百蔵山、扇山

百蔵山 1,003.4m 扇山 1,138m

 山行情報

山行日       2009年12月30日(水) 曇り

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/大月市営総合グラウンド駐車場から周回

行程詳細      大月市営総合グラウンド駐車場(7:13-7:30)→ 百蔵山登山口(表登山道)(7:51)→ 表登山道分岐(8:27-8:32)→
          百蔵山山頂(8:45-9:00)→ カンバノ頭(9:56)→ 大久保山山頂(10:39-10:44)→ 大久保のコル(10:49)→
          扇山山頂(10:56-11:40)→ 大久保のコル(11:45)→ つつじ群生地分岐(11:58)→ 山ノ神(12:10)→
          大久保山南の水場(12:12)→ 扇山登山口(梨の木平)(12:35-12:40)→ 山道入口(12:51)→ 里山大橋(13:28)→
          諏訪春日神社(13:41)→ 大月市営総合グラウンド駐車場(14:05)

所要時間      行動時間:5時間21分 休憩時間:1時間14分 合計:6時間35分


 山行記録

7:13 大月市営総合グラウンド駐車場に到着。

駐車場は野球場と陸上競技場に隣接し、第1から第4までありかなり広い。背後には富士山が顔を覗かせている。

7:30 大月市営総合グラウンド駐車場を出発。

第1駐車場にある百蔵山登山口BSのY字路(道標あり)を左に、すぐに次のY字路を右に曲がり急な坂を登り、高圧線の下を左の脇道に入る。直進方向は百蔵浄水場経由で百蔵山に向かう道になる。
百蔵山を正面に見て民家の間を行くと、狛犬の立つ山門のような入口の美術館から山道となり杉林に入ると、間もなく登山ポストのある分岐に着く。

7:51 百蔵山登山口(表登山道)に到着。

直進し水場のある沢を横切り、しばらくは杉林が鬱蒼とした広い沢をジグザグに登るが、ときどき石がゴロゴロしていて歩き難い。杉林の沢を離れ雑木林の尾根に乗るが、すぐに尾根を外れ山腹を左に回り込み、右左と大きく折り返して稜線上に飛び出す。

8:27 表登山道分岐に到着。小休止。

北側の木立の合間に瀬戸の村落が見えている。暑くてジャケットを脱ぐ。

8:32 表登山道分岐を出発。

百蔵山山頂
百蔵山山頂からの富士山

右の赤松林のゆるやかな稜線をたどる。近くでは鳥がさえずり、遠くには高速道路を走る車の音が聞こえる。

8:45 百蔵山山頂に到着(写真上)。小休止。

広くなだらかな山頂には三角点や標柱、百蔵大明神遺跡の石碑、大月市秀麗富嶽十二景7番山頂 百蔵山の案内板等がある。展望も良く、南西から南東にかけて三ツ峠山を始めとする御坂山塊と富士山(写真中)、御正体山を代表とする道志山塊と丹沢山塊が平行して大パノラマが広がる。

9:00 百蔵山山頂を出発。

山頂の一角になる平坦地を東にたどり、百蔵浄水場方面への道を右に見送り左に進み、すっかり落葉した雑木林の中を時折木に掴まりながらの急下降が続く。その後ゆるやかな下りがしばらく続き、最後のひと下りから痩せたコルを過ぎ、コタラ山を右に巻いてゆるやかに登り稜線に乗る。
短い急下降から宮谷への分岐のあるコルを過ぎ、地形図上は分岐の出ているなだらかなピークを越える。次のピークは右を巻いて稜線に乗り、道の先に赤テープの見える分岐(道標はない)を右に見送り、急下降から小ピークを越えひと登りする。

9:56 カンバノ頭に到着。

818ピークになるが標識も何もない。
ゆるやかに稜線をたどった後、直線的な急登から次第に小さなジグザグを切るようになる。右側の木立の合間には百蔵山からたどって来た稜線が見え隠れする。北側に尾根が分岐する辺りから傾斜がゆるみ、山頂直下を短く急登して大久保山山頂に飛び出す。

10:39 大久保山山頂に到着。小休止。

雑木林に囲まれ展望は良くない。少し風があり肌寒い。

10:44 大久保山山頂を出発。

なだらかな稜線をたどり大久保のコルで鳥沢駅への分岐を右に見送る。短い急登から平坦路を進むと、間もなく山頂が見えてくる。

扇山山頂

10:56 扇山山頂に到着(写真下)。昼食。

草地が広がる山頂には、標柱と大月市秀麗富嶽十二景6番山頂 扇山の案内板がある。展望はまずまずだが富士山方面以外は木立がうるさい。ただ、この時間には富士山は雲に隠れがちで良くなかった。
山頂中央部は霜が解けて少し泥濘んで滑りやすい。

11:40 扇山山頂を出発。

コルの分岐まで戻り左に折れ、南側の急斜面に付けられたジグザグの道をひたすら下る。つつじ群生地分岐で右へ下れば杉混じりの雑木林から杉林へと変わる。
石垣の上に小さな真っ赤な祠が祀られている山ノ神、すぐ下の水場を見送りひたすら下る。

12:35 扇山登山口(梨の木平)に到着。小休止。

扇山の登山口となる小広い場所に、管理等やあずまや案内板などがあり、林道脇に7台ほどの駐車場がある。

12:40 扇山登山口(梨の木平)を出発。

林道に降り立ったところに扇山登山口BSがあり、すぐ右に大月カントリークラブの入口がある。左手にゴルフ場を見ながらしばらく車道を進み、九十九折の最初の左カーブの頂点で右の山道に入る。2つ目のカーブを過ぎ3つ目からは笹道となり、4つ目の頂点の手前に飛び出す。
カーブを曲がった先でUターン気味に分岐を右に曲がり、すぐに未舗装路となり水場を過ぎる。
高圧線が頭上を通る富浜町鳥沢の里山交流館の上部からは道志山塊の展望が広がる。正面に百蔵山を見ながら車道を進み、里山交流館の入口で右の脇道に入り車道をショートカットする。再度車道に出たら右に曲がり、里山大橋を渡ってすぐに右折、民家の間を進み突き当たりを左折、道なりに進むと諏訪春日神
社前に出る。地形図では十字路に見えるが、気付かないうちに通り過ぎ神社前に出る。左に曲がりその後は道なりに進む。

14:05 大月市営総合グラウンド駐車場に到着。


 感想

途中登山とは思えない軽装のグループに2組み会い、何気に挨拶を交わしたがちょっとばかりエッと思わずにはいられなかった。天気が良く崩れる気配がないから問題はないのかも知れないが、何かのときはどうするのだろうか?
展望としては百蔵山の方が断然良く、上手くすれば南アルプスや奥多摩方面も望める。扇山は草地が広がり、ノンビリと休憩したり昼食を取るには最適だ。
途中危険な場所はないものの、かなりの急登・急下降があるので、やはりしっかりした装備は必要だ。
両山とも途中に水場があったのは以外だった。