和名倉山(白石山)
2022.01.28
和名倉山(白石山) 2,036m
◎ 山行情報
山行日 2016年11月18日(金) 快晴
山頂所在地/山域 山梨県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/民宿みはらし駐車場から往復
行程詳細 民宿みはらし駐車場(5:55-6:15)→ 将監登山道入口(6:16)→ 牛王院下(6:45)→ 牛王院平分岐(7:48)→
山ノ神土(7:56-8:00)→ 西仙波(前仙波)山頂(8:56)→ 東仙波(奥仙波)山頂(9:12-9:17)→ 二瀬分岐(10:35)→
和名倉山(白石山)山頂(10:50-11:25)→ 二瀬分岐(11:34)→ 東仙波(奥仙波)(12:36)→
西仙波(前仙波)(12:52-13:00)→ 山ノ神土(13:47)→王院平分岐(13:54)→ 牛将監峠(14:04-14:10)→
将監小屋(14:16)→ 牛王院下(15:04)→ 将監登山道入口(15:26)→ 民宿みはらし駐車場(15:28)
所要時間/距離 行動時間:8時間15分 休憩時間:58分 合計:9時間13分/22.8km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
5:55 民宿みはらし駐車場に到着(写真)。
民宿で駐車料金500円を払う。 準備中に宿泊した客が出てきて、しばし山談義。 かなり寒い。
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6:15 民宿みはらし駐車場を出発。
車道をわずかに戻ると、右カーブの頂点に将監登山道入口(写真)がある。
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林道様の道をゆるやかに登り、30分ほどで牛王院下の分岐(写真)を直進方向の笹の間の登山道に入る。 ゆるやかな登りながら、暑くなり途中でジャケットを脱ぐ。
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P1611を左に巻くように急登し、右に分岐を見送るとほどなく四つ辻(写真)に出る。道標はないが、右は将監峠、左は笠取山登山道の馬止分岐方面になる。 笹原の牛王院平の中をゆるやかに登り、柵が出てくるとほどなく牛王院平分岐に出る。
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7:48 牛王院平分岐に到着(写真)。
朽ちた道標があるが、役に立たない。右は将監峠方面になる。左へ笹原をゆるやかに登れば、ほどなく山ノ神土に着く。
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7:56 山ノ神土に到着(写真)。小休止。
左に唐松尾山や笠取山への道が分かれる。
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8:00 山ノ神土を出発。
右に入るが、今までとは打って変わり、笹に覆われた道が続く。道はP2075の山腹をゆるやかに登る様に付いている。 右の木立の合間に雲取山や飛龍山(大洞山)、竜喰山を見ながら笹の生い茂る斜面をたどると、突然大きく開け(写真右)、展望が良くなる反面風が強くなる。 前方にはP1940(写真右)、右にはやや逆光になるが、木立に邪魔されず雲取山や飛龍山(大洞山)、大常木山、竜喰山さらには雁ヶ腹摺山や大菩薩嶺、富士山を一望する(写真下)。
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雲取山、飛龍山 |
竜喰山、三ッ峠山、大菩薩嶺 |
富士山 |
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P1940を直下で左に巻き(写真上)、5分ほどで稜線に戻るも、再びリンノ峰(P1974)を左に巻く(写真下)。 稜線に戻って笹の間の急登からゆるんで、少ししてシャクナゲのトンネルを抜けると西仙波(前仙波)山頂に着く。
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8:56 西仙波(前仙波)山頂に到着(写真)。
ここはP1983だが、山頂標識がないととても山頂とは言えない。 シャクナゲ林から岩場を越え、笹の稜線をゆるやかに登ると、ほどなく東仙波(奥仙波)山頂に着く。
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9:12 東仙波(奥仙波)山頂に到着(写真右)。小休止。
ここはさすがに大きなピークだけあって山頂らしい。展望も良く、雲取山から飛龍山(大洞山)、大常木山、竜喰山、大菩薩嶺、富士山、リンネ峰、唐松尾山、西仙波(前波)、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳などの大パノラマ(写真下)が広がる。 ただ、ちょっと風が強くて、ジッとしていると肌寒くなる。
東仙波(奥仙波)山頂からのパノラマ |
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国師ヶ岳、甲武信ヶ岳 |
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳 |
9:17 東仙波(奥仙波)山頂を出発。
急下降から白樺の疎らな少しガレ気味の小ピークを越える。 その先の南北に細長い標高1990の小ピークに上がると、西側に西仙波(前仙波)から唐松尾山、国師ヶ岳、甲武信岳(写真上)、北アルプス(写真下)などの大パノラマが、前方にはP1990(吹上ノ頭)となだらかな和名倉山(白石山)山頂が広がる。
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国師ヶ岳、甲武信ヶ岳 |
白峰三山 |
さらに岩場混じりの稜線を下り、P1990(吹上ノ頭)を巻いた先で、左に唐松尾山や国師ヶ岳(写真上)、農鳥岳、間ノ岳、北岳の白峰三山(写真下)を一望する。
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ゆるやかにアップダウンを繰り返して進むと、踏み跡の不明瞭で目印も少ない広々とした稜線を下り八百平に出る。 ゆるやかな登り返しから思い掛けなく現れた川又分岐(写真)を左に見送る。
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さらにゆるやかに登って行くと二瀬(ふたせ)分岐(写真)に出る。 唐松林から密生した自然林の中をゆるやかにたどれば、ほどなく和名倉山(白石山)山頂に出る。
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10:50 和名倉山(白石山)山頂に到着(写真)。昼食。
林に囲まれた一角を切り開いた感じで狭い。当然ながら展望はまったくない。 先着の登山者がすぐ下山して行ったため、山頂を独り占めする。
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11:25 和名倉山(白石山)山頂を出発。
往路を戻る。 往路では彷徨いかけた八百平付近だったが、何のことはない踏み跡も明瞭で目印も多く(写真)、すんなり通過する。 岩場を登り、東仙波(奥仙波)北のピークから飛龍山や東仙波(奥仙波)、唐松尾山などを一望する。
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12:52 西仙波(前仙波)山頂に到着。小休止。
往路では通過しただけなので、復路ではここで休憩を取る。
13:00 西仙波(前仙波)山頂を出発。
13:54 牛王院平分岐に到着(写真)。
左の将監峠に向かう。 小ピークの山腹をたどり広々とした笹原の尾根からゆるやかに下る。
往路では気付かなかったが、朽ちた道標に将監峠の文字が。。。
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14:04 将監峠に到着(写真)。小休止。
広々とした鞍部の分岐で、東に向かえば竜喰山や大常木山を経て飛龍山や雲取山に至る。
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14:10 将監峠を出発。
南側の広く苅払われた道をたどる。てっきり将監小屋の西側を通る道だと思っていたら、ほどなく将監小屋(写真)に出てしまった。将監峠から右の林に入る道が正解だった。 小屋を見られたので良しとして、小屋前から林道の様な道をたどる。
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ほどなく右からの登山道を合わせ、将監小屋から1時間足らずで往路で分けた登山道分岐(写真)に着く。 後は往路をたどる。
15:28 民宿みはらし駐車場に到着。
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◎ 感想
最初は唐松尾山の往復も考えていたが、山ノ神土から早くて往復1時間と見積もり、時間的に難しいと判断してパスした。体力的には余力があったので、もっと日の長い時期ならば歩けると思う。
確かに23kmほどと長いが、比較的おだやかな稜線が続くので、途中の展望を満喫しながら歩ける。
和名倉山山頂はまったく展望はないが、途中のあちこちで富士山はもとより、雲取山や甲武信ヶ岳を始めとした奥秩父山塊、白峰三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳)、北アルプスまでも見られる。
◎ 日帰り温泉
甲州市交流保養センター 大菩薩の湯
前に来ているはずだが、まったく記憶にない。設備は古そうだが、まったく気にならない。
平日ということもあるのか、それほど混んでいない。
露天風呂と内風呂が2種類、サウナとごく普通。これといったウリはなさそう。