静岡県随一の水仙の名所と言えば、伊豆半島の東の突端にある爪木崎が一番に思い浮かぶ。
水仙群生地には300万本の野水仙が咲くとのこと。
水仙と言えば庭先に咲く園芸品種を思い浮かべるが、爪木崎の水仙は野水仙で、もともとは暖かい地方の海岸に自生している野草だそうです。
今年の水仙まつりは終了したが、まだまだ見頃が続いているとのことで、訪れてみた。
日付:2025年2月4日(火)
場所:静岡県下田市須崎
天気:晴れ
水仙群生地
爪木崎自然公園無料駐車場に到着したのは10時過ぎ。
水仙群生地まではおよそ650mほど。ここを選んだのは、ウォーキングも兼ねようとの目論見。
駐車場管理事務所先の駐車場横を通り左にカーブすると、早速左手の土手一面に咲く水仙に出迎えられ、期待が膨らむ。
赤い花を咲かせるアロエの群生を横目に、爪木崎と書かれたゲート(?)をくぐると、一面に咲くの水仙が目に飛び込んできた。
白い水仙の花と赤いアロエの花のコントラスト、その先には洋上に浮かぶ大島が見えている。

水仙は南側の斜面から海岸の砂浜沿いまでを、覆い尽くすように咲いている。
ゆっくりと咲き誇る水仙を見たり、写真に撮ったりしながら歩を進める。


爪木崎灯台
群生地の途切れる東側の端から南側の斜面の階段を急登する。息急き切って登り切ると、爪木崎灯台への道に出て左に行けば灯台はすぐだ。
白亜の爪木崎灯台は岬の先端に立つ。高さ17m、1937年に建てられたとのこと。

中には入れないため周囲をグルッと回ってみた。東の沖合には伊豆七島の大島や利島、鵜渡根島、新島、式根島、南の沖合10kmには歴史ある神子元灯台が太平洋上に浮かび、北側には天城山が横たわる。また、西の眼下には、荒波に洗われる柱状節理が見られる。

元の道を戻り、先ほどの登り口を過ぎると、東屋の先にハートのオブジェが立つ。
爪木崎灯台は、2017年に日本ロマンチスト協会と日本財団が実施する「恋する灯台プロジェクト」において、「恋する灯台」に認定された。そこでこのハートなのだろう。
迷わずハートの中心に灯台が収まるように撮影した。

ジオスポット俵礒(柱状節理)
さらに進むとちょっとした広場で、柱状節理の道標に従って下り道に入る。
すぐに分岐で、案内板が見える直進方向に行かず、右に折れてしまった。
これが大きなミスで、その案内板から俵礒を真上から見られたようです。
海岸線まで降りると、俵礒(柱状節理)を間近に見ることができた。灯台から見えた柱状節理の裏側になる。

岩場に上がってみようかとも思ったが、この先の予定を考え断念した。
ちなみに、爪木崎の柱状節理は「俵礒」と呼ばれ、「静岡県指定天然記念物」に指定されているようです。
西の方向には、事前にネットで情報を得ていた「親子のドッグロック」と「爪木のプレーリードッグ」を見つけた。まあ、そう見えなくもないが。。。

海岸線を離れ灯台からの道に上がり、アロエの花を見ながらゲートに出て駐車場に戻る。
プチ情報
例年見頃
12月下旬~1月下旬
水仙まつり
・開催期間:12月20日~1月31日
・Webでの水仙の開花情報
を発信
・現地での様々なイベントが開催される
駐車場
・爪木崎自然公園無料駐車場 水仙群生地まで650mほど
・爪木崎灯台有料駐車場(500円) 水仙群生地のすぐ近く
アクセス
修禅寺方面より国道414号線を南下中島橋を左折 → 国道135号線柿崎交差点を右折 → 県道116号線爪木崎入口を左折 → 2kmほどの分岐に爪木崎自然公園の看板
・左が無料駐車場
・直進が有料駐車場
感想
最盛期をわずかに過ぎたとはいえ、まだまだ見頃真っ最中の水仙。見応えがありました!!
水仙以外にも爪木崎灯台、俵礒など見どころがあります。公式な案内はないが、親子のドッグロック」と「爪木のプレーリードッグ」も見どころだろう。
私は50分弱で周回しましたが、ノンビリ歩いても1時間30分ほど、有料駐車場なら1時間ちょっとでしょうか。
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