山伏 2,013.2m
◎ 山行情報
山行日 2006年7月27日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/南アルプス深南部
アクセス/出発地 車/山伏登山者用駐車場 山伏岳登山道入口〜大谷嶺登山口
行程詳細 山伏登山者用駐車場(6:57-7:20)→ 山伏登山口(7:24)→ 大岩・ワサビ小屋(8:04-8:14)→ 蓬峠(8:55-9:05)→
休憩地点(9:35-9:45)→ 1776ピーク(10:07-10:12)→ 西日影沢分岐(10:45)→ 山伏山頂(11:05-12:20)→
大平沢ノ頭(13:13-13:18)→ 新窪乗越(13:33-13:43)→ 扇の要(14:33)→ 大谷嶺登山口(14:45-14:55)→
山伏登山者用駐車場(15:52)
所要時間 行動時間:6時間17分 休憩時間:2時間15分 合計:8時間32分
◎ 山行記録
6:57 山伏登山者用駐車場に到着。
平日言うこともあり駐車中の車はなし。ヤナギランで有名な山であり、そろそろ開花時期なので1〜2台くらい居るかなと思っていたが、誤算だった。
7:20 山伏登山者用駐車場を出発。
林道を左に進む。天気は上々で日向は暑いが、登山道は木陰に覆われ比較的涼しい。
沈下橋(と思われる橋)を渡ると、すぐ右に登山口がある。山火事用心の真っ赤な横断幕が張ってあり見過ごすことはないのだが、逆にこの横断幕がないとうっかり見過ごしてしまうかも知れない。
渓流沿いに岩の露出した登山道をゆるやかに登って行く。小さな滝や丸太橋を過ぎ、右にワサビ田を迎える頃、道は雑草に覆われ足元が露でびしょ濡れとなる。あまり歩かれていないのか?その後も渓流沿いの道が続く。
8:04 大岩・ワサビ小屋に到着。小休止。
雑木林に囲まれた中、ここだけ休憩するのにちょうどよいスペースがある。
8:14 大岩・ワサビ小屋を出発。
すぐに渓流を横切り西日影沢から次第に離れて行く。
途中水場があり、コップを置いてある。冷たくて生き返るのかと思い飲んでみるが、どうと言うこともない。。。せめて冷たくなくちゃ。
しばらくはジグザグの急登が続き、小さな支沢を何度か横切る。西日影沢の隣の沢から支尾根に乗り、短くジグザグを繰り返す。
8:55 蓬峠に到着。小休止。
展望はないが、ベンチがあり休憩によい。
9:05 蓬峠を出発。
尾根沿いの斜面をジグザグに急登し、尾根を乗り越えて反対側を尾根沿いに進む。再びジグザグの急登を繰り返して高度を上げ、1600m辺りでブナの大木を見る。
9:35 休憩地点に到着。小休止。
ブナの大木辺りで休憩を考えていたが、休めそうな場所がなく適当な場所で休憩を取る。
木陰が多いとはいってもやはり相当暑く、かなり水分補給することになり500mlが1本空になる。またパンツも短パンにする。
9:45 休憩地点を出発。
まだまだジグザグの急登が続く。
10:07 1776ピークに到着。小休止。
10:12 1776ピークを出発。
さらにジグザグの急登は続く。1900m辺りから平坦路に近いゆるやかな登りとなり、笹原の中を進む。
西日影沢分岐で左に山小屋への分岐を見送り、丸太止めの登山道を登ると広い笹原に飛び出す。笹原にはヤマユリ、ヤナギランが見られるが群生と言うほどでもない。特にヤナギランはまだツボミは時期的に仕方ないとして、見渡す限り笹原ばかり。。。何処に群生があるのだろうか?
右側は大きく開け安倍川越に十枚山、大光山などの山並が続く。
山伏山頂 |
11:05 山伏山頂に到着(写真)。昼食。
笹原が刈り払われたあまり広くない山頂からの展望は木立にジャマされあまり良くない。
標識には山名は山伏岳となっている。個人的には岳はない方がいい。誰が付けたのか寒暖計があり、26度である。2000m越えでこの温度ってことは。。。下界は38度!?
昼食後はヤナギランの群生を探して遊歩道を巡ってみたが、やはり群生と言うほどのものは見つからず。ヤナギランのツボミやヤマユリを撮る。
12:20 山伏山頂を出発。
しばらくはゆるやかな下りが続き、その後は何度かアップダウンがありワイヤーをくぐる。ゆるやかな下りの後短く急登。
13:13 大平沢の頭に到着。小休止。
登山道の途中に手作り標識があるが、これがないと全く気付かないです。
13:18 大平沢の頭を出発。
細い尾根の急下り後1つピークを越える。
13:33 新窪乗越に到着。小休止。
雑草に覆われた場所だが、大谷崩れの一端を垣間見ることができる。ただ、いつの間にか空は雲で覆われ、下の大谷川の方からガスが湧き上がってくる。
13:43 新窪乗越を出発。
左は大谷嶺方面、右が大谷崩経由で扇の要方面だが、いずれも雑草が道を覆っていて登山者の少なさを物語る。
右にやや下りながら進むと前方に大谷崩の一端と思われる鋭く突き上げる岩場が見える。
大谷崩に入るとトリアシショウマ、シモツケソウ、ヤマホタルブクロ、シナノナデシコなどいろんな野草が瓦礫に負けじと咲きほこる。これほど花に出会うとは思いも寄らなかった。うれしい誤算だ。
砂礫や岩で不安定な道をジグザグに急下りする。やがて雑草の生い茂った道から扇の要を過ぎ大谷嶺登山口に出る。
14:45 大谷嶺登山口に到着。小休止。
14:55 大谷嶺登山口を出発。
すぐ下の数台止められる登山者用の駐車場の前から脇道に入り車道をショートカットする。すぐに車道に出て後は退屈な車道歩きが続く。
人家が見え始め左に新田方面の分岐を左に取り、砂利道を進む。
15:52 山伏登山者用駐車場に到着。
◎ 感想
山伏山頂に着くまでにかなりの水分を消耗した。木立に遮られ日差しはそれほどでもなかったが、気温がかなり上がり暑かった。
ヤナギランは期待外れと言うか、やや早過ぎたが、大谷崩での草花は思い掛けなくうれしかった。
最後の林道歩きは疲れた。