藤原岳

藤原岳 1,144.8m

 山行情報

山行日       2007年5月2日(水) 曇りのち雨

山頂所在地/山域  滋賀県・三重県/近畿 鈴鹿山脈

アクセス/出発地  車/藤原岳登山口休憩所駐車場から周回

行程詳細      藤原岳登山口休憩所駐車場(7:05-8:05)→ 二合目(8:27)→ 三合目(8:38)→ 四合目()→ 五合目(9:03)→
          七合目(9:28)→ 八合目(聖宝寺道分岐)(9:44-9:50)→ 九合目(10:09-10:22)→ 藤原山荘(10:46-11:10)→
          藤原岳山頂(11:30-11:35)→ 藤原山荘(11:50-12:20)→ 九合目(12:40-12:45)→
          八合目(聖宝寺道分岐)(12:53-)→ 七合目(13:03)→ 三合目(13:26)→ 二合目(13:37)→ 長命水(13:46)→
          聖宝寺登山道入口(14:15)→ 藤原岳登山口休憩所駐車場(14:30)

所要時間      行動時間:5時間2分 休憩時間:1時間23分 合計:6時間25分


 山行記録

7:05 藤原岳登山口休憩所駐車場に到着。

コテージ風の立派な休憩所の下に15〜6台ほどの舗装された駐車場がある。休憩所にはトイレと靴洗い場があり、至れり尽くせりである。

8:05 藤原岳登山口休憩所駐車場を出発。

休憩所の横の鳥居をくぐって参道を進み、神武神社を左に見て雑木林の中を進む。フェンスに突き当たって右に折れ、溝状の道をジグザグに登る。
二合目は岩の露出した場所で、石仏が祀られている。斜面をジグザグに登り三合目を過ぎると、雑木林の中に満開から散り始めの山桜がチラホラ見えてくる。
四合目からは広い尾根上から雨上がりのブナの緑が鮮やで、山桜の花びらが舞い落ち風情のある山道をゆるやかに登る。五合目あたりからは岩や石が露出して歩き難くなる。
右に鋭角に曲がり50mほど進み639ピーク辺りで今度は左に曲がる。分岐を上の尾根筋を選び進むと、左斜面にはスミレなどの小さな花が目立ってくる。しばらく進み先ほどの分岐道と合流する。
六合目は見逃したのか、いつの間にか七合目に出た。やがて右上にコンモリとした833ピークが見え、左から巻くように登る。

9:44 八合目に到着。小休止。

左には冬季登山道が延び、右の833ピークには何の跡かわからないが石積みがある。

9:50 八合目を出発。

右に聖宝寺への登山道が分岐し、左斜面にバイケイソウの群生が広がる道を進む。次第にあちこちに小さな花が咲き乱れる。

10:09 九合目に到着。撮影。

苔生した石の露出した場所で、ヒトリシズカとトウゴクサバノオの群生が広がる。
谷底の方で猿の叫び声が盛んに聞こえ、時折バキバキっと枝の折れるような音が続いていた。冬眠から覚めた熊が餌を求めて彷徨い、それを猿が仲間に知らせているのではないかと想像した。

10:22 九合目を出発。

雨足がハッキリとし始める中をジグザグに登って行く。

10:46 藤原山荘に到着。小休止。

綺麗な2階建ての小屋だが、2階のカギが壊れていて入れなかった。雨具を着込む。

11:10 藤原山荘を出発。

上り口から見て左にいったん下るが、すぐに笹道を登って行く。山頂付近でやや傾斜が増すが、ひと登りである。

藤原岳山頂

11:30 藤原岳山頂に到着(写真)。記念撮影。

岩場の狭い山頂だ。あいにくの天候で展望は全くなし。風が強くてカメラのレンズにすぐに水滴がついてしまう。

11:35 藤原岳山頂を出発。

そうそうに山荘へと戻ることにした。

11:50 藤原山荘に到着。昼食。

昼食を取っていると、続々と登山者が訪れる。やはり、麓は晴れていて大丈夫という判断で登ってくるのだろう。

12:20 藤原山荘を出発。

往路を戻る。

12:40 九合目に到着。小休止。

やはり、この辺では雨は降っていないので雨具を脱ぐ。

12:45 九合目を出発。

12:53 八合目手前の聖宝寺道分岐に到着。

左の誘導ロープに沿って下る。沢の中に入り少し崩壊気味の道を進む。ところどころに「ガレ場注意」の看板が立てられてはいるが、それほどの危険はない。七合目を過ぎ少し先の岩場にヒトリシズカを見つけるが、往路に比べてあまり花はない。
樹林帯をしばらく下るといつの間にか四合目に着いた。地形図の597ピークらしい場所を通った雰囲気もなく、道筋がかなり変わっているのかも知れない。三合目からは岩場が目立ち雨上がりで滑りやすく、足元に注意しながら合目を通過する。

13:47 長命水に到着。

苔生した岩場を湧き水が滑り落ちている。
砂防ダムを横切り林道に飛び出す。洪水か何かで迂回路を通り本来の聖宝寺道に出て、林道坂本線の分岐を左に見送り右へ曲がる。
駐車場を抜け、指導標に従ってトイレの横から長い階段を下りる。鳴谷神社の横を抜けて車道に出るが、神社の前を右に抜けると藤原岳登山口休憩所まで遊歩道が続いているようだ。気付かずに車道を歩いて駐車場に戻る。

14:30 藤原岳登山口休憩所駐車場に到着。


 感想

山頂はあいにくの天気だったが、その分登山者が少なく静かな山行になったのかも知れない。ヒトリシズカとトウゴクサバノオの群生を見られただけでも収穫か。