一才桜(旭山)育成記録〜購入から2年目の満開まで〜

一才桜(旭山)購入から満開まで

一才桜(旭山) がやって来た

2019年3月10日、日本花卉ガーデンセンターで「一才桜(旭山 桜 盆栽 つぼみ付き)」1,058円を購入。なっ!なんと送料の方が1,150円と高くて、合計2,208円也。
「樹高30〜40cmほどの小さな木で、毎年4月初旬に樹一面見事な八重の淡紅色の美しい花を咲かせます。部屋に飾ってもなかなかです。」との説明書きあり。

購入後1週間
購入後1週間

3月14日に我が家にに届いた。蕾は小さく、まだまだ開花は先のよう。
買ったままの状態で特に何をするでもなく、日当たりの良いベランダに置き、基本的に一日一回朝水をたっぷり与える。土の乾き方によっては朝晩2回のこともあり。ただし、肥料は与えず。

購入時同梱の管理の手引書

◎鉢の置き場所
日当たりと風通しの良い野外に置く。真夏の直射日光や西日は避け、半日陰にに置く。開花時期のみ観賞用として室内に置いても良い。ほどよい日光に当てることで、花芽の付きが良くなる。
◎水やり
土の表面が乾いたら、水が鉢底から流れ出るまでたっぷり与える。特に開花時の水切れには注意すること。
◎肥料
盆栽用固形肥料を生育期の4月〜10月まで与える。真夏の暑い時期や開花時期は与えない。
◎病害虫対策
極めて丈夫な品種で、風通しが良く、日当たりの良い場所であれば病気にはならない。害虫が付いたら、市販の薬剤を散布する。
◎剪定
新梢は伸ばしっぱなしにして、伸びが止まったら2~3節残して先を詰る。
根元や枝元にやご芽が出たら取り除く。
やご芽・・・根元や根の一部から出る芽のことで、後に勢いの良い枝になる。そのままにしておくと今樹勢が弱くなり、枯れてしまうこともあるので、一般的には早めに取り除く。
◎その他管理の手引書
咲き終わった花や傷んだ葉は摘み取る。これにより新しい花が付きやすく、病気になりにくくなる。
(管理の手引書より引用)

蕾に大きな変化が…

色付き膨らんできた蕾
色付き膨らんできた蕾

3月下旬、やっと蕾の先がピンク色になってきた。待ちに待った開花を目前に、湧き上がるワクワク感が半端ない。

開花、そして満開へ?

開花宣言
開花宣言

4月1日、薄いピンクの八重の花が2〜3輪咲いた。エイプリルフールではない?。他の蕾も間もなく開くだろう。待ちに待った開花が近い。

満開宣言
満開宣言

4月5日、ついに満開になり、観賞のため室内の窓辺に移動。長時間不在にするときはベランダに置き、日光に当てるようにする。そこまでこまめにしなくても、2〜3日ごとに交互に置けば問題はないようだが。。。

ポイント

寒くても暖かくてもとにかく外に置き、十分日差しに当てる。一才桜は水を好むということで、とにかく土が乾いて水切れにならないように心掛ける。
開花後は花柄摘みを念入りにやる。見た目も良くなり、病気の予防にもなる。

花後の手入れ

花後の剪定、施肥

満開から2週間ほどの4月15日、すっかり葉桜になった。花後の柄や枯れたように見える枝を剪定し、花用の醗酵油粕を3粒置肥を施す。ベランダの日当たりの良い場所にある2段のプランター台の最上段に置く。

葉桜
葉桜

ベランダで日当たりの良い場所を試行錯誤

日が高くなり、なかなか直接日光が当たり難くなってきた。ベランダの手摺りあたりが一番良いのだが。。。鉢を掛けるものが要るなア。。。検討してみるか!?
っで、結局はプランター台よりさらに高いエアコンの室外機の上に置く。日当たりはかなり改善された。

葉の色に変化あり

7月下旬、葉の色がやや茶色寄りの緑になってきた。直射日光が当たり過ぎるのだろうか?ちょっと心配になり、ネットで調べてみた。真夏の西日は避け半日影で、とあったため、その通りにして様子を見ることにした。水やりは最低毎日。特に暑い日は朝夕2回。

9月に入るとますます葉が茶色っぽくなり、落ちるものがでてきた。いよいよ拙いのか。。。シッカリ日に当てている。水やりは1日1回。。。どうなんだ?
少し日が長くなり置き場所をエアコン室外機からプランター台に移動する。

10月初旬の状態
10月初旬の状態

10月に入ると葉も数えるほどに。今日の強風に耐えているので、すぐ落ちることはなさそう。新芽がシッカリ付いているので、枯れていることはないだろう。

11月に入りすっかり葉が落ちたものの、全体に新芽が付いて来年春の開化に期待を持たす。

続く暖冬ってどうなんだろう

12月に入っても全然寒くならない。例年なら寒さに馴れない12月はストーブが活躍するはずが、ほとんど出番がない。
年が明けて、2020年1月、2月も同じ。たまに寒い日もあるが、基本暖冬が続く。これで休眠打破に影響はないのか?

植え替え

3月3日、満を持して植え替え実施。事前に必要なものは準備済み。
植え替えの準備や手順は一才桜(旭山)の植え替えとしてアップしているので、ここでは詳細を割愛する。

ポイント

花後すぐにお礼肥えとして、花用の醗酵油粕を3粒施す。その後冬前(11月頃)まで3〜4ヶ月ごとに追肥。また、水1ℓにキャップ1/3に希釈したハイポネックスを2週間ごとに与えた。
水やりは基本通り。春から秋は朝晩2回たっぷり与える。冬は土の乾き方を見ながら、2日に1回程度に減らす。
夏の西日を避けつつ、極力日当たりの良い場所(私はベランダ)に置く。冬も霜が降りない限り外で寒さにさらす。

2020年の開花から満開まで

無事開花!!

3月28日、いつの間にか2輪咲いていた。

2度目の開花
2度目の開花

気象庁の開花宣言の条件は5~6輪だけど、我が家は1輪でも開花宣言なのだ?。
植え替えから少しずつ蕾が色付き、大きくなっていたので、咲いてくれるだろうとは思っていたものの、無事咲いてくれて胸をなで下ろす。植え替えで枯れてないか心配だったんだよね。

そして満開になった

開花から20日ほど経ってやっと満開になった。昨年はわずか4日ほどで満開になり、今ごろにはすっかり葉桜になっていたので、今年は10日以上遅いことになる。1〜2月の暖冬から3月に入って寒い日が続き、気温の変化が少なかったことが影響しているのか!?

2年目の満開
2年目の満開

まだ先端がピンクになったばかりの蕾もあるので、しばらくは楽しめそうだ。

まとめ

1年育ててみて一才桜(旭山)は案外丈夫で、基本的な水やりや施肥、環境を守れば無事に花を咲かせてくれることがわかりました。

水やり:春〜秋は様子を見ながら朝晩2回。
施肥:花後のお礼肥えと3〜4カ月ごとの追肥。
環境:基本野外。春〜秋は日当たりと風通しの良い場所。夏の強烈な日差しと西日を避け半日陰。冬の寒さにさらす。

毎年綺麗な花を付ける一番のコツは、春~夏にたっぷりと日光と水を与えることのようです。
植え替えも思ったより難しくはなかった。
剪定はまだ本格的なことはしていないが、今後も枯れ枝程度に留めるつもり。いよいよ姿が乱れたら、そのときに考えよう。

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