爪木崎の水仙を見て回っただけではまったく歩き足りないので、あらためて駐車場をスタート&ゴールに須崎遊歩道とグリーンエリアを歩くことにした。

日付:2025年2月4日(火)
場所:下田市須崎
天気:晴れ
距離:約8km
所要時間:約2時間20分
爪木崎自然公園無料駐車場から爪木崎花園入口
県道116号線に出てゆるやかに下って行く。割と有料駐車場に向かう車が通るので、注意が必要だ。
600mほどで金目鯛のゴミ箱のすぐ先を右に入る。入口に花園温室遊歩道の看板がある。
階段を降りると、分りやすい地図が付いた須崎遊歩道の道標があり、確認して先に進む。

爪木崎花園入口から細間の段
須崎遊歩道の道標に従って、須崎海岸バス停・細間の段方面に向かう。
左からの遊歩道(須崎遊歩道ではないのか?)に合流し、海岸沿いに岬の突端まで延びている遊歩道をたどる。切石が敷かれ歩きやすい。

潮風に吹かれて遊歩道を歩いていると、左の岬の突端に爪木崎灯台が見えてきた。目を凝らすと観光客の姿も見える。

岬の突端に差し掛かると、沖合に利島や鵜渡根島、新島が浮かぶ。
ベンチのある休憩所を通過すると、山道に変わり海岸線から離れ、しばらく林の中をたどる。

再び海岸線に出ると、間もなくベンチの置かれた岩場を通過する。
ゆるやかな登りから分岐に出て左に下れば、ベンチのある岩場である細間の段に降り立つ。
細間の段
江戸城の石垣を築くため太田道灌が石材を切り出させた跡だそうだ。
ここで昼食を取る予定でいたが、海に突出した岩場のためかかなりの強風で断念した。

細間の段から須崎港
ちょっと急な土留めの階段から潅木の中の登りが続き、丁字路を左折してピークを越えると、次第に海岸へと下って行く。
開けた海岸沿いに降り立ち、海辺の岩場をたどり堤防を越え須崎港に着く。正確には小白浜か。

須崎港から昭和天皇歌碑
湾沿いの道を進み右の2本目の道に入る。入口に軽自動車以外通行禁止の看板がある。
集落内のなかなかの急坂を、時々息を整えながら登って行く。

集落を抜け三差路を右折すると、やや荒れた山道を下るようになる。ゴロゴロした浮き石や枯れ枝が散乱して歩き難い。

15分ほどで小さなコンクリートの板橋を渡ると、ほどなく往路の須崎遊歩道に合流する。
帰路は花園温室遊歩道に入らずそのまま進み、爪木崎の遊歩道に出る。満開の水仙が迎えてくれた。

爪木崎駐車場管理組合の前を右に入ると、すぐに広々とした芝生の広場で、電子基準点「下田A」が立つ。 「下田A」ってことは、「下田B」や「下田C」・・・もあるのか!?写真を撮りそのまま先に進むと、昭和天皇歌碑に着く。

昭和天皇歌碑で昼食
昭和天皇歌碑の背後のベンチで昼食を取る。ちょっとだけ風が遮られ、煽られることもなく展望を楽しめた。
大島や利島や鵜渡根島、新島、爪木崎灯台、爪木崎池ノ段ビーチなどを一望する。


昭和天皇歌碑から爪木崎自然公園無料駐車場
北側の階段を下り、しばらくは海岸沿いをたどる。
広々とした芝生広場を横切り、途中で右のタカンバへの道に入る。特に案内板などはないが、踏み跡をたどり岩壁の突端から海に突き出た岩場を見る。これがタカンバだろうか!?
見下ろす岩場の突端では釣りをしている人が見える。帰宅後知ったのだが、釣り場として有名なようだ。


元の道に戻り潅木の中を進み、行き当たった舗装路を右に下る。
道なりに海岸沿いをたどると、ほどなく九十浜海水浴場に出る。

左の長い階段を息を切らしながら登り切り、右にわずかで駐車場入口に着く。

感想
軽い気持ちで歩き始めたが、これが思いの外歩き応えのある遊歩道だった。
この日は終始風が強くノンビリ景色を楽しむことはできなかったが、それでも昼食を取った昭和天皇歌碑の背後は何とか風をしのげ、洋上の景色を楽しめた。
細間の段まではあまり起伏はなく、海岸沿いも林の中も歩きやすい。
細間の段からは土留めの階段の登り降りを交え、ちょっぴりハードになる。
須崎港からは集落内の急坂から荒れ気味の山道と続き、なかなかハードで足に堪える。
グリーンエリアは全体に歩きやすい。見どころはタカンバくらいで、あとは途中での岩場や洋上の景色を楽しみながらのウォーキングがメインになるのだろう。
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