徐々に傾斜が増し、濡れて滑りやすい露岩の急登(写真下)が続き、ポンと中小場山頂に飛び出す。

南アルプス、中央アルプス


8:54 中小場山頂に到着(写真上)。小休止。

かなりの強風が吹いていて、この先の苦難を暗示させる。

正面にこれから向かう茶臼山、南西方面には南アルプスと中央アルプスを一望する(写真下)。


8:57 中小場山頂を出発。

いったんゆるやかに下り、登り返すとすぐに急登になる。
これまでとは違って比較的乾いた露岩と浮き石の急登(写真)が続き、突然林に囲まれた茶臼山山頂に飛び出す。



9:22 茶臼山山頂に到着(写真)。

休憩は取らず、茶臼山展望台へ向かう。



9:26 茶臼山展望台に到着(写真右)。小休止。

赤茶けた土の開けた場所で、下から吹き上げる暴風で立っているのがやっとだ。
標柱の立つ岩場でカメラを構えるが、まったく安定せず、踏ん張りながらなんとか景色を取る。

南八ヶ岳(天狗岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山など)、南アルプス(北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳など)、中央アルプス(空木岳、木曽駒ヶ岳など)、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス(穂高連峰、槍ヶ岳など)、蓼科山、北横岳など(写真下)を一望する。

南八ヶ岳 南アルプス、中央アルプス 御嶽山、乗鞍岳、北アルプス 蓼科山、北横岳

9:30 茶臼山展望台を出発。

茶臼山山頂に戻り、縞枯山方面の下りに入る。

やや荒れ気味の下りが続き、
鞍部に降りると立ち枯れの木々が目立つ(写真)。


9:45 縞枯山・茶臼山鞍部に到着(写真)。

大きな岩を縫ったり越えたりしながら登って行くが、茶臼山への急登に比べれば楽だ。
道標を右に入ると、ほどなく大きな岩が積み重なる展望台に着く。

奥秩父山塊

10:00 縞枯山展望台に到着(写真上)。小休止。

やはり暴風が吹き荒れていて、なんとかバランスを保ちながら岩場を渡り歩く。

今日初めて登山者と出会う。

茶臼山展望台での展望に加え、奥秩父山塊(赤久縄山、両神山、御座山、甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山など)が見えている(写真下)。


10:05 縞枯山展望台を出発。


縞枯山山頂に向かう途中、縞枯れの所以の立ち枯れた木々(写真)が見られる。

何箇所か展望地があるが、両展望台で十分堪能したのでパスする。


10:17 縞枯山山頂に到着(写真)。小休止。

林に囲まれ展望はまったくない。


10:20 縞枯山山頂を出発。

いきなりの急下降が続く。やや荒れ気味(写真)で、途中で浮き石に乗り倒けてしまった。



10:41 雨池峠に到着(写真上)。

右に道を取ると、すぐにまだ新しめの木道(写真中)が現れ、突き当たりで左の新道に入る(写真下)。すぐ右が露岩の旧道だが、まだ使えるのだろうか!?

緑のロープとピンクテープ(写真)に従ってトラバース気味に進むが、最初は丸太の桟道など整備されているが、すぐに荒れ気味の道に変わる。まだ整備途上なのだろう。

120mほどで完全な下りに変わり、林道に降り立ち(写真上)右に道を取る。

100mほどで旧道降り口を過ぎ、さらに600mほどで左の迂回登山道(写真下)に入る。
笹の斜面をゆるやかに下ると、やがて雨池西側に降り立つ。

11:23 雨池西側に到着(写真上)。昼食。

岩がゴロゴロする湖岸(写真下)に降りる。

山頂とは裏腹に風はそれほどなく、岸辺の景色や群れ飛ぶトンボを見ながら、ノンビリ・マッタリと昼食を取る。

12:13 雨池西側を出発。

雨池を時計回りに周回し、雨池北側で双子池ヘの道を、西側で八柱山ヘの道を見送り、南側で麦草峠への道(写真)に入る。

一部ちょっと朽ちかけた木道をたどり、林道に飛び出し左に道を取る。
400mほどで右の登山道(写真上)に入り、木道や苔生した露岩(写真下)をゆるやかに登って行く。

中小場の東側の尾根を越えると、ゆるやかな下りに転じる。

ひたすらゆるやかに下り、平坦になると木道の分岐(写真上)2箇所を左に取り、茶水の池の東側を回り込むと、ポンと麦草峠登山口(写真下)に出る。

写真は2箇所目の分岐。

13:39 麦草峠駐車場に到着。


 感想

茶臼山と縞枯山は積雪期も含め3度登っているが、今回初めて麦草峠側から登った。また、雨池は2019年に八柱山に登ったときに訪れているが、両山と絡めたのは初めてになる。

全体に道標が整備され、迷うような場所はない。また、危険な場所もない。

中小場に上がるとかなりの強風が吹き、茶臼山展望台と縞枯山展望台では立っているのもやっとな程の暴風が吹き荒れていた。この時季にしては遠くの山並みの雲も少なく、絶好の展望日和のはずが、この暴風でカメラを構えるのもやっとの状況。残念ながらノンビリ景色を楽しむことができなかった。

一方昼食場所に決めていた雨池ではそれほどではなく、群れなすトンボや池の景色を楽しみながらノンビリとできた。

出発時も下山時もほぼ満車の駐車場だったが、途中で出会ったのは縞枯山展望台で数組と雨池の南側で1組だけ。ほとんどが丸山、中山、天狗岳、ニュウ、白駒池方面だったのだろうか!?