鳥ノ胸山、大界木山

鳥ノ胸山 1,207.5m 大界木山 1,246m

簡易ルート図

 山行情報

山行日       2013年1月12日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/道志山塊

アクセス/出発地  車/道の駅どうしから周回

行程詳細      道の駅どうし(6:40-7:40)→ 観光農園(8:04)→ 秋葉山山頂(8:45-9:05)→ 鳥ノ胸山山頂(10:09-10:30)→
          雑木ノ頭(10:58)→ 平指山山頂(11:12)→ 浦安峠(11:33-11:40)→ 大界木山山頂(12:19-13:00)→
          城ヶ尾峠(13:20)→ 水晶橋(14:06)→ 道志ノ森キャンプ場(14:23)→ 道の駅どうし(14:45)

所要時間      行動時間:5時間36分 休憩時間:1時間29分 合計:7時間5分

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴


 山行記録

6:40 道の駅どうしに到着(写真)。

朝食におにぎり2個食べる。予定より早い到着なので、一休みする。

7:40 道の駅どうしを出発。

川沿いの護岸を左に少し行ったかっぱ橋(写真)を渡り、左へ道なりに進む。少し先の丁字路を右に曲がり、しばらくは道なりに進む。突き当たりの丁字路を左に、石原橋を渡って右に曲がれば、道は田圃の中を進むようになる。

観光農園の看板の立つ十字路(写真上)で右の橋を渡り、すぐに農園の建物の横を右に入る。
建物の裏手に回り込むと、信号と鳥胸線登山道案内図(写真下)が立っている。

案内図は簡易で秋葉様展望台や鳥ノ胸山が描かれ、所要時間も記されているので、参考にはなる

簡易舗装の坂を登り、道標の立つ最初の右カーブで、直進方向の登山道(写真)に入る。
沢沿いからすぐに左へ沢を横切り、少し荒れ気味の踏み跡をトラバース気味に登って行く。

しばらくして隣の沢に降り、すぐ先で3つの沢の出合いに出る。左2つの沢の間の急な尾根に取り付き(写真)、しばらく丸太の階段を急登する。
階段が途切れると、左前方に秋葉山と思われるピークが見えてくる。

一段とキツイ急登がしばらく続き、ポンと稜線上に飛び出す。壊れた道標(写真)が木の根元に散乱している。
左へわずかで秋葉山山頂に登り着く。

富士山、御正体山

8:45 秋葉山山頂に到着。小休止。

狭い山頂には三角点(写真上)はあるものの標識などは何もない。北側の尾根を数メートル下ると秋葉山神社(写真中)が祀られている。
展望はまずまずで、御正体山を前衛にした富士山(写真下)が見られる。

9:05 秋葉山山頂を出発。

往路の稜線を戻るが、コルまでゆるやかに下り、ゆるやかに登り返す。次第に傾斜はきつくなり、足元も砂礫状で滑りやすく、かなり歩き難くなる。
踏み跡は右斜面へと移り(写真)、ジグザグに登って行くが、次第に不明瞭となる。疎らなテープを拾ったり、踏み跡らしい形跡をたどり、稜線上に見えてきた岩場(写真)を目標に進む。目標の岩場の右を抜けると、稜線はゆるやかになるが、すぐに傾斜を増す。

すごい急登と言う訳ではないが、ザクザクの砂礫と落ち葉で滑りやすく、雪道のように少し蹴り込むように登る。
小ピークを越え、小さな岩場(写真)を乗り越える。左に巻き道が付いている。
ゆるやかな雑木林の登りからヒノキ林に変わり、短い急登をひと登りで右からの尾根と合わさり、左へわずかで鳥ノ胸山山頂に着く。

富士山
道志山塊、南アルプス

10:09 鳥ノ胸山山頂に到着(写真上)。小休止。

林に囲まれているが、まずまずの広さだ。山頂標柱と道標を兼ねた山頂標識(写真中上)がある。
南西側が開け、富士山(写真中下)や道志山塊の合間に南アルプス(写真下)を見ることができる。

10:30 鳥ノ胸山山頂を出発。

木に貼られた道志の湯の道標に従って下る。
コルに降り、ひと登りで南峰(写真)に立つが、何もないただのピークだ。

ヒノキ林の中の急下降(写真)が続き、道標の先で平坦なコルに降りて、やや急な登り返しから、平坦を経てひと登りで分岐のある稜線に登り着く。

10:58 雑木ノ頭に到着(写真)。

右に道志ノ森キャンプ場への道が分岐する。
左の道志の湯方面へゆるやかに稜線を下り、登り返しで平坦な道を経てゆるやかに登れば平指山山頂に着く。

11:12 平指山山頂に到着(写真)。

山頂???ピークと言うのも憚れる程度で、木に小さな標識がつけられていなければ、まったく気付かずに通り過ぎてしまう。
穏やかな稜線歩きが続き、短くやや急下降し稜線を左に外す。
急斜面をジグザグに下れば、ほどなく林道に降り立つ。

11:33 浦安峠に到着(写真)。小休止。

降り口には鳥の胸山登り口の標柱が立ち、すぐ左のカーブには大界木山登り口の標柱が立つ。

11:40 浦安峠を出発。

大界木山登り口の標柱を左に見て、右の絶壁のような斜面(写真)に取り付き、ジグザグに急登する。5分ほどで笹の生い茂る尾根に乗り、左へゆるやかに登る。

15分ほどで右から大きな尾根が合流し、左へとカーブして行く。尾根には割とはっきりとした踏み跡があり、稜線に出たのかと一瞬勘違いする。
やや急な登りから5分ほどで、今度こそ稜線に出て左へ登って行く(写真)。
やはり5分ほどで、山頂を思わせるような場所に登り着くが、実際にはさらに右へ200mほど小さな起伏のある稜線をたどる。

12:19 大界木山山頂に到着(写真)。昼食。

狭い山頂は灌木に囲まれ、展望は良くない。ただ稜線上に吹いていた風は、この灌木のおかげで遮られ、ノンビリと昼食を取ることができた。

13:00 大界木山山頂を出発。

稜線上の分岐まで往路を戻る。
ゆるやかな下りから細長いピークを越えると、城ヶ尾峠に降り立つ。

13:20 城ヶ尾峠に到着(写真)。小休止。

菰釣山の時に来ているはずだが、ほとんど覚えていない。

13:25 城ヶ尾峠を出発。

山腹を西へとトラバース気味に下る。途中崩壊場所(写真)があるが、それほどの危険はない。
崩壊場所を過ぎると尾根に乗り、少し下ると細くなり、右下に林道が見えたら左の斜面に入る。どうやらこのすぐ先で林道の開削により尾根が寸断されているようだ。

斜面をジグザグに下り沢を横切ると、ほどなく城ヶ尾峠登り口の標柱が立つ林道に降り立つ(写真)。

林道をゆるやかに下り、ゲート、水晶橋と過ぎ、道志ノ森キャンプ場手前で、右に鳥ノ胸山登り口(写真)を見送りキャンプ場の中を抜ける。

14:23 道志の森キャンプ場入口に到着(写真)。

林道を左に行けば菰釣山になる。右に道を取り、しばらく道なりに歩くが、2つの分岐を共に右へ進む。

14:45 道の駅どうしに到着。


 感想

地形図を見ると比較的長いコースなので、時間によっては雑木ノ頭から道志ノ森キャンプ場へ下るつもりだったが、秋葉山から鳥ノ胸山の急登以外は思った以上に歩きやすく、思ったより時間がかからなかった。
浦安峠と最後に林道へと降りる尾根で林道の開削がなければ、もっと稜線歩きを楽しめるのにと思うと残念だ。本当に必要な林道なのだろうか?