テント フライシートのべたべた修復

いつ購入したのか思い出せないが、初テント泊が2005年なので、多分その年だと思う。かれこれ16年目ということになる。途中で〜これもいつかは忘れた〜フライシートのシーリングテープを一部貼り直した以外、使用後の汚れ落としと乾燥、年に1度の防水処理をする程度のメンテナンスをしていただけで、使用上問題になるような不具合はまったくなかった。
ところが、今年(2021年)2年ぶりにテント泊で設営するときのこと。思わぬトラブルが。。。
そのトラブルの状況と解決までの道程を書いておこうと思う。

テント      : アライテント エアライズ2
シリコンスプレー : KURE シリコンスプレー
シーリングテープ : 小川キャンパル シーリングテープ
アイロン温度   : 低温(約120℃)
防水スプレー   : LOCTITE 超強力防水スプレー

何が起きたのか

スタッフバッグから取り出そうとすると、抵抗が大きく、何だか張り付いているような感じが。。。何とか引っ張り出したものの、フライシートの裏面がべたべたし、シーリングテープが全体に剥がれていた。

白くなり、完全に剥がれたシーリングテープ

このべたべたで、テント本体にフライシートを掛けたとき貼り付いたようになるため、滑らせての位置合わせができない。引っ張ったり、少しずつずらしたりで、何とか設営はできたものの、理由が分らずテントの寿命なのかと不安になる。
ネットで原因を調べてみると、フライシート内側に施されているポリウレタン(PUコーティング)が加水分解することで起きるようだ。
これはテントの買い替えなのか!?と思ったが、これ以外何も問題がない。
何とか修復出来ないか?ここでもネットを探ってみると、症状によってシリコンスプレーの塗布(軽症)や重曹でポリウレタンを完全に剥がし防水加工する(重症)方法などが出てきた。
さいわい、私の場合は「触ると内側の素材が手に付着するようなことはなく、少しべたべたする」程度(かなり軽症)だったので、シリコンスプレーを試すことにした。

修復の準備

剥がれかけたシーリングテープを剥がす。っと言ってもこれが難物。以前に貼り直したテープは簡単に剥がれたが、元のは粉々状態で剥がすのは無理と判断。
汚れ落としを兼ねて水洗いをしてみた。概ね剥がれ落ちたものの、フライシートの裏面にまとわり付いているものも多々あり。乾燥させた後払い落とそうにも貼り付いていてなかなか落ちない。ブラシでこすってもダメで、最後は諦める。まあ、それほど目立たないし。。。

シリコンスプレー塗布

いよいよシリコンスプレーの塗布に掛かる。
使用するのはKURE シリコンスプレー。

KURE シリコンスプレー

布にスプレーし塗る方法もあるようだが、面倒なので直接フライシートに吹き付けることにした。
テントを立て、フライシートを裏返して掛ける。
まんべんなくシリコンスプレーを吹き付けるもちろん、スタッフバッグの内側にも吹き付けます。

シリコンスプレーを吹き付ける
スタッフバッグにも

スプレーしても表面にあまり変化がなく、塗布されているのか分り難い。シリコンスプレーを残して置いても使い道がないので、思い切って全て使い切ることにした。
結局、全面に3回スプレーすることに。後でやりすぎだと分ったが、後の祭り。1回のスプレーで乾燥させ手触りを確認して、だめなら2回、3回とスプレーした方が良さそうだ。
ベランダで数時間乾燥させた後、触ってみるとべたつきはほとんどなくなっていた。っが、乾燥しているはずなのに、手にわずかながらシリコンが付き、すべすべする。やはりやり過ぎたようだ。

シーリングテープ貼り直し

次は剥がしたシーリングテープを貼り直して防水処理を行う。
準備として、たまたまあった板(60×40cm)にタオルを巻いてアイロン台替わりにする。当て布は使わなかった。
アイロンの電源を入れ暖めておく。私の場合は「低温」で80〜120℃。

前回やったときのことはまったくおぼえていないので、ほとんど初施行状態でちょっとどきどきもの。っが、何も難しいことはなかった。
貼り付ける面にシワがないように慣らし、縫い目が中心に来るようにシーリングテープを置く。この時点でシーリングテープに粘着性はないので、単に置くだけ。
アイロンを3〜5秒押し付ける。決してアイロンを動かさないこと。ほとんど透明になっていればOK。白っぽくなっていたり、空気が入って膨らんでいるところは、アイロンの先端を押し付けて修正する。

シーリングテープを貼る

一気に長くやろうとしないで、アイロンの長さ分ずつこれを繰り返していくのがコツ。こう書くと膨大な時間が掛かりそうだが、エアライズ2で1時間ちょっとだった。
ちょっと面倒なのが、「張り綱」をテント本体から取るためのガイラインホールとベンチレーター周りの処理だろうか。コツなどはないので、トライアル・アンド・エラーでやるしかない。

完成〜なかなかいい感じに仕上がった
ベンチレーター周り

フライシート表面の防水処理

翌日フライシートの表面に防水スプレーを吹き付け、防水処理をすれば完成だ。
使用したのはLOCTITE 超強力防水スプレー。普段からスニーカーやトレッキングシューズに使用していて、十分な防水・防汚を確認していたので流用してみた。

LOCTITE 超強力防水スプレー

今までは年に1度TEMPO パラウエットを塗布していたが、手を抜くわけではないが今回はスプレータイプにした。
TEMPO パラウエットはフッソ系で通気性が保たれるということで使用してきたが、フライシートに通気性は必須ではないこと、やや高額(3000円ほど)なこと、刷毛塗りの手間などを考えると、防水スプレーでいいかなと。。。何と言っても「超強力」なので😅💦

結果と感想、ちょっと反省

出来栄えには大満足!!
シリコンスプレーの吹き付け量はちょっとやり過ぎ感があったが、べたべた感はほぼ解消された。また、一番心配だったシーリングテープの施工は、大満足の結果になり、全体ではかなりの満足!!
乾燥などの時間を除けば、シリコンスプレーの塗布に30分ほど、シーリングテープの施工1時間ちょっと、さらに防水処理に30分と、トータル2時間ちょっとでほぼ修復出来た。「軽症の少しべたべたする」程度ならぜひ試してもらいたい。
くれぐれもシリコンスプレーや防水スプレーの塗布は室内でやらないように。。。私はほとんど人の来ない森林公園の駐車場でやりました。

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