令和3年分からe-Taxで確定申告をしているが、2回目以降は過去の年分のデータを使えることで手順が異る点や、若干フォーマットや表記の変更などもあるので、あらためてメモっておくことにした。
事前準備
- 収入金額等:公的年金(老齢年金、企業年金等)、個人年金の源泉徴収票(原本)
- 所得から差し引かれる金額:国民健康保険税納付済額のお知らせ(原本)
- マイナンバーカードとその暗証番号
これ以外に、1.では配当など、2.では「医療費」「生命保険」「寄附」などがありますが、私には該当しないので割愛します。
パソコン・デバイス環境
- iMac(Retina 5K, 27-inch, 2017) macOS Ventura バージョン 13.7.4
Safari バージョン18.3
(参考)推奨環境 - iPhone 16 iOS 18.3.1
(参考)マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン
過去の年分のデータ読込
マイナンバーカード方式の利用手続き
- 確定申告書等作成コーナーへアクセス
作成コーナートップで[保存データを利用して作成]をクリック - 保存データ利用方法の選択
「過去の年分のデータを利用する」の[新規作成]をクリック - 税務署への提出方法の選択
「提出方法に関する質問」で①「マイナンバーカードをお持ちですか。」の[はい]をクリック →
②表示された「マイナンバーカード読み取りに対応した・・・」の[はい]をクリック →
③表示された「認証方法の選択」で[スマートフォンを使用する]をクリック - 作成する申告書等の選択
①[令和6年分の申告書等の作成]をクリック → ②表示された項目から[所得税]をクリック - マイナポータル連携の選択
①[連携しないで申告書頭を作成する]をクリック → ②[次へ進む]をクリック - e-Taxを行う前の確認
推奨環境が合致していることを確認 → [利用規約に同意して次へ]をクリック
*2回目以降なので「マイナポータル」アプリがインストールされている前提です - QRコード認証(iPhone 16)
iPhone 16の「マイナポータル」を起動 → QRコードを読み取る → パスワード入力 → マイナンバーカードを読み取る → 「ログインに成功しました」表示
*QRコード認証のやり方の詳細は、e-Taxの「QRコード認証」を参照 - 認証の完了(iMac)
①「認証完了」表示で[次へ]をクリック → ②「検索完了」表示で[OK]をクリック
過去の年分のデータ読込
- 住所等の情報の確認・訂正
e-Tax等への登録情報を確認し、間違いがなければ[次へ進む]をクリック
*間違い等があれば、[訂正・変更]をクリックして訂正・変更する - 過去の年分のデータ読込
①[ファイルを選択]をクリック → 保存してあるファイルを選択 → ②右に選択したファイル名が表示される → ③[保存データ読込]をクリック
*私の場合は昨年(令和5年分)のデータ〈r5syotoku.data〉を選択 - 読込内容の確認
表示された本人情報を確認 → [次へ]をクリック
*間違いがあり訂正する場合は、[戻る]をクリックし、「過去の年分のデータ読込」で[データを読み込まずに所得税の確定申告書を作成開始]をクリックし、確定申告書の作成を開始する - xmlデータの読込
(私はないので)[次へ]をクリック
*xmlデータがあれば[ファイルを選択]をクリックし、ファイルを選択する - 申告する所得の選択等
「本人情報の確認」で①生年月日を確認 → 「申告する所得の選択」で②④選択されている項目を確認(③生命保険等の個人年金は「雑(業務・その他)」を選択) → ⑤[次へ]をクリック
*読み込んだ過去年分の保存データから情報が引き継がれているので、間違いがあれば訂正し、追加項目があればチェックを入れる
申告書作成
収入・所得の入力(公的年金)
- 「選択された所得の入力」で[公的年金等 ⚠️確認してください]をクリック
- 公的年金等の一覧 ー 公的年金等の入力(老齢基礎・厚生年金)
「厚生労働省」の[補正]をクリック - 老齢基礎・厚生年金の入力
①「支払者の選択」の「公的年金等の支払者は厚生労働省ですか?」で[はい]が選択されていることを確認
②「支払金額と源泉徴収税額の入力」の「Ⓐ支払い金額」「Ⓑ源泉徴収税額」を入力
③「社会保険料の額の入力」の「Ⓒ社会保険料の額」を入力
④「支払者の入力」の「Ⓓ支払者の所在地」「Ⓔ支払者の名称」が合っていることを確認
⑤[入力内容の確認]をクリック - 公的年金等の一覧 ー 公的年金等の入力(企業年金)
①「厚生労働省」の入力内容を確認 → ②「○企業年金基金」の[補正]をクリック - 企業年金の入力
①「支払者の選択」の「公的年金等の支払者は厚生労働省ですか?」で[いいえ]が選択されていることを確認
②「支払金額と源泉徴収税額の入力」の「Ⓐ支払い金額」「Ⓑ源泉徴収税額」を入力
③「社会保険料の額の入力」の「Ⓒ社会保険料の額」を入力
④「支払者の入力」の「Ⓓ支払者の所在地」「Ⓔ支払者の名称」が合っていることを確認(間違っていれば訂正)
⑤[入力内容の確認]をクリック - 公的年金等の一覧 ー 公的年金等の入力(企業年金連合会)
①「○企業年金基金」の入力内容を確認 → ②「企業年金連合会理事」の[補正]をクリック - 企業年金連合会の入力
企業年金(上記19.)と同手順 - 公的年金等の一覧 ー 公的年金等の入力(全入力内容確認)
①入力内容を確認 → ②[入力終了]をクリック
*さらに追加入力するときは[+公的年金等を入力する]をクリックし、追加する - 計算結果
「雑所得金額(公的年金等)」を確認 → [閉じる]をクリック
収入・所得の入力(雑所得)
- 「選択された所得の入力」 ー 「その他の収入がある方」で[雑所得(業務・その他) ⚠️確認してください]をクリック
- 「雑所得(業務・その他)の入力」で個人年金」の[補正]をクリック
- 個人年金の入力
①「種目」で〈個人年金〉が選択されていることを確認
②「収入金額」「必要経費」「源泉徴収税額」を入力
③「支払者の所在地又は所得の生ずる場所」「支払者の氏名又は名称」が合っていることを確認(間違っていれば訂正)
④[入力内容の確認]をクリック - 雑所得(業務・その他)の一覧 ー 雑所得(業務・その他)の入力
入力内容を確認 → [入力終了]をクリック
*さらに追加入力するときは[+雑所得を入力する]をクリックし、追加する - 計算結果
「雑所得金額(その他)」を確認 → [閉じる]をクリック - 収入・所得の入力
「選択された所得の入力」で[次へ]をクリック
所得控除
- 控除の入力(1/2)
「支出に関する控除の入力」 ー 「社会保険料を支払った方」 ー [社会保険料控除]が「入力あり」になっているが、「公的年金等」で「社会保険料の額の入力」で入力済みなので確認のみ → [次へ]をクリック - 控除の入力(2/2)
該当する入力項目はないので、①「基礎控除」の確認のみ → ②[次へ]をクリック → ③「確認」で該当する入力項目はないので[次へ進む]をクリック - 計算結果確認
問題なければ[次へ]をクリック
還付方法
- 還付方法等の入力
①「還付される金額」を確認 → ②「還付金の受取方法」を確認し、③[登録しない]を選択 → 「通知方法の選択」で④[電子交付]が選択され、⑤「還付金の振込通知」がチェックされていることを確認 → ⑥[次へ]をクリック - 財産債務調書、住民税等に関する事項
該当項目があればチェックを入れる → [次へ]をクリック
基本情報(氏名、住所、マイナンバー等)
申告書の送信・印刷
- 送信前の申告内容確認
[申告書等を表示する]をクリック → ダウンロードされたPDFファイル(送信前の確認用)を確認 → [次へ]をクリック - 送信準備
「マイナンバーカード認証方法」で[スマートフォン(QRコード)を使用]が選択されていることを確認 → [次へ]をクリック - 確定申告書データの送信
①[送信する]をクリック → ②「確認」で[送信を実行する]をクリック → ③「送信完了」で[閉じる]をクリック → ④「送信結果の確認」の[送信票等印刷へ進む]をクリック - 申告書の印刷
「申告書等送信票(兼送付書)等の確認」
[申告書等を表示する]をクリック → ダウンロードされたPDFファイルを確認 → [次へ]をクリック - 送信後の作業
「送信後の作業のご案内」で①[入力データのダウンロードページへ]をクリック → ②「入力内容の保存」で[入力データをダウンロードする]をクリック → 入力データ(翌年の申告書作成に使用)がダウンロードされる → ③「入力内容の保存」で[戻る]をクリック → ④「確認」で[終了する]をクリック → ⑤「送信後の作業のご案内」で[終了(トップ画面へ戻る)]をクリック
コメント