小倉山

小倉山 954.8m

 山行情報

山行日       2006年3月5日(日) 快晴

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/玉宮ざぜん草公園駐車場から周回

行程詳細      玉宮ざぜん草公園駐車場(9:00-9:17)→ ザゼンソウ群生地(9:25)→ 小倉山分岐(10:23)→
          小倉山山頂(10:32-10:55)→ 平沢分岐(11:34)→ 上条峠(11:34)→ あずまや(11:42-13:05)→
          上条峠(13:10)→ 船宮神社(13:30-13:35)→ 玉宮ざぜん草公園駐車場(13:45)

所要時間      行動時間:2時間37分 休憩時間:1時間51分 合計:4時間28分


 山行記録

9:00 玉宮ザゼンソウ公園駐車場に到着。

いきなり地元のオヤジに干し山ぶどうの試食を勧められる。通常3袋千円を4袋にすると言う。行動食にもできるので帰りに買うことにする。
駐車場にはざっと30台は駐車できるだろうか。一段高いところにトイレと売店兼休憩場のような建物もある。

9:17 玉宮ザゼンソウ公園駐車場を出発。

左に進みすぐに立野山橋を渡ると分岐がある。左はカタクリの群生地に至り、今日の帰路になる。右に折れると未舗装路になり、ザゼンソウ売店のすぐ先から木道が始まり、ザゼンソウの群生地に入る。

ザゼンソウ
小倉山山頂

9:25 ザゼンソウ群生地に到着(写真上)。

足の踏み場もなく咲き乱れているイメージを描いていたが、そうではなくかなり疎らである。写真を撮りながらノンビリと進む。まだ少し早いのだろうか、苞が開き切っていないものが多いようだ。
群生地を抜け、分岐で左に進路を取り、良く整備された登山道を進む。最初は沢の中をゆるやかに登るが、次第に斜面をジグザグに登るようになり、尾根上の小倉山分岐に出る。右のゆるやかな尾根道を登り、隠れピークを越えた先の丸太止めの階段を登り右に曲がると前方に展望台が見えてくる。

10:32 小倉山山頂に到着(写真下)。小休止。

大きな展望台に比べ、山頂を示す標識は小さな木切れが木立に結ばれているだけと寂しい限りである。しかし、塩山市街越しに見る南アルプスの展望は素晴らしい。山座同定するほどの知識が無いのは残念だった。展望台の最上階に上がれば松の樹間に富士山の頭を見ることができた。

10:55 小倉山山頂を出発。

小倉山分岐まで戻り、直進する。ゆるやかではあるが痩せ気味の尾根道が続き、岩が出ている辺りからはややキツイ登りとなる。ところどころ道標のように尾根上に松の大木が見られる。岩の出ている辺りでは、背後に富士山の中腹あたりまで見ることができる。
996ピークで暑くてジャケットを脱ぐ。このピークはかなり細長くて、どこがピークなのか判断がつかない。その後は急下りと登りを繰り返して高度を下げて行く。

11:34 平沢分岐に到着。

登り返してピークに立つと右下に林道が見える。下ったコルには踏み跡の薄い左右への分岐がある。上条峠か?
さらにゆるやかに登ると今度は左下に林道が見え、前方にあずまやが見えてくる。

11:42 あずまやに到着。昼食。

ある程度の展望を期待していたが、完全に裏切られた。しかも、あずまやのある辺りは何となく薄暗く肌寒く感じられたため、少し戻り道を外れた斜面で昼食を取ることにした。

13:05 あづまやを出発。

すぐに夫婦連れに上条峠はどこか尋ねられるが、すでに通り過ぎていることと、おそらくコルの辺りだろうことを伝える。いっしょに右の踏み跡に入り、すぐに左上に平沢分岐のコルが見え、夫婦連れの仲間が道を探していた。夫婦連れを残し先に進む。
枯れ葉の積もったゆるやかな下りが続き、次第に沢へと降りて行く。平沢集落への分岐を右に見送り、沢を渡る。船宮神社の標識に従い右の踏み跡の薄い道に入る。先ほどの沢を渡り返し舗装路を左に進むとすぐに、神社が見えてくる。

13:30 船宮神社に到着。小休止。

裏手に山梨県指定天然記念物の大ヒノキがあるくらいで、取り立てて見るべきものはないようだ。

13:35 船宮神社を出発。

先ほどの分岐まで戻り、玉宮ざぜん草公園を目差す。途中カタクリの群生地があるはずなのだが、特定できなかった。
伐採中の植林帯を抜けると右前方に駐車場が見えてくる。出発するときは閉まっていた売店を過ぎ立野山橋を渡る。

13:45 玉宮ザゼンソウ公園駐車場に到着。


 感想

最近では珍しく小倉山山頂、尾根分岐先、上条峠と三組の登山者と会話を交わした。今回の冬枯れの明るい樹林帯のように晴々とした気持ちで過ごせた。
ザゼンソウの群生地はもっと密生しているものを創造していたのだが、ザゼンソウはあんなものなんだろうか。4月にはカタクリを見に来たい。