赤岳(積雪期)
2022.02.06
赤岳 2,899.4m(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2015年2月7日(土) 快晴
山頂所在地/山域 長野県、山梨県/八ヶ岳連峰 南八ヶ岳
アクセス/出発地 車/八ヶ岳山荘駐車場 美濃戸口から周回
行程詳細 八ヶ岳山荘駐車場(美濃戸口)(5:30-6:20)→ 美濃戸山荘(7:13-7:25)→ (南沢)→ 行者小屋(9:22-9:55)→
阿弥陀岳分岐(10:05)→ (文三郎尾根)→ 文三郎尾根分岐(11:10-11:20)→ 赤岳山頂(12:07-12:20)→
赤岳展望荘(12:40-12:55)→ 地蔵の頭(13:03)→ (地蔵尾根 )→ 行者小屋(13:44-14:05)→
美濃戸山荘(15:15-15:25)→ 八ヶ岳山荘駐車場(美濃戸口)(16:12)
所要時間/距離 行動時間:7時間58分 休憩時間:1時間54分 合計:9時間52分/17.0km
服装/装備 アウタージャケット、長袖山シャツ、長袖シャツ、バラクラバ、ネックウォーマー、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、
防寒パンツ、雪山登山靴、ゲーター、アイゼン、ピッケル、スノースパイク(未使用)
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
過去の山行記録 2014年3月8日(土) 赤岳(積雪期)〜途中撤退
◎ 山行記録
5:30 八ヶ岳山荘駐車場(美濃戸口)に到着。
今日は駐車場の整理担当者が居て、誘導と料金徴収をしていた。500円。 トイレを済まし、準備に掛かる。 昨年よりも暖かいのだろうか、素手でも寒さは感じない。
6:20 八ヶ岳山荘駐車場(美濃戸口)を出発(写真)。
まだちょっと薄暗いが、ヘッドランプが必要なほどでもない。 まったく風はなく寒くはない。
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最初の登りS字カーブの2つ目で車が立ち往生している。 Rのきついカーブと傾斜で路面の雪が大きく掘られ、ロードクリアランスがそれ程ない車がサイドシルを擦っている。帰りにはアンダーカバーか何かのプラスチック片が散乱していた。 途中で右の下り車用の道を通る(写真)。こちらは車のスリップで雪が固められたり掘られたりしているところがなく歩きやすいが、あとで確認すると少し距離が長かった。 2箇所ほどショートカット道があるが、下山時に通ってみることにした。 やまの子こ村、赤岳山荘と過ぎる。赤岳山荘の駐車場はほぼ満車状態だ。 ほどなく美濃戸山荘が見えてくる。
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7:13 美濃戸山荘に到着(写真)。トイレ休止。
数名の登山者が休憩している。ここまでは歩いていると暑いくらいだ。
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7:25 美濃戸山荘を出発。
お馴染みの道標を右に入り、南沢を行く(写真)。 スノースパイクの初装着も考えたが、今回はおあずけ。
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他の登山者と抜きつ抜かれつトレースをたどるうちに、暑くなり汗をかく。 進むに連れ樹林越しに朝陽に照らされる横岳(写真)や阿弥陀岳などが見えてくると、いやでも気持ちが盛り上がる。
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9:22 行者小屋に到着(写真右)。小休止。
多くの登山者が準備をしている。テント場には数張り。 ポカリスエットと栄養ジェルを補給するが、身体の中まで冷たくなっていく。昨年の反省から万全の防寒対策をする。 横岳から赤岳、中岳、阿弥陀岳を一望する大展望(写真下)に嫌でも気持ちが盛り上がる。
行者小屋からのパノラマ |
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9:55 行者小屋を出発。
テント場を抜け(写真上)樹林帯に入ると、10分ほどの分岐(写真下)で阿弥陀岳への道を右に分ける。
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行者小屋まではまったく軽快だったのに、足が重い。準備で身体が冷えたためか? かなり急な尾根(写真)を頻繁に立ち止まり、一息入れながら登って行く。 風がほとんどないのが幸いだ。
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一部出ているクサリ場の急登(写真上)や階段を過ぎると、少しゆるむものの、すぐにクサリでコース取りされた、折り返しの急登(写真下)が続く。
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上部の岩場混じりの急登あたりから足が攣り始めるが、なんとか誤魔化しながら文三郎尾根から西に延びる中岳への尾根へのトラバース(写真)を経て文三郎尾根分岐に着く。
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11:10 文三郎尾根分岐に到着(写真右)。小休止。
さすがにここでは遮るものがなく少し強目の風が吹いているが、防寒対策ができているのでノンビリ休憩していても問題ない。 水分補給をしながら、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、南八ケ岳、北八ヶ岳などの数え切れないほどの名峰が居並ぶ大パノラマを堪能する(写真下)。
文三郎尾根分岐からのパノラマ |
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11:20 文三郎尾根分岐を出発。
風で雪が飛ばされ地肌が疎らに出ている稜線をジグザグに登り(写真)、15分ほどで2800mあたりの小さなテラス状の岩場に登り着き展望を楽しむ。
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すぐ先のキレット分岐の道標(写真)を過ぎると、いよいよ登りの核心部の岩場を登って行く。
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岩場は短い急登(写真)に変わるが、しっかりとステップが刻まれているため、まったく危険を感じることはない。
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茅ヶ岳、富士山 |
キレットへの分岐のある竜頭峰分岐(写真上)に登り着き左へ上がると、南側には茅ヶ岳越しに富士山(写真下)を見る。 さらに主稜線をたどれば、5分ほどで赤岳山頂に登り着く。
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12:07 赤岳山頂に到着(写真右上)。小休止。
すでに数人の登山者が記念撮影や展望を楽しんでいる。 山頂も少し風が強いが、全く問題ない。居合わせた登山者に記念写真を撮ってもらう。 展望(写真下)は文三郎尾根分岐で十分に堪能したので、ここでは厳冬期の赤岳登頂の感動に浸る。 5分程で赤岳山頂山荘側の北峰(写真右下)に移動し、こちらでも展望を楽しむ。
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赤岳山頂 |
中央アルプス、御嶽山 |
北アルプス、霧ヶ峰、蓼科山 |
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12:20 赤岳山頂を出発。
北側の主稜線(写真)に入る。
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もっとなだらかで広々とした稜線を思い描いていたが、それは思い違いだった。 雪の付いた東の斜面と岩肌の出た西の斜面でナイフリッジのように見える稜線(写真)と赤岳天望荘が真下に見えている。実際には見た目と違い、サクサクと下り岩峰を越える。
写真は途中ゆるんだ場所から山頂を見上げている。ナイフリッジッぽさが良く分る。
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途中阿弥陀岳方面に目をやると、往路の文三郎尾根を登下降する登山者を一望する。 クサリが出てくると稜線はやや広くなるが、傾斜が増しジグザグの急下降(写真)となる。 こちらの稜線は時折強い風が吹く。
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12:40 赤岳天望荘に到着(写真)。昼食。
建物の陰で風を避けつつ昼食を取る。東の斜面越しに富士山が浮かぶ。
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12:55 赤岳天望荘を出発。
10分ほどで地蔵の頭(写真上)に着く。 地蔵に安全を祈願し地蔵尾根(写真下)に取り付く。 噂のナイフリッジは頂点の他に、右下にもルートが付けられ、みなそちらを通って行く。 安全を期して右下を行く。なのでやや手古摺ったのは、その先で尾根から右の急斜面に入るところだ。急な上踏み跡が錯綜しているため、慎重にルートを選んで下った。 その後クサリや階段の出てくる急斜面が続くが、それほど危険はない。
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シリセードの跡がいっぱい付いた広い斜面(写真)を下り、樹林帯を20分ほどたどれば行者小屋の東側に飛び出す。
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13:44 行者小屋に到着(写真)。小休止。
テント場のテントは倍以上に増えている。水分補給したり、別れの展望を楽しむ。
14:05 行者小屋を出発。
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15:15 美濃戸山荘に到着。小休止。
15:25 美濃戸山荘を出発。
途中2箇所のショートカット道(写真)を通るが、最初の道の途中で不明瞭な場所があり少し迷う。そのため距離は短かったものの、時間的には数分余計に掛かった。
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16:12 八ヶ岳山荘駐車場(美濃戸口)に到着。
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◎ 感想
なんとか昨年のリベンジを果たしたが、好天に恵まれたおかげだろう。行者小屋の先からは終始足の攣りを誤魔化しながらの山行になった。行者小屋で準備のため30分ほどかかり、冷え切ってしまったためと思いたい。
しかし、何はともあれ、登頂を果たしたことを喜びたい。富士山もクッキリ見えたことだし。。。
それにしても登山者の多さときたら。。。
◎ 日帰り温泉
スーパー銭湯ふろ屋
岡崎インターが近くで、市内の少し東側ながら街中と立地条件が良いながら、平日なのかそれほど混んではいなかった。
人工温泉のラジウム泉でジェットバス、バイブラバス、ドリームバス、イベント湯、水風呂、電気風呂、打たせ湯、サウナ、塩サウナ、ラドン湯 (露天)、寝風呂 (露天)など多彩な入浴が楽しめる。
施設はやや古めだが、キレイで清潔感がある。休憩場所にはマンガコーナーがあるのが珍しい。それもかなり豊富。
これで600円(平日午後)はリーズナブル。ちなみに、土日祝午後は650円。
お気に入りの1箇所になりそう。。。