1997年に安房峠道路(安房トンネル、湯ノ平トンネル)が開通してからは、まったく通ることのなかった旧国道158号線を何十年ぶりかで走ってみた。
写真はPro HERO9 Blackで撮った動画からの切り出しなので、やや荒くなってます。
走行日:2025年6月6日(金)晴れ
走行区間:平湯温泉街入口〜国道158号線合流地点(旧国道158号線) 約14.7km
撮影機材:GoPro HERO9 Black+TELESIN CPL(偏光フィルター)
編集ソフト:Garmin VIRB Edit(トラックと走行情報追加)
:iMovie(テロップ追加と最終仕上げ)
平湯温泉街入口からスタート
平湯ICをスタートにしたかったが、交通量が多く、この平湯温泉街の入口をスタート地点にした。

電光掲示板に「安房峠(旧道)通行可能」と表示されている最初のゲートを抜け、瑞々しい新緑の中をユッタリと走る。車線は2車線分あり、対向車があってもすれ違いは容易だ。


3連続でヘアピンカーブを抜けると、小さなカーブが連続し、いわゆるクネクネ道が続く。

ところどころで樹間に北アルプスの山並を見ながら、新緑の中を走るのは気持ちが良い。
安房峠
前方に鉄塔が見えると、間もなく旧国道158号線の最高地点の安房峠で、前方に穂高連峰が見える。動画を撮っていなければ、安房峠茶屋跡でノンビリと景色を楽しみたかった。

ここからは長野県に入り、ひたすら下りが続く。少し車線幅が狭くなるので、スピードの出過ぎに注意が必要だ。
大渋滞の記憶
少し下ったコンクリート壁が右に変わったところで、40年ほど前に大渋滞に嵌まった記憶が甦った。
大型車がすれ違いに手間取ったらしく、30分以上まったく動かなかった。

さらに下ると野生の猿が数匹たむろしている。真ん中に跳び出すな!!と思いつつ、慎重に通過する。

九十九折りからゴールの国道158号線合流地点
林道安曇奈川線との分岐のカーブは九十九折りの始まりで、11号カーブの標識がある。

10号カーブとの中間点で焼岳新中の湯登山口を通過し、ひたすら九十九折りを下って行く。

8号カーブから見えたのは霞沢岳だ。

中の湯温泉旅館は7号カーブの手前、まだまだ九十九折りが続く。
樹間に国道158号線が見えゲートを過ぎると、国道158号線と合流する。

RAV4 Adventureで走る ー 旧国道158号線(安房峠越え) ー ムービー
プチ情報
- 岐阜県側、長野県側ともに麓は北アルプス山麓の観光地で、1997年に安房峠道路(安房トンネル、湯ノ平トンネル)が開通するまでは、行楽シーズンにはこの長く狭隘な道路に車が集中し、特に大型車のすれ違い困難で大渋滞が頻発していた。
- 最高地点の安房峠の標高は1,790mになる。かつて安房峠茶屋があったが、現在は更地になっている。
- 例年11月中旬~5月中旬は冬期通行止になる。
感想
大渋滞の印象だけがあり、もっと狭い道路を想像していたが、岐阜県側は概ね2車線ほどの幅があり走りやすかった。安房峠を越え長野県側に入ると、下り一辺倒で1.5車線ほどの場所もあり、スピードが出やすいので走行には注意が必要だ。
この季節ならではの新緑の中のドライブは気持ち良かった。この日は平日と言うこともあり、通行車両はバイクも含めて数えるほど。自分のペースで走ることができた。
部分的にではあるが北アルプスも見られた。
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