テレビ買い替えの紆余曲折

最近テレビをREGZA 42Z2からREGZA 48X8900Lに買い替えた。
2011年購入の42Z2だが、このところいろいろと不具合が目立ってきた。画面中央の何本もの汚れのような薄い太い筋や左右両端のハッキリと見える茶色い滲み。また、電源オフから概ね24時間以上過ぎてオンにすると、液晶表示が乱れてまともな画像になるのに数分掛かるようになった。
いずれも、普通に見るにはあまり問題ないのだが、13年を過ぎてそろそろ寿命と考え買い替えを決めた。

REGZA 42Z2
42Z2

ちなみに、今までの42Z2はスペック的になかなかのもので、フルHDであることとネット動画が貧弱な点を除けば、現在でもなかなかのレベルだと思う。IPS方式の倍速LEDパネルは、キレイな画像で視野角も広く、ほとんど真横からでもクリアに見える。

Amazonで探す

まずはブラックフライデー真っ最中のAmazonで探り、全般に評判とコスパの良さそうなREGZAの48X8900L43Z570L50Z570Lを候補に挙げた。

REGZA 48X8900L
48X8900L
REGZA 43Z570L
43Z570L

43Z570Lは7万円台、50Z570Lは9万円台とコスパ最高だが、横から見ると画面が白っぽく見えるらしい。東芝は現在液晶方式が非公開なので真偽は不明だが、視野角が弱点のVA方式のためだと思われる。
一方、48X8900Lは有機ELで視野角はまったく問題なく、全体の性能的にも上だが、価格が13万円に迫る。

家電量販店で液晶画面をチェック

画面が白っぽく見えるのはどの程度なのか、2箇所の家電量販店で実際に見てみることにした。
43Z570L50Z570Lを確認すると、正面からはさすがにキレイな画面だが、ちょっと横にずれただけで色が抜けるように白っぽくなる。他社もわずかな差はあるものの、白っぽくなるのは同様。一方、有機ELはほとんど真横からでもキレイに見える。気持ちが揺らぐ。。。

視野角へのこだわり

視野角にこだわるのは、普段の視聴位置が正面40%、右30度40%、左45度20%であり、42Z2はいずれもキレイに見られるため、このレベルを落としたくないため。

layout
視聴位置関係図

そうなると選択肢は48X8900Lになるのだが。。。

43インチか、50インチか、有機ELか

家電量販店での確認を踏まえてどれにするか、なかなかに悩ましいところ。。。
コスパ重視なら43Z570L、画質重視なら48X8900L。なのに気持ちは大きく50Z570Lに傾く。っと言うのも、50Z570Lには43Z570L48X8900Lにはない「設置・回収サービス」が付いている。43Z570L48X8900Lの「回収」は配送完了後リサイクル回収業者に電話で回収を依頼することになり、「設置」は個人でやることになる。
16kgの42Z2をテレビ台から降ろし、10kgの43Z570Lはなんとかなるとして、20kgの48X8900Lを設置するのは、1人ではなかなか厳しい。となれば、「設置・回収サービス」が付いている50Z570Lが俄然クローズアップされる。

実際に購入したのは48X8900L

再度視野角の確認のため、13年前に42Z2を購入したヤマダ電機 テックらんど沼津店に出向いた。
液晶の写り具合を確認しながら見てまわっていると、そこに店頭展示品の48X8900L(2年落)が格安(133,000円)で売られていた。これにリサイクル料と運搬料で5,470円が追加され、合計138,470円。Amazonのブラックフライデーより1万円ほど高いが、ここは悩みどころ。。。
念入りにチェックしてみても、キズや汚れはない。画面もキレイだ。無料4年の保証も付いている。思わずポチッと・・・ではなく、店員に買いますと告げていた。
10日に配送・設置の予約をする。

設置には作業員2人掛かりだった。やはり20kgは1人では無理ってことか!?
サクサクッと設定を完了し、残金を支払ってすべて完了。

REGZA 48X8900L setting

テレビの種類別寿命

有機ELは液晶より寿命が短いらしく、ちょっと気になり調べてみた。

7〜8年持ってくれればいいが。。。

購入後記

やはり画像のキレイさ4K有機ELだけある。42Z2のキレイさとはちょっと違う緻密さがある。ベゼルの細さもスッキリとしていい感じだ。
ところで、1つなるほどと思う機能があったので紹介する。
ふとパネルの表示が左右で違うことに気が付いた。左右で表示しない黒い部分の幅が違うのだ。なんだこれは不良品かと思っていたら、しばらくして幅の違いが左右で変わっていた。
そう言えば「取扱説明書」に「有機ELパネルの焼き付きについて」の項目に焼き付き防止策が書かれているのを思い出した。あらためて確認すると、その中の1つに「画面を保護するため、一定時間ごとに、自動的に画像の位置をわずかにうごかす場合があります。」とある。なるほどこれのことだったんだなと納得した。

それにしてもなぜVA方式が多いのだろうか!?IPS方式の製造コストがかかるのは分るが、リビング用であれば視野角にはこだわらないってことか。。。

2年間の展示品による有機ELの寿命への影響はちょっと気になるものの、とにもかくにも画面のキレイさを含め、トータルの性能の高さに48X8900Lを選択して大満足している。


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