高塚山、戦国夢街道

高塚山 496m 戦国夢街道

 山行情報

山行日       2022年5月25日(水) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/戦国夢街道ハイキングコース駐車場から周回

行程詳細      戦国夢街道ハイキングコース駐車場(8:25-8:40)→ 県道58号線分岐(8:48)→ P294.6三角点(9:08)→
          おやま塚標識(9:11-9:17)→ 不動の滝(9:35-9:37)→ 八坂神社(9:40-9:45)→ 蔵泉寺(10:04-10:08)→
          八幡神社(10:48-11:28)→ 花立茶屋跡(12:07)→ P212.6三角点(12:25)→ 戦国夢街道入口(12:25)→
          高塚山山頂(13:33-13:35)→ 高塚山三角点(13:40-13:43)→ 戦国夢街道入口(14:32)→
          戦国夢街道ハイキングコース駐車場(14:38)

所要時間/距離   行動時間:4時間56分 休憩時間:1時間2分 合計:5時間58分/20.1km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、ハイキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図


 山行記録

8:25 戦国夢街道ハイキングコース駐車場に到着(写真

県道58号線沿いにあり、20台ほど駐車出来そう。
ここにはトイレはないが、戦国夢街道入口近くにある。

8:40 戦国夢街道ハイキングコース駐車場を出発。

県道に出て北上し、8分ほどで入口に「戦国夢街道」の標石と旗が立っている脇道を左に入る(写真)。100mほどで「戦国夢街道ハイキングコース」の道標が立つ丁字路を左に入り、道なりにゆるやかに登り、さらに丁字路を右に入る。ここには道標などはない。

10分ほどで右上に茶畑が見える丁字路を右に入る(写真)。ここも道標はないので、地図でしっかりと確認したい。

茶畑に入るとすぐに左前方に三角点の標柱(写真上)が見えてくる。近づいて確認すると、P294.6三角点がある。軽量標識四等三角点(写真下)だ。
そのまま茶畑を突っ切り左に折れると、放置された廃車の横から元の戦国夢街道に降り立つ。

9:11 おやま塚標識に到着(写真)。小休止。

看板を読むと、背後の南北に細長いピークがおやま塚のようだ。

9:17 おやま塚標識を出発。

すぐに左先にトイレのある十字路(写真上)に出る。道標は直進方向に八幡神社としかなく、戦国夢街道案内図(写真下)では三叉路として描かれているため一瞬戸惑う。
GPSを確認して右に下る。

右から林道が合わさり、しばらくして右カーブ手前で左の山道に入る(写真)。標石が立っているが、生い茂った雑草で見つけ難いかも知れない。

山道を数分たどり八坂神社の階段下(写真)に着く。張られたロープをすり抜け不動の滝に向かう。
急斜面に付けられた細い道を50mほどで、しめ縄の張られた不動の滝に出る。

9:35 不動の滝に到着(写真)。小休止。

3mほどの落差なので豪快という訳ではないが、何となく厳かな感じがする。

9:37 不動の滝を出発。

往路を戻り石段を急登し、八坂神社の境内に出る。

9:40 八坂神社に到着(写真)。参拝。

林の中の静かな佇まいで、聞こえるのは風のざわめきと鳥のさえずりだけ。

9:45 八坂神社を出発。

林道に出て右に進み、三叉路を左折する。丁字路を左右と進み、開けた茶畑から林に入る手前を左に入る。

10:04 蔵泉寺に到着(写真)。小休止。

鄙びた本堂が歴史を感じさせる。茶畑越しに展望が広がる。

10:08 蔵泉寺を出発。

林を抜け丁字路を右に進む。
集落に入り、半鐘の立つ三叉路をUターン気味に左に入る(写真)。この集落は田能小沢の宿で戦国夢街道は秋葉道・塩の道となる。

三叉路を左に入る(写真)。脇道のように見えるが、県道389号線だった。

民家横の秋葉街道の道標(写真上)を過ぎ、巨木を見ると板妻の里の標識(写真下)が立つ。茶畑が広がるこのあたりが、板妻の里のようだ。

さらに進むと、若杉家の屋敷跡の標識(写真)が立つ。屋敷跡はこの標識の背後で、茶畑になっているようだ。

展望地(写真上)の先で右の脇道に入り民家前を左に進むと、小学校跡に出る。校庭だった広い草地の先に二宮金次郎像と校門(写真下)が残っている。

10:48 八幡神社に到着(写真上)。昼食。

境内は小学校跡地と地続きで、榧(かや)の木と椨(たぶ)の木(写真中)、他に数本の杉や山桜の巨木がある。
道路に面した戦国夢街道の説明版(写真下)の横のベンチのある草地で昼食を取る。ここにはトイレもある。

11:28 八幡神社を出発。

西に進む。
すぐ先のガードレールを左に下るところで、道標(写真)を見逃し行き過ぎてしまったが、100mほどで気付き戻った。

秋葉道・塩の道に入り直し、150mほどで林道に戻る。
休憩所を過ぎ、十字路を左、Y字路を右に進み、カーブミラーを直進すると地蔵森(写真)に着く。一体の地蔵が祀られている。昔から村の人々はこの地藏を敬い守ってきたとのこと。

地蔵右の茶畑沿いのゆるやかな下りから県道389号線に降り立ち、栂の木の巨木の先で変則十字路に出る。正面の建物の左を入る予定だったが、勘違いで右折して「半命コース」(写真)に入ってしまった。
しばらくして間違えたことに気付き、県道63号線から大回りして戻ることに。。。ざっと15分のロスになった。

戦国夢街道の標石と案内図のある入口(写真上)を入り、石張歩道(写真下)をゆるやかに下る。

途中の馬墓地の標識(写真)を見て、一帯が公認の馬の墓地だったと知る。ゆるやかに下って行くと、ほどなく林道に降り立つ。

12:07 立花茶屋跡に到着(写真)。

そのときは気付かなかったが、東屋のあるここが花立茶屋跡だった。

万歳坂の標識(写真上)を過ぎ、切り通しのようなゆるやかな下りから立花茶屋1kmの道標の立つ十字路(写真下)に着く。地形図では三叉路になっている。

右に入り50mほど先の左カーブで左の脇道(写真上)を上がる。すぐに分岐する踏み跡を左に上がると、左手の草木の中にP212.6三角点(写真下)がある。
十字路まで戻り、道標のない降り口を左に入る。尾根筋から沢筋と整備された山道を下り、馬のオブジェが見えたらほどなく車道に降り立つ。

12:25 戦国夢街道入口に到着(写真上)。

県道63号線をたどり、しばらくして大府川支流の堤防でカモシカ(写真下)を発見する。声をかけたら立ち止まって振り向き、カメラを仕舞うと林に消えて行った。サービス精神旺盛なカモシカ君でした??。

県道63号線から左の林道に入り、白鬚神社(写真)の先で大府川支流を越える。

この日一番の擬木の急階段(写真)が続く。

しばらくして県道に戻り、わずかで戦国夢街道終点の道標(写真上)を見る。さらに林道が分かれるところで右下に高塚山荘(写真下)が立つ。共に何だか中途半端な位置にあると思うのは私だけか。。。

尾根を開削した左カーブで右に林道を見送り、すぐ先でNHK中継所の道標が立つ左の林道(写真)に入る。

十数分でNHK中継所への道を右に見送り(写真上)、少し先のカーブでヤマレコで話題の廃車(写真下)を見て、林道を先に進む。

13:33 高塚山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂標識など目印がある訳ではないが、GPSから高圧線鉄塔の下が最高点のP496と思われる。

13:35 高塚山山頂を出発。

GPSを確認しながらP490.2を目指し、林に突入する。藪はないが、木立で見通しはそれほど利かない。

13:40 高塚山三角点に到着(写真)。小休止。

何とか三角点を見つけた。

13:43 高塚山三角点を出発。

ピンクテープ方向に進み、すぐに左の林道方向に折れ降り立つ。
往路を戻る。
数台駐車出来るトイレ(写真)の先の戦国夢街道入口まで戻れば、駐車場は近い。

14:38 戦国夢街道ハイキングコース駐車場に到着。


 感想

四季の自然に親しみながら歴史を堪能できるウォーキングコースとのことで、時間と気力があれば高塚山まで歩くことにした。
戦国夢街道は概ね舗装路で道標もしっかりしているため、歩きやすく危険もない。っが、3箇所分り難い分岐があった。
1つ目はおやま塚の先のトイレのある十字路。右折するのだが、その方向の道標がなくGPSで確認した。
2つ目は八坂神社への山道に入る分岐。戦国夢街道の標石が雑草で視認し難く通り過ぎるところだった。
3つ目は八幡神社の先で左に下る分岐。分り難いと言うより、私がうっかりしたのが正解。でも道標が小さい??。
2箇所の三角点は戦国夢街道の史跡ではないため、当然ながら道標はない。自力で見つけるしかないが、共に分り難い場所で、GPSがないと見つけられたかどうか自信がない。
高塚山はP496(山頂)までは林道をたどるだけだが、三角点は踏み跡のない林の中を探すことになるため、やはりGPSがないと無理!!
山頂標識はなく、場所もGPSで特定しただけ。そして展望もない。敢えて登頂する意味はないのかも知れない。