せせらぎ街道でスノードライブ

今回のルートも2019年の「新プリウスの慣らしとインプレッション〜飛騨高山ドライブ」と同じように、行きは長泉沼津ICから新東名高速道路、東海環状自動車道(美濃加茂SAで朝食)、東海北陸自動車道の郡上八幡ICで降りる。
せせらぎ街道と県道90号線(急遽追加)でスノードライブを楽しみ宿泊先の高山市に入る。
帰路は再びせせらぎ街道を走るか、国道158号線で松本に出るかで大分迷った。結局は後者を選び、国道158号線のスノードライブを楽しみ、松本ICから長野自動車道、中央自動車道、東富士五湖道路と乗り継いで帰宅した。

スノードライブルート

せせらぎ街道は郡上八幡から西ウレ峠を越えて高山市清見町までの約64kmの道路の愛称で、国道256号線・国道472号線・国道257号線・県道73号線でつなぐ区間になる。春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通してドライブを楽しめる。途中には道の駅明宝(磨墨の里公園)(するすみのさとこうえん)や道の駅パスカル清見がある。
一方、急遽追加した県道90号線(古川清見線)は清見町と飛騨古川を結ぶ、約17kmの道路。途中には猪臥山トンネル(約4.5km)や道の駅飛騨古川いぶしがあるが、観光とは無縁かも知れない。

雪の状況

高速道路上はまったく雪の心配はない。
スノードライブルートの積雪量は十分な量だが、除雪が行き届きところどころ路面が見えていたりする。
また、春先になると一度解けて凍り付てガタガタになるが、まだ降り積もったばかりの圧雪で快適に走れた。
帰路の12日は朝から雪が降り続けたが、細かい雪で、車道ではすぐに解けてしまう程度。

1月11日(月)

郡上八幡ICで降りる(9:25)

除雪の行き届いた郡上市内を抜け、国道472号線に入ってもタイヤのラインは路面が出て、スノードライブとはほど遠い。
道の駅明宝手前からやっと全面雪になり、待ちに待った雪道走行になった。前方の重機を搭載したトラックでやや詰り気味だったので、予定外の道の駅明宝で休憩する。

道の駅明宝で休憩(9:50〜9:55)

道の駅を出てしばらくはマイペースで走行していたが、10分ほどで前走車に追い付いた。2台先の車が路肩に停車し追い越させてくれた。

気持ち良くマイペース走行

前走車に合わせてしばらく走ると、再びさらに前の車に追い付き4台5台と車列になるが、全車右折しめいほうスキー場に向かった。

前車はめいほうスキー場への道に入る

坂本トンネルを抜けると除雪で車線幅が狭くなったカーブが連続する。幸い対向車がなかったが、結構気を使う。前走の車に続いて道の駅に入る。

道の駅パスカル清見で休憩(10:20〜10:25)

道の駅パスカル清見で一休み

再び前走車がなくなり、マイペース走行。直線は60km前後、カーブは40km前後だろうか。雪道になれてきた頃なので、逆に気を引き締め、スピードはやや控えめ、ハンドルやブレーキ操作は早めにゆっくりを心掛ける。車線幅が狭い場所では、大型車とのすれ違いはちょっと緊張する。めったに対向車はないのだが。。。
立ち並んでいた電柱がなくなると、冬景色の中の気持ち良いドライブが続く。

西ウレ峠で雪景色(10:40〜10:55)

ここがせせらぎ街道の最高地点になる。外に出て雪景色を楽しむ。

西ウレ峠に到着

ここからは下り一辺倒で小さなカーブが連続するので、さらにスピードに注意しながら走る。

西ウレ峠からは下りカーブの連続

下るほどに大きなカーブが連続するようになり、スピードが乗りやすくなる。このコーナリングが、とても気持ちいい。ただ真っ直ぐ走っているのに比べ、雪道を上手に走っている気分にさせてくれるのだ。と言っても、調子に乗ってはいけない。

ドライブレコーダーの動画取り込み(11:10〜11:25)

大倉トンネルを出たところで路肩の広い場所に停め、ドライブレコーダーの動画をMacBook Airに取り込む。

ここから10kmほどでせせらぎ街道の終点の国道158号線に行き当たる。
このまま高山市内に入る予定だったが、12時前なので急遽県道90号線を走ることにした。

道の駅飛騨古川いぶしで休憩(12:05〜12:15)

県道90号線、国道472号線を走り高山市内に入る。

買い出しと古い街並み散策(13:10〜15:00)

買い出し先のスーパーに駐車し、古い街並みを散策する。
中橋から上三之町を歩いてみたが、3連休の最終日とは言え、観光客がいない!人影がほとんどない!!土産店の中に入っているかといえば、それもない。閉めているところもある。こんな古い街並みは初めて。すれ違うのもやっとの賑わいは何処に行ったんだろう!?

観光客のいない古い街並み
観光客のいない古い街並み

スーパーで買い物をしてホテルに向かう。

1月12日(火)

朝から粉雪が降っている。ただ路面に積もるほどではないようだ。

古い街並み散策(8:00〜9:00)

雪降る古い街並みが見たくて、朝食後徒歩で向かった。片道20分ほどで、朝の散歩にちょうど良い。
平日とは言え、雪かきの住民以外観光客はいない。道路に雪が積もった上三之町を歩いてみた。中橋の欄干にも雪が積もりいい感じだ。観

中橋
中橋
雪降る古い街並み
雪降る古い街並み

宿泊ホテルを出発(9:10)

雪が降り続く国道158号線を走り松本に向かう。平湯トンネルまではひたすら登りが続く。後半の急傾斜は流石のスタッドレスタイヤでも、路面にパワーが伝わっていない感じで、アクセルを踏み込んでもスピードが思ったように上がらない。ヘアピンカーブも何箇所かあり、振られないように気を使う。
快適な安房トンネルを抜けると、ちょっと狭く気を使うトンネルが連続する。各トンネル出口の路面の変化に注意する。
中の湯と沢渡の中間あたりで「ソナーの汚れを除去してください」とディスプレイにメッセージが出たため確認すると、ミリ波レーダーが装着されているトヨタエンブレムに雪が付着したためだった。雪を取り除いて回復。

ソナー汚れ
ソナー汚れ
雪まみれのトヨタエンブレム
雪まみれのトヨタエンブレム

雪降る松本市内で給油し、松本ICから長野道に乗る。

松本ICで長野自動車道に乗る(12:40)

これで雪の影響はないだろうと思ったのは大間違いだった。長野道・中央道と乗り継いでも雪は降り続き、止む気配がない。そして中央道に入ってしばらくすると、レーダークルーズコントロール(DRCC)の追従機能が効かなくなり、前車との車間距離がドンドン近付いてしまい、DRCCをオフにせざるを得なくなった。そしてディスプレイに見たことのないエラーが3つほど切り替わって表示され始めた。

レーダー汚れ
レーダー汚れ
プリクラッシュセーフティ使用不可
プリクラッシュセーフティ使用不可
前方カメラ一時使用不可
前方カメラ一時使用不可

またまたミリ波レーダーに雪が付着したためで、自分でアクセル操作をすれば走行には支障はないものの、あまり気持ちの良いものではない。取り除くため3度もSA/PAに入ることになった。
雪は大月JCTから東富士五湖道路に入る頃には、ほとんど止んだようだ。

自宅駐車場到着(16:30)

霧雨が降っていた

走行データ

寒さ+雪での燃費は最悪だった。
2019年6月の「新プリウスの慣らしとインプレッション〜飛騨高山ドライブ」と比べてみた。
ちなみに、高速道は前回慣らしで85km前後、今回90km前後、一般道はともに60km前後(メーター読み)で走行。

  走行距離 全燃費 高速道燃費 一般道燃費 タイヤ エアコン
今回(1月) 733.7km 25.6km/l 26km/l 25km/l ブリザック VRX2 暖房23℃
前回(6月) 663.2km 32.1km/l 34km/l 29km/l 純正タイヤ 不使用
燃費比較

高速道でこれほど燃費が悪化するとは思ってもいなかった。暖房使用がこれほど影響するとは。。。悪くても28km/l前後はいくと思っていたので、この結果にはちょっとショック!!本当に暖房使用の影響だけなんだろうか?スタッドレス+暖房?
一般道はこんなものだろうと思う。さすがのブリザックでも雪道の登りではタイヤが滑っている感があり、アクセルを踏んでも思ったように車速が上がらなかった。

感想

北陸の豪雪による車の立ち往生のニュースを見て不安もあったが、郡上市も高山市もそれほどではなく、走行に問題はなかった。
せせらぎ街道での雪道走行は3度目だが、毎回心ワクワク、ドキドキで楽しい。無理な運転さえしなければ、除雪が行き届いて安全だ。
12日の降雪は、特に高速ではミリ波レーダー(トヨタエンブレム)に雪が付着し、エラーメッセージ出まくり!!3度もSA/PAに入ることに。。。降る雪の水分が多いこと、解けそうで解けない気温だったことで雪が付着したようだ。あらためて高速でのDRCCの有難みを知ることになった。雪国の人たちってどんな対処しているんだろう?トヨタセーフティセンスをオフにしているのだろうか?他のメーカーも同様なのだろうか?ほかの機能はどうでもいいけど、DRCCだけは必要不可欠なんだよね。

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