雁ヶ腹摺山、姥子山

雁ヶ腹摺山 1,874m 姥子山 1,503m

簡易ルート図

 山行情報

山行日       2012年6月30日(土) 曇り一時晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/大菩薩連嶺

アクセス/出発地  車/金山鉱泉登山口から往復

行程詳細      登金山鉱泉登山口(7:35-7:50)→ 大岱山南尾根(8:16)→ 大岱山分岐(8:58)→ 金山峠(9:19)→
          百軒干場(9:27-9:35)→ 奈良子林道分岐(10:31)→ 姥子山(東峰)山頂(10:51-11:05)→
          雁ヶ腹摺山・姥子山分岐(11:16)→ 白樺平(11:26)→ 雁ヶ腹摺山山頂(12:15-13:00)→ 白樺平(13:22)→
          奈良子林道分岐(13:31)→ 百軒干場(14:05-14:10)→ 金山峠(14:17)→ 金山鉱泉登山口(15:12)

所要時間      行動時間:6時間10分 休憩時間:1時間12分 合計:7時間22分

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴


 山行記録

7:35 金山鉱泉登山口に到着(写真)。

登山ポストと案内板があり、路肩に6〜7台停められそうだ。
朝食にオニギリ1個。

7:50 金山鉱泉登山口を出発。

登山口(写真)から沢に降り、危うそうな小橋で渓流を渡り、斜面を右へトラバース気味に登る。
すぐにジグザグの急登が続くようになり、しばらくして左折してゆるやかな小尾根に乗る。
すぐに尾根を外し、反対側の斜面のトラバースからジグザグの登りとなる。

8:16 大岱山南尾根に到着(写真)。

小さなコブはあるものの、ゆるやかに尾根を登って行く。
ときどき小ピークを巻きながら穏やかに高度を上げ、大きなピークを左に巻いた後、尾根との合流地点の分岐に着く。

8:58 大岱山分岐に到着(写真)。

右に大岱山への道を分ける。
ほとんど平坦な道からピークを左に巻くと、下りにかかり渓流の音が聞こえ始める。

ジグザグの下りになり、前方に高圧線の鉄塔を見る。
さらに下ると、左に薄いながら踏み跡が続き、左前方にピークに上がる踏み跡がある場所に着く(写真)。
少し行くと先ほどの鉄塔をすぐ左に見たため、先ほどの分岐場所が金山峠と思ってしまった。実際に地形図では送電線の手前に金山峠があることになっている。
ところが鉄塔を過ぎてほどなく道標の立つ金山峠に着く。

9:19 金山峠に到着(写真)。

地形図が違うのか?送電線の鉄塔との位置関係が合わない。
とりあえず疑問はそのままにして先に進む。
右に道を取りピークを回り込むと、ほどなく林道に降り立つ。

9:27 百軒干場に到着(写真)。小休止。

道標はあるものの、百軒干場の表示はない。

9:35 百軒干場を出発。

しばらく林道をゆるやかにたどり、10分ほどのところにある道標(写真)を右に入る。

急な斜面をジグザグに登り、尾根に乗る。
ゆるい登りからやや傾斜が増すが、再びゆるやかになり朽ちた櫓(写真)を過ぎる。

この後も緩急が交互する登りが続き、大きな岩(写真)を過ぎると林道に登り着く。

10:31 奈良子林道分岐に到着(写真)。

正面石垣の雁ヶ腹摺山への登り口を見送り、右の姥子山方面に向かう。

少し行くと道標の立つ雁ヶ腹摺山・姥子山分岐(写真)で、左の石垣沿いに上がると雁ヶ腹摺山、右の階段を降りると姥子山になる。

右の階段を降り雑木林の中をひと登りで稜線に出る。ピークらしくなく、標識などもないが、ここが姥子山西峰(P1503)(写真)と思われる。
右へ稜線をたどり、すぐに左に外して急下降する。ゆるやかな登りから、岩場の左を上がれば姥子山東峰に出る。

10:51 姥子山(東峰)山頂に到着(写真)。小休止。

山頂は狭いが展望は良く、ほぼ全周見渡せる。残念ながら北側の雁ヶ腹摺山には山頂部にガスが掛かっているが、南側は曇ってややかすんではいるものの展望はまずまずだ。

11:05 姥子山(東峰)山頂を出発。

往路を戻る。

11:16 雁ヶ腹摺山・姥子山分岐に到着。

石垣の端から雁ヶ腹摺山への道に入る。
しばらく急登が続き、ゆるむと少し開けた平地に出る。

11:26 白樺平に到着(写真)。

左から雨量計側の道が合流する。
一部ゆるむ場所はあるものの、ずっと尾根上の急登が続く。左に尾根が見えると、ほどなく大峠からの道(写真)と合わさり、右へわずかで山頂に着く。

12:15 雁ヶ腹摺山山頂に到着(写真)。昼食。

まずまずの広さで、草地もあり休憩に良い。ただ、この時期は仕方がないのだが、虫が多いのには閉口する。
大月市富嶽十二景の一番山頂で、五百円紙幣に描かれた富士山はここから撮られたものだそうだが、残念ながら今日はガスで全く何も見えない。

13:00 雁ヶ腹摺山山頂を出発。

大峠への分岐で単独の登山者とすれ違う。白樺平で姥子山への分岐を左に見送る。
5分ほどで雨量計(写真)を見送り林道に降り立つ。

13:31 奈良子林道分岐に到着。

14:05 百軒干場に到着。小休止。

14:10 百軒干場を出発。

14:17 金山峠に到着。

往路を左に見送り直進し、急斜面をジグザグに下る。
傾斜がゆるみ沢沿いになると崩壊した場所(写真上)に出る。
4〜5mほどの高さで斜面が削られ、完全に道がなくなっているが、少し戻れば沢底との高低差がわずかなので、そこから簡単に降りられた(写真下)。また、誰かが降りた(登った?)跡も付いている。
すぐにもとの道に復帰し、渓流を何度も渡り返しながら進む。

渓流から離れると、かなり傷んだ林道(写真)に出て、道なりにたどる。
途中に崖崩れで道が塞がれている場所があるが、注意して越えれば問題ない。

15:12 金山鉱泉登山口に到着。


 感想

登り始めと後半は急登が続くが、それ以外は概ねおだやかな稜線歩きや林道歩きとなる。
天候のせいか登山者とはほとんど出会うことはなく、静かな山行になった。500円札の富士山を見られなかったのは残念だ。
下山の金山峠から林道に出るまでは、急下降があったり、崩壊気味で荒れた斜面もある。それほどの高低差はないので、慎重に下れば問題ない。林道も一箇所崖崩れの土砂が道路を塞いでいるが、幅3mほど、高さ1mほどなので乗り越えられる。
金山峠の位置が違う。実際には地形図に記されている金山峠の西にある小ピーク先のコルになる。


金山峠の道標に落書きがある。正確な文言ではないが、「道を作ったのなら、きちんと整備しろ」のようなことだ。おそらく沢へ降りる途中の崩壊地のことだろう。なんとも嫌な気持ちになった。書いた登山者は危険を放置するなとの思いだろう。思うのは自由だが、落書きはいけない。自然に危険は付きもの。危ないと思ったら歩かなければいい、引き返せばいい。
っで、管理者に連絡したのだろうか?書きっ放し?


 日帰り温泉

都留市温泉 芭蕉 月待ちの湯

山中湖近くの国道138号線を1本西側に入ったところにある。「富士山を仰ぐ絶景の日帰り温泉」の謳い文句通り内風呂からも富士山を見られる。
全身浴・ジェットバス・気泡湯・寝湯・源泉ぬる湯・かぶり湯などのある室内大浴場や2種類の露天風呂(石の湯、檜の湯)。2種類のサウナ(ドライサウナ、ミストサウナ)など盛り沢山で楽しめる。ただ、観光客が多い場所がら、いつも混んでいる。
料金は800円だが、観光地だからこんなものか。。。

(注意)当施設は感想後の、2016年4月17日リニューアルオープンしています。