鳥川アルプス〜京ヶ峯、ホド田山、音羽富士、額堂山、水晶山〜

鳥川アルプス 〜 京ヶ峯 441.9m ホド田山 389.7m 音羽富士 381m 額堂山 421m 水晶山 467m

 山行情報

山行日       2020年10月25日(日) 快晴

山頂所在地/山域  愛知県/東海

アクセス/出発地  車/愛宕山登山口駐車場 愛宕山登山口〜水晶山登山口

行程詳細      愛宕山登山口駐車場(7:50-8:07)→ 愛宕山山頂(8:36-8:40)→ 京ヶ峯分岐(8:56-8:59)→ 京ヶ峯山頂(9:00)→
          ホド田山山頂(9:56-10:02)→ 音羽富士山頂(10:27-10:32)→ 額堂山山頂(12:08-12:23)→
          森ヶ嶺山頂(12:51-13:15)→ ふっこし峠(13:23-13:26)→ 高野御前山山頂(13:37)→ 水晶山山頂(13:48-13:55)→
          三角点(14:00-14:05)→ 水晶山山頂(14:09)→ 小安堂峠(14:41)→ 水晶山登山口(14:47)→
          愛宕山登山口駐車場(14:52)

所要時間/距離   行動時間:5時間33分 休憩時間:1時間12分 合計:6時間45分/15.7km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:50 愛宕山登山口駐車場に到着(写真)。

先着1台。橋の袂に立つ地図を見ながらパンとおにぎりで朝食。

写真手前側に地図がある。

8:07 愛宕山登山口駐車場を出発。

駐車場の端にある愛宕山登山口(写真)を入る。

短い急登から尾根に乗ると、「ホタルの里自然歩道」の標識と、今後下山までお世話になる「登山道」と書かれた道標と番号(写真)が目に入る。

喜桜山、森ヶ嶺、額堂山

おだやかに尾根をたどると、10分ほどで左が少し開けた見晴し場に着く。東に森ヶ嶺が大きく、その左右に喜桜山と額堂山が見えている(写真)。
鬱蒼とした雑木林のゆるやかな登りが続き、2つ目の隠れピーク上の分岐で愛宕山新道を左に見送る。
P350を越えると、やや急登からポンと愛宕山山頂に飛び出す。

8:36 愛宕山山頂に到着(写真)。小休止。

ところが道標の柱には愛宕山分岐と書かれている。設置されている地図を確認すると、愛宕山はやや東寄りに延びる愛宕さん古道の少し先のようで、正しくはここは山頂ではなさそうだ。

8:40 愛宕山山頂を出発。

ひと登りで多数のベンチのある見晴し場(写真)に着く。と言っても展望が良いわけではない。

南斜面を指す幻の岩清水の道標に従って降りてみる。
すぐに右に折れ斜面を横切ると、ほどなく小さな沢に降り立つ。
苔生した水場(写真)がある。ちょっとばかり泥をかぶったように見え、飲む気になれなかった。
登山道に戻りゆるやかに登る。

8:56 京ヶ峯分岐に到着(写真)。小休止。

複数のベンチがあり、道標の柱に京ヶ峯の文字がある。何の疑いも持たずここが京ヶ峯山頂と思い込み、休憩とともに記念撮影。

8:59 京ヶ峯分岐を出発。

わずか30mほど進むと、再び京ヶ峯の山頂標識があった。

9:00 京ヶ峯山頂に到着(写真)。

不思議に思ったが、三角点があることから、地形図を確認してみて初めてこっちが山頂と知る。
穏やかな稜線をゆるやかに下ると、またまた見晴し場に出る。豊橋市街を一望し、右端に音羽富士が見えている。

ヒノキ林の中をジグザグに急下降し、小沢を横切り平成の大崩れに出る。大崩れしたような形跡は見られず。造成されたのか?西に新東名と岡崎市街を一望する。
ゆるやかにひと登りで南山山頂(写真)に立つ。橋の袂の地図では南東60mほどの小ピークが山頂になっている。歩きやすさを考えてこっちに移したのか?

ゆるやかな下りからベンチの置かれた七曲峠(写真)に降り立つ。立派な標石がある。

鞍部から少し登り返すと、隠れピークの自然山山頂(写真上)に立つ。
すぐに次のやや大きめのピーク鳥川山山頂(写真中)に立つ。ピークの大きさから地元の地名を付けたのだろうか。
ササユリ山の山頂標識を見逃し、次の古里山山頂(写真下)に着く。ここも隠れピークだ。

ゆるやかな登りからベンチのあるホタル山山頂(写真上)を越え、細いトラロープの付けられた急登から双耳峰の豊山山頂(写真中)に登り着き、すぐ西側の動物山山頂(写真下)で南西から南に向きを変える。

おだやかな潅木帯をたどり、広々とした元気山山頂(写真上)に着く。
分岐(写真中)のある鞍部に降り立ち、左に巻き道を見送り、直進から昔山山頂(写真下)に立つ。ここでもやや東方向に向きを変えて下る。

巻き道の合わさるゆうびん峠(写真上)から下る途中の隠れピークが平和山山頂(写真下)で、さらにゆるやかに下り、鞍部からひと登りでホド田山山頂に出る。

9:56 ホド田山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂標識や山頂標石、ベンチ、三角点がある。狭く展望はない。

10:02 ホド田山山頂を出発。

雑木林を下り、鞍部のバラ峠(写真上)からひと登りで極狭い沢山山頂(写真下)に立つ。

笹の目立つ尾根をゆるやかに下り、左に長沢古道が延びる長沢峠(写真)に降り立つ。
丸山山頂(山頂標識は見逃した)を越えると、下る途中で音羽富士を見る。
鞍部からゆるやかに登り返すが、すぐにジグザグの急登が続くようになり、ポンと音羽富士山頂に飛び出す。

10:27 音羽富士山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標識や山頂標石(写真下)、ベンチがあるが、やはり展望はない。
ここまでずっと風が強かったが、ここも例外ではなく、ジッとしているとちょっと肌寒くなる。

10:32 音羽富士山頂を出発。

ひたすら下りが続き、分岐でユリ沢への道を左に見送る。さらに下りから切り通しのような古坂峠(写真)を横切る。

しばらく尾根通しにたどり、県道377号線の羽富士登山道新古坂峠口(写真)に飛び出す。

左の丁字路を右に入り、右カーブの先の道標で右の階段を上がる(写真)。ここからは巡礼の道となる。
斜面を急登し支尾根に乗り、その後主尾根上の鞍部に乗ると左に折れ、さらにピーク上で右に折れ、もう一度左に折れ主尾根をキープする。

しばらくして久々に山名のあるピーク三日月山山頂(写真)に立つ。

10分ほどで細い林道(?)を横切る(写真)。方向を示す道標はなく正面の草地に取り付くのだが、この山行で唯一ここがわかり難い。一瞬右の林道に出るのか迷った。

右が断崖になり、その先では造成が行われている尾根をたどる。その後額堂山の西側山腹をたどり、登り着いた地蔵峠(写真)を右に上がる。

さらに直進方向に巻き道を見送り(写真)、Uターン気味に右に上がり、尾根に乗り直す。急登からゴロ岩を過ぎるとゆるみ、ほどなく額堂山山頂に飛び出す。

12:08 額堂山山頂に到着(写真)。昼食。

狭く展望もない。山頂標識とともに鳥川富士と書かれた標柱がある。別名だろうか?
ここで昼食を取ったが、風が強くストーブが使い難いためコーヒーを諦める。

12:23 額堂山山頂を出発。

ひたすら下りが続き、左に林道が見えるとほどなく額堂山登山口のある大鳥峠(写真)に降り立つ。林道の反対側に森ヶ嶺登山口がある。
この後林道をたどり、延命水経由でふっこし峠に行く予定だったが、森ヶ嶺に行って見ることにした。

森ヶ嶺登山口(写真)を入るとすぐ尾根に乗る。ここは天空の道となっている。

ゆるやかな登りからゴロ石が目立つと急登になり、天空の出合(写真)で左にふっこし峠への道を見送り、右に道を取ればほどなく森ヶ嶺山頂に着く。

12:51 森ヶ嶺山頂に到着(写真上)。コーヒータイム。

手前にベンチがあり、その奥に山頂標識(写真下)がある。
ここは風がほとんどなく、時間的にも余裕があるので、コーヒータイム。その準備中に昔お姉さんだった三人組が山頂標識側から現れ、額堂山への道を聞かれた。道を間違えて、戻ってきたようだ。

13:15 森ヶ嶺山頂を出発。

分岐を右に取りゆるやかに下る。一際太く存在感のある仙人桧(写真)を見ると、ほどなくふっこし峠に降り立つ。

13:23 ふっこし峠に到着(写真)。小休止。

高野御前山への道がわかりにくく、地形図を確認する。

13:26 ふっこし峠を出発。

林道を北側に数メートルで左の水晶山登山口(写真)を入り尾根をたどる。この尾根は大代さくら尾根と呼ばれるようで、水晶山コースとなっている。
分岐で高野御前神社奥の院への道を右に見送れば、ほどなく高野御前山山頂に飛び出す。

13:37 高野御前山山頂に到着(写真)。

狭く展望はない。山頂標識とベンチがある。

下る途中で左に夢テラスへの道が分かれる。鞍部から登り返すとすぐ水晶岩への分岐(写真)があり、行ってみることにした。

ロープの張られた急斜面にトラバース気味に付けられた細い踏み跡をたどる。1分半ほどで水晶岩(写真)に着いた。白っぽい大岩があるだけ。見に来るほどでもないかも。。。
登山道に戻り、ロープ場をひと登り。

額堂山、音羽富士、渥美半島

13:48 水晶山山頂に到着(写真上)。小休止。

クズ岩が目立つ山頂には山頂標識や山頂標石、地図がある。
ここも狭いが、南西側が一部開け展望がある。観音山や今日歩いて来た額堂山、音羽富士、五井山、そして奥には三河湾、渥美半島と蔵王山が見られる(写真下)。

13:55 水晶山山頂を出発。

北側の尾根にある三角点(P477.1)に向かう。
道標や目印、踏み跡がないためコンパスをセットし、少し開けている感じの北側の尾根に入る(写真)。
すぐに目印のテープを見つけ、その先には見慣れた「登山道」の道標が現れた。なくても尾根通しに進めば問題ない。

14:00 三角点に到着(写真)。小休止。

雑草や潅木に埋もれているかと思ったが、シッカリと姿を見せていた。小学生の作った道標もある。
標高も高いのだから、こっちを水晶山にすれば良いのにと思う。。。私だけか!?

14:05 三角点を出発。

水晶山山頂に戻り、北西の尾根を下ると、すぐに水晶岩への道を左に見送る。
合目の標柱を数えながら、2度神明宮への道を左に分けて(写真)ひたすら下る。
中途半端な場所にある一合目を過ぎると、ほどなく小安堂峠に降り立つ。

写真は2度目の分岐。

14:41 小安堂峠に到着(写真)。

切り通し状に付いている道を左に進む。沢沿いをゆるやかに下り、5分ほどで田んぼの前に降り立つ。

14:47 水晶山登山口に到着(写真)。

畦道を左へ進み、県道に出て右折すれば駐車場が見える。

14:52 愛宕山登山口駐車場に到着。


 感想

西三川で山を探していてたまたま見つけた鳥川アルプス。○○アルプスに目のない私はすぐに飛び付き、ヤマレコの登山記録を参考に周回した。
良く整備された道標で迷うことはなく、危険な場所もなし。しかも、高低差が少なく、急登・急下降もほとんどなく、とにかく歩きやすい。
前半の音羽富士まではあらゆるピークに山頂名を示す標識が立っているのには驚いた。現在、岡崎市ホタル学校になっている岡崎市立鳥川小学校の生徒が名前を付けたり、標識を立てたりしてくれたようで、生徒の名前も併記されている。
登山道にも「ホタルの里自然歩道」や「巡礼の道」「天空の道」など名前が付けられ、手作りの道標が立てられルートがわかりやすい。
ただ、特に山頂標識は傷みが酷いものもあり、今後整備されるのか、朽ちていくだけなのか心配になった。
途中で何箇所か開けた場所はあるが、山頂では水晶山だけ南側に展望がある。あまり期待してはいけないかも。。。純粋に山歩きを楽しみたい。
途中には何箇所もエスケープルートがあるので、体力に合わせたルート設定も可能。家族でのハイキングも良さそう。