谷川岳

谷川岳 1,977m(オキノ耳)

 山行情報

山行日       2005年6月18日(土) 快晴

山頂所在地/山域  群馬県・新潟県/関東 三国山脈

アクセス/出発地  車/谷川岳ベースプラザ駐車場 谷川岳ロープウェイ天神平駅~西黒尾根登山口

行程詳細      谷川岳ベースプラザ駐車場(6:40-7:20)→ 谷川岳ロープウェイ土合口駅(7:26-7:30)→ (谷川岳ロープウェイ)→
         
 天神平駅(7:40)→ 天神峠(8:14-8:28)→ 熊穴沢避難小屋(9:20-9:30)→ 天狗の留まり場(10:00-10:10)→
          天神ザンゲ岩(10:33-10:40)→ 肩ノ小屋(10:52)→ トマの耳山頂(11:00-11:25)→ オキの耳山頂(11:37-12:37)→
          トマの耳山頂(12:45)→ ザンゲ岩(13:07)→ ガレ沢のコル(13:50-13:55)→ ラクダの背(14:00)→
          西黒尾根登山口(15:30)→ 谷川岳ベースプラザ駐車場(15:45)

所要時間      行動時間:6時間 休憩時間:2時間15分 ロープウェイ移動時間:10分 合計:8時間25分


 山行記録

6:40 谷川岳ベースプラザ駐車場に到着。

すでに何台もの車が駐車中。上に上がり朝食にうどんを食べる。

7:20 谷川岳ベースプラザ駐車場を出発。

7:26 谷川岳ロープウェイ土合口駅に到着。

7:30 谷川岳ロープウェイ土合口駅を出発。

片道1000円。

7:40 天神平駅に到着。

少し青空ものぞいているが、尾根から山頂にかけてはガスでもやっている。
靴ひもを結び直して出発する。道標に従って分岐を右(天神峠登山口)へ進む。踏み跡が不明瞭なため、とりあえずスキーゲレンデを横切り、左のリフトの降り場を目差す。実はリフトの中間点辺りに登山道が続いているようなのである。
左から天神峠方面に続く登山道に出る。かなりの急登と時折のぞく陽射しに汗が噴き出す。

8:14 天神峠に到着。小休止。

ここからは谷川岳の2つの山頂が壮大に見えるはずだが、ガスが掛かり肝心の山頂を見ることはできない。リフトの山頂駅ともなっていて、湿生地にはミズバショウが最後の花を付けていた。

8:28 天神峠を出発。

山頂駅の反対側に出て天神尾根を下る。岩が露出し霧に濡れかなり滑りやすい。そこここにイワカガミが咲き乱れ、時折ヒメシャガが見られる。
天神平からの登山道が合わさる分岐まで下りが続く。しばらく上りの木道が続き、イワカガミに混じりマイヅルソウやムシカリが見られる。

9:20 熊穴沢避難小屋に到着。小休止。

赤く塗られた外観が目に鮮やかな小屋である。決して広くはないが、まだ新しい。

9:30 熊穴沢避難小屋を出発。

小屋の前で左にいわお新道を見送ると、岩場の急登が続き時折ロープが張られた場所もある。斜面にシャクナゲを発見する。ピンクに縁取られた白い花びらが印象的だ。途中で来た道を振り返ると天神平から続く尾根上に赤い熊穴沢の避難小屋が際立つ。

10:00 天狗の留まり場に到着。小休止。

巨岩からの眺めが良さそうだが、ガスで望めず。

10:10 天狗の留まり場を出発。

さらに岩場の急登が続き、次第に広い笹原の尾根道となる。先には天神ザンゲ岩とその先に広がる雪原が見える。

10:33 天神ザンゲ岩に到着。小休止。

ここからも晴天ならば雄大な景観が望めるのだろう。

10:40 天神ザンゲ岩を出発。

すぐに広大な雪原が目の前に広がる。足元には清冽な雪解け水が流れる。雪原の足跡に沿って歩く。
肩の小屋を右に折れ山頂を目差す。西黒尾根への分岐を右に見て進む。

トマの耳山頂
オキの耳山頂

11:00 トマの耳山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂の標識が真新しくなっている。すでに多くの登山者が思い思いに休憩をしている。
万太郎山方面に続く美しい尾根筋はガスに煙っているが、それでも少しずつガスが取れかけている。オキの耳を往復する頃には見ごろになりそうだ。

11:25 トマの耳山頂を出発。

岩場を一気に下り、上り返すとあっという間にオキの耳だ。

11:37 オキの耳山頂に到着(写真下)。昼食。

多くの人で賑わっている。山頂手前のハクサンイチゲの咲き乱れる岩場で昼食にする。

12:37 オキの耳山頂を出発。

トマの耳を下ってすぐの肩ノ小屋への分岐を直進する。左の斜面にシラネアオイが咲き残っていた。しばし撮影をしてから、肩ノ広場に立つ鉄製ポール道標の手前を左に取り、残雪を進む。天神尾根の残雪に比べやはり踏み跡は少ない。前方に延々と続く西黒尾根が横たわる。

13:07 ザンゲ岩に到着。

ここからは長い岩場が続く。昨年は悪戦苦闘しながら上った気がしたが、下りのせいなのか、スキルが上がったのか何の苦もなく下る。

13:50 ガレ沢のコルに到着。小休止。

左に昨年上った巌剛新道が分岐する。途中で追い抜いた人がここから下ると言う。

13:55 ガレ沢のコルを出発。

上り返すとすぐにラクダの背となり長い下りが続く。クサリ場を何回か過ぎると鬱蒼とした雑木林に入る。途中で最後と思われるカタクリの花を見つける。しっかりとした花をつけている。
送電線の鉄塔で5分ほど休憩を取り、明るい雑木林の中を下る。

15:30 西黒尾根登山口に到着。

車道を右へ進む。登山指導センターの前の湧き水で泥々の靴を洗う。

15:45 谷川岳ベースプラザ駐車場に到着。


 感想

残念ながら天候が今一で天神平から山頂を見ることができなかったが、多くの花を堪能することができた。今度はもう少し早い時期に来て、カタクリを見たい。
それにしても上りでは異常に汗をかいた。3本の500mlと水筒の水を飲み干してしまった。そして、下山途中の西黒尾根では完全にバテバテだった。3週間ぶりだったこともあるのだろうか。