甲府名山7座〜湯村山、八王子山、天狗山、片山、淡雪山、興因寺山、小松山〜

甲府名山7座
〜 湯村山 446m 八王子山 600m 天狗山 493m 片山 665.4m 淡雪山 792m 興印寺山 854.6m 小松山 510m

 山行情報

山行日       2021年4月27日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越 甲府名山

アクセス/出発地  車/緑が丘スポーツ公園駐車場から周回

行程詳細      緑が丘スポーツ公園駐車場(7:40-8:00)→ 湯村山山頂(8:18-8:23)→ 法泉寺山山頂(8:42-8:47)→
          岩のピーク(9:07-9:10)→ 東屋(9:11-9:14)→ 八王子山(白山)山頂(9:19-9:29)→ 岩場の展望台(9:32)→
          天狗山山頂(9:47-9:57)→ 健康の森入口(10:12)→ 片山山頂(10:26-10:34)→ 山百合の道入口(10:37)→
          千代田湖畔(10:59)→ 中峠(11:16)→ 金子峠(11:43)→ 淡雪山の露岩(11:49)→
          淡雪山山頂(12:00-12:05)→ 興因寺山山頂(12:18-12:55)→ 北山園地(13:17)→ 金子峠口(13:36)→
          中峠口(13:45)→ 小松山園地分岐(13:56)→ 小松山山頂(14:01-14:10)→ 小松町分岐(14:11)→
          和田堀公園駐車場(14:33)→ デイサービスセンター(14:41)→ 緑が丘スポーツ公園駐車場(14:53)

所要時間/距離   行動時間:5時間18分 休憩時間:1時間35分 合計:6時間53分/19.6km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:40 緑が丘スポーツ公園駐車場に到着(写真)。

広々と下駐車場で、トイレ、自販機あり。下山後の冷たい飲み物は生き返るはず。。。
朝食は途中の道の駅で取ってきたので、ノンビリと準備をする。

8:00 緑が丘スポーツ公園駐車場を出発。

西側のデイサービスセンターへの道を進む。
すぐに武田の杜の案内板からUターン気味に左に延びる湯村山登山道(写真)に入り、新緑の中をゆるやかに登って行く。

湯村山1号墳を右に見ると、ほどなく湯村山山頂への登り口(写真)がある。道標などはないので、うっかりすると見逃しそうだ。

ゆるやかな登りから鉄塔を過ぎ、しばらく岩場(写真)を登り湯村山山頂に出る。

富士山、御坂山地

8:18 湯村山山頂に到着(写真上)。小休止。

場所的には地形図のP446の50mほど南側になる。
それほど広くないが、甲府名山共通の山頂標柱(写真中)と東屋がある。
南側が開け、鬼ヶ岳、王岳などの御坂山地を前景にした富士山(写真下)を望む。

8:23 湯村山山頂を出発。

西側の道をたどり、湯村山城井戸への道と湯村山金毘羅宮の祠を見送る。適当な所で右に入り、山頂からの道に出る。
すぐに湯村温泉への道を左に見送り、駐車場からの道の終点を直進する(写真)。

折返しの登りからおだやかな尾根道をたどり、土留めの階段や石段(写真)を急登する。

再びゆるんだ尾根道はピークを巻くように延びるが、ベンチと道標のある分岐(写真)で左のピークに上がる。

8:42 法泉寺山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂は雑木林に囲まれ狭い。ここは甲府名山ではないため、手作りの山頂標識(写真下)だけ。

8:47 法泉寺山山頂を出発。

北側の尾根を下ると、すぐに右からの道と合わさり、さらに十字路を直進する。
ゆるやかな登りから諏訪神社への分岐、すぐ先の鳥獣センターへの分岐を直進する(写真)。

巻き道のような分岐(写真)で右の尾根をたどり、ピークを越える。

南アルプス

左から先ほどの巻き道が合わさると、花崗岩に刻まれた階段(写真上)が続く。
途中で左に展望が広がり、櫛形山、農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、甲斐駒ヶ岳などの南アルプスを一望する(写真下)。
もっと展望が良くなるだろうと、右の岩のピークに上がってみる。

9:07 岩のピークに到着(写真)。小休止。

若干木が煩くて期待したほどではない。

9:10 岩のピークを出発。

9:11 東屋に到着(写真)。小休止。

南アルプスに加えて三方分山、毛無山なども見え、展望の広がりは良いのだが、甲斐駒ヶ岳が尾根筋に隠れて見えない。

9:14 東屋を出発。

さらに続く花崗岩の階段を登る。

9:19 八王子山(白山)山頂に到着(写真上)。小休止。

小広い場所で八王子山の山頂標柱(写真中上)がある。左上が白山(しろやま)山頂で八王子神社が祀られ(写真中下)、横に山頂標識(写真下)がある。
ここからの展望は何とか富士山が木立の間に見えるだけ。

なぜ2つの山頂があるのだろうか?
地元では「白山」と呼ばれているようだが、甲府市が甲府名山として「八王子山」にしたのは、地形図の呼称や古典等を参考にしたとのこと。
白山の山頂標識は地元の方が付けたのだろうか。。。

9:29 八王子山(白山)山頂を出発。

花崗岩の尾根をゆるやかに下り、岩場の展望台(写真)に出る。これまでの展望に比べて物足りない。

千代田湖への道を右に見送り、ピーク上の分岐(写真上)を右に下れば、ほどなく天狗山分岐(写真下)に着く。
Uターン気味に左に入り、ときどき折り返しながら山腹をトラバース気味に下ると、鞍部からはひと登りで天狗山山頂だ。

9:47 天狗山山頂に到着(写真上)。小休止。

石が積み重なった山頂に大きな剣(写真上)や4つの石の祠などが祀られ、反対側のすぐ下に荒木大神宮がある。
甲府名山の標柱(写真下)は荒木大神宮横にある。
林に囲まれ展望はまったくない。

9:57 天狗山山頂を出発。

分岐まで戻りゆるやかに尾根を下る。三差路に降り立ち正面の健康の杜(写真)への道に入る。

しばらくして三差路を右のキャンプ場への道に入り、駐車場の先で道標の立つ片山登り口を左に入る(写真)。道標には大宮山とも記されている。
なだらかな尾根道からいったん林道に出るが、すぐ左の登山道に入り直し、ひと登りで片山山頂に着く。

富士山

10:26 片山山頂に到着(写真上)。小休止。

広々とした山頂で甲府名山の標柱(この日4座目)と手作りの山頂標識、埋もれかけた三角点(写真中)がある。
展望は余り良くなく、南側の木々の合間に富士山(写真下)は見えるが、西側の南アルプスはほとんど木陰で見えない。

10:34 片山山頂を出発。

林道には出ず、途中にあるマンホールから登山道をショートカットし、登り口に降り立つ。
正面の林道と平行して左に延びる山百合の道(写真)に入る。道標は正面を指し、かなり方向が違う。

150mほどで道標(写真)をUターン気味に右に入り、山腹をトラバース気味にたどる。

沢沿いの道(写真上)から案内板を見ると沢から離れ、ほどなく千代田湖畔の周回路(写真下)に飛び出す。

県道104号線を右折し、丁字路を左に入る。2本目の十字路を左折し、さらに十字路を右に入る。
道になりに進み、飛び出した林道を横切り正面の道(写真)に入る。
右がヒノキ林になると、ほどなく中峠に着く。

11:16 中峠に到着(写真)。

左の尾根に取り付き、やや不明瞭な尾根上の踏み跡を急登する。

ピークを越えると倒木(写真)が目立つようになり、ますます踏み跡は不明瞭になる。
ところどころあるピンクテープや境界杭を拾いながら尾根上をたどり、金子峠に降り立つ。

11:43 金子峠に到着(写真)。

尾根に取り付き、ひと登りで弥勒館の前を抜け、さらにひと登りで花崗岩が目立つ尾根上に出る。

少し進むと淡雪山の山頂標識と淡雪山の露岩の道標(写真上)がある。このあたりが淡雪の露岩(写真下)のようだ。展望が良く、富士山と南アルプスが見える。
さらに花崗岩の尾根を登り淡雪山山頂に飛び出す。

12:00 淡雪山山頂に到着(写真)。小休止。

あまり山頂らしくなく、狭い。展望はない。

12:05 淡雪山山頂を出発。

いったん鞍部に降り、ゆるやかに登り返す。地形図を見てもそれほどではないが、ここまでの行程で疲れがたまったようで、ちょっとばかり足に堪える。

12:18 興因寺山山頂に到着(写真)。昼食。

広くないが、草地でいい感じだ。これで展望があれば最高なのだが。。。わずかに南アルプスが見える程度で、潅木に囲まれ展望は良くない。
のんびりと昼食を取る。

12:55 興因寺山山頂を出発。

南に延びる尾根に入る。露岩があるものの、概ねおだやかな尾根下り(写真)が続く。

P701を過ぎると、雑木林の中の急下降が続く。土留めの階段が所々埋もれている(写真)。

標高580mあたりで尾根を右に外し隣の尾根に乗り下ると、ほどなく北山園地の東屋(写真)に降り立つ。

右に道を取り地形なりにたどり、5分ほどで林道に降り立ち(写真)右に進む。

分岐で左に下り(写真上)、沢を越えたり尾根を乗り越し、金子峠口(写真下)を直進する。

さらに中峠口(写真上)や小松山園地分岐(写真下)を直進し、秋葉神社への道を左、小松町への道を右に見送ると、ひと登りで小松山山頂に飛び出す。

14:01 小松山山頂に到着(写真)。小休止。

この日最後(7座目)の甲府名山になる。細長い山頂でベンチとテーブルが沢山ある。
展望はあるもののかなり限定的だ。

14:10 小松山山頂を出発。

鞍部まで戻り分岐(写真)で左の小松町への道に入る。

何度か折り返して下り、笹が目立つようになったら、ほどなく子育て支援ハッピーキッズの広場横を抜ける(写真)。

20mほどで右折場所を通り過ぎたことに気付いたが、先の神社裏に出るだろうと予測して先に進んだものの、いっこうに出る気配がないため戻る。
あらためて子育て支援ハッピーキッズの広場手前フェンス(写真)を右に入る。

民家前の道路に降り、県道104号線に出て右折、右カーブ先を左の和田堀公園(写真上)に入る。
テニスコート横を進み、突き当たりで左の山道(写真下)に入る。

尾根を乗り越した先の分岐(写真)を左に取る。(ここは右に進むのが正解だったかも知れない。)

土手を上り、柵を越えてデイサービスセンターの玄関口(写真)に出る。

横の道を通り、右の細い道を上がる(写真上)と、緑が丘スポーツ公園からの道に出る(写真下)。
道なりに下れば、湯村山登山道入口を過ぎ駐車場に着く。

14:53 緑が丘スポーツ公園駐車場に到着(写真)。

平日なのでこの時間でも駐車する車は少ない。


 感想

24日の3座に引き続き、今回の7座で甲府名山25座を完登した。
低山と言えども総距離20km近くで、最後はやはり足に堪えたが、バリエーション豊かな登山道はなかなか楽しめる。
全体にルートは明確で、道標や目印もあるが、一部不明瞭な場所もある。
中峠から金子峠は倒木が目立ち、踏み跡のない場所がある。迷うほどではないが、注意が必要。
小松山から車道への降り口は事前に場所を知ってないか、GPSがないと分らないだろう。
湯村山までの散歩者と八王子山までの数人の登山者との出会いはあったが、それ以後は誰一人会うことのない静かな山行になった。
低山ながら展望は良く、富士山は緑が丘スポーツ公園駐車場、湯村山、八王子山、片山、淡雪山の露岩、南アルプスは東屋前後、八王子山、岩場の展望台、淡雪山の露岩、小松山で見ることができた。
あちこちに駐車場所があるので、いろんなルートを設定できそう。

下記ログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ヤマレコ「甲府名山7座を周回ルートで巡る