安達太良山

安達太良山 1,699.7m

 山行情報

山行日       2010年8月16日(月) 晴れのち曇り

山頂所在地/山域  福島県/東北 奥羽山脈南部

アクセス/出発地  車/あだたら高原スキー場駐車場 安達太良奥岳登山口から周回

行程詳細      あだたら高原スキー場駐車場(7:40-8:05)→ 安達太良奥岳登山口(8:07)→ 五葉松平(9:05-9:10)→
          薬師岳山頂(9:20-9:30)→ 仙女平分岐(9:55)→ 安達太良山山頂(10:30-10:46)→ 牛の背(11:02)→
          峰の辻(11:14)→ くろがね小屋(11:45-12:15)→ 金明水(12:25)→ 峰の辻分岐(12:35)→
          八の字(12:52)→ 烏川橋(あだたら渓谷自然遊歩道入口)(13:19-13:25)→ 安達太良奥岳登山口(13:55)→
          あだたら高原スキー場駐車場(13:57)

所要時間      行動時間:4時間45分 休憩時間:1時間7分 合計:5時間52分


 山行記録

7:40 あだたら高原スキー場駐車場に到着。

広大な駐車場に多くの車が停まっている。お盆期間とはいえ月曜日にこれだけの車があるということは、土日の休日ならばもっともっと混むのだろう。
ゴンドラ乗り場近くにあるレストハウスのトイレが使える。

8:05 あだたら高原スキー場駐車場を出発。

8:07 安達太良奥岳登山口に到着。

駐車場の奥に建てられている安達太良奥岳登山口の標柱を見て林道を少し進み、右にあだたら渓谷自然遊歩道を見送る。
しばらく道なりに進み、直角の右カーブを(道標あり)左に入ると、リフト下の変電施設に出る。少しリフトに沿って進むが、すぐにリフトの左側の沢沿いにゆるやかに登って行く。草地に差し掛かって最初の枝道をたどり、ゴンドラ遊歩道との分岐を右にとれば、ほどなくもとの登山道に出る。
リフト降り場の左下を回り込み、短く急登するとリフト降り場の上部に飛び出し、岩混じりの急登から五葉松平の北東端に取り付く。傾斜が緩みドウダンツツジや低い松が目立つようになると、ほどなく五葉松平に着く。

9:05 五葉松平に到着。小休止。

相変わらず強い風が吹く中、上空は完全に雲に覆われてきた。

9:10 五葉松平を出発。

ドウダンツツジや低い松の中をゆるやかに登り、少し傾斜が増すと、ほどなく石がゴロゴロした広い場所に飛び出す。

9:20 薬師岳山頂に到着。小休止。

残念ながらガスで遠景は望めないが、眼下には駐車場とそこから延びるゴンドラが見えている。
展望所には祠と鐘があり、北西側には山頂を示す標柱と「この上がほんとの空です」と書かれた標柱が建てられている。

9:30 薬師岳山頂を出発。

ゴンドラ乗り場への道を左に見送り西に向かうと、ほとんど平坦な木道や砂利道が続く。仙女平分岐の標柱の立つ露岩の目立つ小広場に出るが、実際の分岐はもう少し先となる。
次第に霧雨模様となり、ザックカバーを装着して先に進む。安達太良山0.6Kmの道標あたりでは潅木もなくなり、次第に火山岩や砂礫の道となる。くろがね小屋への分岐を右に見送ると、ほどなく山頂に着く。

霧に煙る安達太良山山頂

10:30 安達太良山山頂に到着(写真)。小休止。

ガスのため展望はおろか数メートル先も霞んでいる。しかも、強風が吹き記念撮影もままならない有り様だ。すぐ先の岩峰上にある三角点に行ってみるが、さらに強い風が吹き立っているのもやっという状態に早々退散する。降りて見ると人っ子一人いないため、記念撮影をやり直す。

10:46 安達太良山山頂を出発。

岩峰の東側を回り込むように進み、牛の背の稜線を北上する。ガスで視界が悪いが、岩に付けられたペンキの目印が大きいため、見失うことはない。
鉄山と峰ノ辻の分岐になる牛の背に着くと、ガスっているため標柱に付けられた道標が小さくわかり難い。ガスが出ているときは見逃さないように注意したい。右に道を取り沢沿いに下って行く。
峰の辻で左に道を取り、くろがね小屋方面に向かう。しばらくは山腹をたどり、広い尾根から狭くなってくると左下に小屋が見えてくる。

11:45 くろがね小屋に到着。昼食。

中での休憩は無料で、トイレと風呂(当然有料)もある。昼食を取り、コーヒーを注文する。インスタントながら200円なり。

12:15 くろがね小屋を出発。

すぐに塩沢分岐、金明水と見送るが、道は軽の四駆が通れる程度の広さがある。勢至平分岐で右に峰の辻への道を見送る。
ゆるやかな下りから左に馬車道が分かれる八の字を直進して旧道に入り、ときどき馬車道と交差しながら下って行く。要所に道標が整備され迷うことはない。

13:19 烏川橋(あだたら渓谷自然遊歩道入口)に到着。小休止。

13:25 烏川橋(あだたら渓谷自然遊歩道入口)を出発。

左のあだたら渓谷自然遊歩道に入り、見返り橋から千丈岩、大亀石、平滑の床、昇竜滝、魚止の滝、二階滝と見て滝見橋の先で往路の林道に飛び出す。

13:55 安達太良奥岳登山口に到着。

13:57 あだたら高原スキー場駐車場に到着。


 感想

登山口あたりでも風が強かったが、山頂特に三角点のある岩峰では立っているのがやっとという暴風が吹き荒れていた。しかも、霧に覆われて眺望はおろか、数メートル先がやっと見えるという有り様だった。
家族連れなどはゴンドラで薬師岳まで上がり、その周辺を散策するだけでも楽しめそうだ。天候さえ良ければ、そこから山頂へはハイキング気分で問題ない。
今回歩いた行程を振り返っても、リフト降り場から五葉松平までに岩混じりの急登がある程度で、概ね歩きやすい。
ところで、安達太良山と言えば本当の空が見えるところなのに残念な天気だった。