鳥取砂丘をぐるっと一巡り

13日と14日に氷ノ山と扇ノ山登山のために、前日(この日)に鳥取市のビジネスホテル入りを計画。確保したホテルが鳥取砂丘と目と鼻の先と知り、ついでに訪れてみることにした。
ただ砂丘に行くと言っても何処を見ればいいのか、どんな風に廻ればいいのか分らずネットを調べると、風紋や馬の背などを縦断するのが良さそうだった。
山とは真逆の鳥取砂丘をヤマレコで検索すると、結構ヒットする。良さそうなログを道案内にすることにした。

鳥取砂丘標石
鳥取砂丘標石

日付:2020年11月12日(木)
場所:鳥取県鳥取市福部町湯山
天気:晴れ
所要時間:約2時間

松原の中の遊歩道をたどりビジターセンターへ

11時20分 市営浜坂駐車場着

思ったより広く、簡易地図やトイレがある。
砂丘への入口(2箇所)は見れば分るが、方向などを示す道標がないため、鳥取砂丘ビジターセンターへの道が不明だ。早々にスマホのGPSで入口を特定しなければならない。

11時35分 市営浜坂駐車場発

ここからは車道ではなく、砂丘の松林の中を歩く予定だが、駐車場にある簡易地図では全く参考にならない。これはGoogle マップがすごくわかりやすい。松林の中に延びる道がくっきりと現れているので、事前に調べておくと良い。

砂丘入口
砂丘入口

駐車場入り口の北東側の車止めの先に続く道に入る。稀にだが登山では馴染みのピンクテープも付けられている。
ところどころ雑草に覆われた場所もあるが、概ね踏み固められた砂地で歩きやすい。何箇所かの分岐ではスマホのGPSで方向を確認しながら取る道を決める。

遊歩道
遊歩道〜稀にピンクテープが出てくる

10分ほどで砂丘の縁に出ると砂丘の西側を一望する。
5mほどの砂の壁を上がると、疎らな草地になっていて砂丘全体を一望できる。白っぽい建物に向かって進むと、保護柵が現れる。修学旅行だろうか、高校生らしい集団とすれ違う。この保護柵は松を育成しているようだ。

保護柵
保護柵〜修学旅行かな?

県道319号線に出て、途中何箇所かの砂丘入口を見送り、鳥取砂丘観光リフトを潜ると、ほどなく鳥取砂丘ビジターセンターに着く。

砂丘入口
砂丘入口が何箇所かある

12時5分 鳥取砂丘ビジターセンター着

ビジターセンター
ビジターセンター

鳥取砂丘の地図や観光案内のパンフレットなどがある。私は砂丘の簡易地図を貰いました。

ビジターセンターから砂丘へ

12時10分 鳥取砂丘ビジターセンター発

少し戻って標石のある砂丘入口の階段を上がり、大きな展望図を見て砂丘に入る。
前方に見えるのが第二砂丘列で、いわゆる鳥取砂丘のメインの砂丘になる。左の少し先にラクダ乗り場がある。
地図に沿って風紋→馬の背→風紋→歌碑と縦断する予定だ。

鳥取砂丘
鳥取砂丘
ラクダ
ラクダ

右の灌木近くのK-15から第二砂丘列右端の少しこん盛りとした場所に向かって進む。

杭
第二砂丘列
第二砂丘列

ちょうどこん盛りに上る途中のJ-15あたりで風紋ができていた。一面足跡がつけられているが、なんとかクリアな部分を探して撮影する。

東側風紋
風紋

ここから馬の背に向かって第二砂丘列をゆるやかに登る。

第二砂丘列
第二砂丘列
馬の背
馬の背直下

呆気なく馬の背に立つ。案外平坦な場所が広がり、見晴しもいい。左に一面の砂丘、右に海士島(あもうじま)が浮かぶ日本海が広がる。

馬の背上
馬の背上〜意外に広々とした平坦
馬の背南側〜広がる砂丘
馬の背南側〜広がる砂丘
馬の背北側〜日本海
馬の背北側〜日本海

それだけでは面白くもないので、いったん馬の背から入り口方面に降りて、急な登りを体験してみた。キツイのは確かだが、まあ短いこともあり大した事はないかな。。。

馬の背登り
馬の背に登り返してみた

馬の背からは西側の風紋に向かう。左下に水の涸れたオアシスを見ながら、ゆるやかに下りT-6を過ぎる。あまり風はなく、そのためか風紋も薄い気がする。

水が涸れたオアシス
水が涸れたオアシス
西側風紋
西側風紋

一里松へ

T-3の柱は何だろう。太陽光パネルが付いているので、何らかの観測機のような気がするが。。。後日ネットで調べると風向風速計だった。
I-4からピークを越えJ-2,J-1とたどり、林のすぐ右を越え保護柵を抜けると、一里松や有島武郎の碑などが見えてくる。

一里松
一里松

13時12分 一里松、有島武郎の碑着

少し離れて休憩所と駐車場がある。

有島武郎歌碑
有島武郎歌碑

車道沿いの自転車専用道路を戻り、途中から第3駐車場奥から砂丘に入る。すぐに右に見えてきた合せヶ谷スリバチを横切り、ピンクテープから灌木に入り、行き当たった砂丘の壁に沿って進み駐車場に戻る。

合せヶ谷スリバチ
合せヶ谷スリバチ

13時26分 市営浜坂駐車場着

市営浜坂駐車場
市営浜坂駐車場

この時間でもガラガラで、停まっている車も観光客ではなさそうだ。
この後、ホテルのチェックインまで時間があったので、砂丘センター 見晴らしの丘に行ってみることにした。

13時40分 市営浜坂駐車場発

砂丘センター 見晴らしの丘

13時45分 砂丘センター 見晴らしの丘着

砂丘から遠いが、意外と多くの人で賑わっていた。ここから砂丘入口までリフトが運行しているが、乗っている人はほとんど居ないようだった。砂丘に行くだけなら歩いてもいいしね。。。
眺望テラスから砂丘を一望できるが、手前の林がちょっと煩い。

見晴らしの丘
見晴らしの丘眺望テラスから見た鳥取砂丘

プチ情報

利用した駐車場

市営浜坂駐車場(無料) 60台。トイレあり。

その他の駐車場

・鳥取砂丘駐車場(有料) 200台。鳥取砂丘ビジターセンター前。
・砂丘センター 見晴らしの丘(無料) 200台。晴らしの丘内にトイレ、土産店、眺望テラス。リフト乗り場。
・鳥取市営無料駐車場(無料) 250台。晴らしの丘内にトイレ、土産店、眺望テラス。リフト乗り場。
・砂丘会館(無料) 150台。土産店、レストラン、休憩所。
・らくだや(無料) 70台。土産店、ラクダ体験。
・サンコスモス(無料) 70台。土産店。
・砂丘フレンド(無料) 90台。土産店、レストラン。

風紋

風速3m以上になると砂粒が移動を始め、規則的な波状の起伏を作ること。

有島武郎歌碑

「浜坂の遠き砂丘の中にして さびしき我を見出でけるかも」の歌で鳥取砂丘は一躍有名になった。すぐ近くの休憩所にトイレや自販機がある。

靴の選択

踝丈の靴がお薦め。私はトレッキングシューズで回ったが、砂が入ることもなく快適だった。

感想

平日にもかかわらず、多くの観光客で賑わっていた。この日は暑くもなく寒くもなく、風も砂丘下ではほとんどなく、馬の背上でもそれほど強くなくちょうど良かった。
一番心配だった駐車場からビジターセンターまでは、入口を入ってしまえば道は明確で、分岐で方向を間違えなければ問題なかった。
砂丘内はビジターセンターで貰ったコース図に沿って回ろうと思ったが、これが案外難しい。確かにあちこちに場所を記す杭が立てられているものの、遠目にはそれが目指す杭なのか、何番の杭なのかもわからない。あまり目標を定めて歩くことでもないのかも知れない。

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